4月に入り、ほとんど毎日のように積雪があり、山頂付近も昨夜からの新雪が約50センチ程度積もっていました。
天気・気温
12:00の山頂の天候:ガス後吹雪。気温-6℃。約10m/s。
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
4月に入り、3日に強風が吹き荒れてだいぶ雪が融けたと思ったんですが、ほとんど毎日のように積雪があり、山頂付近も昨夜からの新雪が約50センチ程度積もっていました。
厳冬期ほどの寒さではないにしろ、だいせんはまだまだ冬山状態です。
完全な装備がないと山頂までは無理です。
決して無理をしないようにしましょう。
山頂避難小屋内は、明かり取りの窓が2階の西側しか出てなくて、ほとんど真っ暗な状態です。
ライトをザックの中でもすぐに取り出せるところに入れておくか、小屋に入る前に出しておいたほうがいいと思います。
小屋は2階の出入り口も埋まっていて入れませんでしたが、本日はたまたま岡山から来たという好青年二人がいて、スコップも持っているとのことで、お願いしたら気持ちよく掘ってくれました。
聞けば倉敷の「靴工房 グラート」という職場にお勤めで、登山靴のインソールなども作っているそうです。
今履いている登山靴のインソールを替えるだけで、随分と楽になる場合があります。ぜひ問合せしてみたらいかがでしょう。
出入り口を掘ってもらった上に、小屋の中でおにぎりまでいただきました。大前さん、岩堀さん、ありがとうございました。また大山でお会いしましょう。
登山道の状況
登山道の状態は1合目と2合目は標柱が出てきましたが、スタートの時点からアイゼンが必要です。
昼間に気温が上がったときに融けた雪が夜間冷え込んでアイスバーンとなり、その上に新雪が積もるというパターンが続いています。
一番歩きにくいのは3合目付近で、アイスバーンの上に新雪が10cm程度被っているため、非常に滑りやすくなっています。
5合目と6合目手前までは抜け穴があり、新雪がかぶっているため非常に見にくくなっており要注意です。
6合目避難小屋は3月半ばで一度入れる状態まで積雪が減ったのですが、また新雪で埋まってしまい、屋根部分が少し見える程度。もちろんまだ入れません。
登山装備
6合目から上はアイスバーンで、特に7合目からの直登部分はミックス状態です。10本爪以上のアイゼンがないと下山の時に危険です。
またピッケルの使い方を知らない方はストックのほうが便利です。ただしストックが通じるのは5合目までで、6合目より上になると滑落防止の意味でピッケルを使わないと一気に滑り落ちてしまうことも考えられます。5合目以降はピッケルの正しい使い方を習得した方のみが行ける世界です。
服装についても、天候にもよりますが、まだまだ厳冬期の準備で登ってください。
注意点
今日のように吹雪いていると、登りでのトレースが、下るときにはもう完全に消えているので、特にガスっている時はご注意ください。下山ルートを見失う場合があります。特に8合目から下付近は要注意です。
山頂避難小屋は1階で入り口は完全に埋まっていて、出入りは出来ません。
夏に登る程度の知識で気軽に山に入らないでください。経験者と登るようにしてください。
基本的な技術が不足していて、それが事故に繋がっているケースが、ここ何年か続いています。
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドなど、「大山レークホテル」(TEL0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
登りながら、楽な登山の方法であるとか、長続きのできる登山の歩き方であるとかをお教えします。
昨年の今頃の様子は?
今年は登山道の雪は早く融けてしまい、もう歩くのに支障はありません。2週間ほど早めに推移しています2023.05.02
だんだん蒸し暑さを感じる季節になってきました。そろそろ虫除けスプレーが必要な季節です2023.05.15
米子市内でも30℃を越える夏日となりましたが、大山は気持ちの良い風が吹いていました2023.05.23
大山プロガイド協会周辺の過去の様子
大山プロガイド協会
- 現地連絡先:
- 090-7999-2931
- 電話番号:
- 0859-75-2300
- 連絡先住所:
- 〒689-4424 鳥取県日野郡江府町御机字鏡ヶ成709-1 休暇村 奥大山 内