本日は強風で5合目で断念。9合目では47m/sの強風、瞬間で55m/sとのこと。アイゼンは10本以上でお願いします。
天気・気温
山と周辺の状況
昨夜遅くから大山周辺では強風が吹き荒れ、大山寺の登山口付近でも09:00で平均15~20m/s程度の強風が吹き荒れました。これは、スキー場も朝からリフトが止まってしまうぐらいの風です。
今日は5合目でUターンしましたが、9合目まで行った登山者の話では、47m/sの強風、瞬間で55m/sとのことで、体重の軽い人であれば吹き飛ばされてしまうぐらいの強風だったそうです。
これは太平洋上の低気圧から暖かい南風が吹き込んできたためで、明日にかけて下り坂になるので、今日のところはまず収まることはないだろうとの予測です。
今日は気温が高めなので、雪の状態によってはあわよくば山頂までと思いましたが、やはり難しかったようです。
なお、今週末からまた冬の嵐との予報が出ています。大山寺までのアクセスもチェーンをお持ちいただいたほうが無難なようです。
登山道の状況
登山道には雪があります。しっかりとした冬山装備で登山してください。1合目では雪解けで標識が出てきました。3合目でも、階段が見えてきた場所もあります。しかし、まだ雪はタップリあります。
アイゼンは10本爪以上をお持ちください。ちなみに、本日のメンバーは6本爪、8本爪が各1名づつで私が10本爪であったために5合目が限界でした。登ることは6本爪、8本爪でも可能ですが、下山の時に非常に危険です。
まだまだだいせんは冬山装備で登山を計画してください。ただ厳冬期ほどの寒さでないので、服装は調整が出来るよう工夫してください。
先週末から今週初めにかけての降雪により、一昨日の状況では山頂避難小屋に入れないという状態になっています。
今年は雪が多く、今の様子で推移すると、5月のGW辺りはアイゼンがないと無理かもしれません。
登山装備
アイゼンは最低でも10本以上のものをお使いください。今の時期、最近流行のチェーンアイゼンはほとんど役に立ちません。まだまだ6本では危ないと思われます。
またピッケルの使い方を知らない方はストックのほうが便利です。ただしストックが通じるのは5合目までで、6合目より上になると滑落防止の意味でピッケルを使わないと一気に滑り落ちてしまうことも考えられます。5合目以降はピッケルの正しい使い方を習得した方のみが行ける世界です。
服装についても、天候にもよりますが、まだまだ厳冬期の準備で登ってください。
注意点
決して夏に登る程度の知識で気軽に山に入らないでください。経験者と登るようにしてください。基本的な技術が不足していて、それが事故に繋がっているケースっが、ここ何年か続いています。
まだまだ大山は真冬だと考えて、無理をしないようにしてください。
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドなど、「大山レークホテル」(TEL0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
登りながら、楽な登山の方法であるとか、長続きのできる登山の歩き方であるとかをお教えします。
昨年の今頃の様子は?
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大山プロガイド協会周辺の過去の様子
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