石鎚山 | 石鎚神社頂上山荘

寒気が入り込み、気温が0℃まで下がりました。木々に霧氷がつき、朝日に照らされて神々しいほどの眩しさになりました。

新緑が山の上に登ってきました。 (2012.05.23 石鎚神社頂上山荘 )
新緑が山の上に登ってきました。 (2012.05.23 石鎚神社頂上山荘 )
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天気・気温

05/11(金) 曇り。昨日の最高気温は17℃、最低気温は5℃。
本日16:00時現在、外気の気温は9℃。小屋の中は、ストーブを焚いているので23℃です。大変暖かいです。
松山市の天気予報
明日
曇一時雨
18℃
12℃
明後日
20℃
10℃
日本気象協会提供 2024年5月7日 0:00発表
高知市の天気予報
明日
22℃
14℃
明後日
23℃
11℃
日本気象協会提供 2024年5月7日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

標高1974mの石鎚神社頂上山荘の今朝は、寒気が入り込み、気温が0℃まで下がりました。風向きは昨夜から、強い北風が吹いたため、山頂付近はこの時期には珍しく、木々に霧氷がつき、天狗岳はまだ春遠く、冬の装いでしたが、枯れ木に真っ白の花が咲いたようになり、午前9時ごろは、朝日に照らされて、神々しいほどの眩しさになりました。
霧氷は今日一日だけの装いです。昼過ぎには気温の上昇と、強い風の影響を受け、パラパラと地面に落ちてしまいました。
石鎚ロープウエイ付近の情報ですが、アケボノツツジの見ごろは終わりを告げており、先週から、 ミツバツツジ ミツバツツジ の花が咲き始め、今が見ごろになっているということです。
土小屋登山道では、登り始めの登山道脇に、かたまって咲いているヒナ スミレ スミレ が、可憐に咲いていました。また、途中、2km付近の石鎚山頂が見え始める登山道脇には、アケボノツツジが大きく華やかに咲いています。見頃です。

登山道の状況

いずれの登山口からの登山道にも雪はありません。歩きやすくなっています。
石鎚山頂に向かう「土小屋ルート」は、第3ルンゼが以前から危険個所として要注意です。昨年の秋に崩れかけていたものが、今年の冬シーズンに雪が降り、その雪が溶けたり、再び凍ったりして、地盤が緩み、崩落が進んでいます。
通行可能ですが、落石の危険があるため、横切る時は、細心の注意を払ってください。
石鎚山頂に向かう「成就社ルート」は崩壊箇所はありません。
どちらの登山口へ行くための自動車道も通行止め箇所はありません。
また、二の鎖元から上の登山道も、残雪は溶けてしまい、ありません。

登山装備

四国地方は、5月中旬から下旬にかけては、快晴のお天気に恵まれる日が多く、快適な登山を楽しめることと思います。
しかし、装備については、冬装備に準じた装備を用意してください。長袖の防寒着や防寒用の手袋、透湿防水の雨具、防水仕様の登山靴、飲料水、非常食、ヘッドランプは必携です。
ストーブなどもあれば、温かい飲食物が摂れるとともに、体力の回復も図れます。

注意点

この時期でも、標高2000m付近では、冬型の気圧配置になると、真冬並みの突風が吹きます。その時は、低体温症にもなりかねません。用心が必要です。

お知らせ

山小屋の作業の話ですが、5月9日から10日にかけて、晴天に恵まれ、営業期間(5月1日~11月3日)に必要な物資をヘリコプターにて、荷揚げすることができました。
今年はご宿泊される方のための敷き布団と毛布を入れ替えする年に当たり、新品の敷き布団を荷揚げすることができました。
8月でも外は10度以下に冷え込む場合もあるため、お客様用の布団は掛け布団と敷き布団に加えて、毛布を2枚、枕も用意しています。
日帰り可能な石鎚山登山でも、「朝のご来光」や、夕刻、瀬戸内海にj落ちる夕日はご宿泊された方のみ、見ることができる景色と言えるでしょう。時間と予算に余裕があれば、ぜひ、ご宿泊されることをお勧めいたします。
山を10倍以上?楽しめるかもしれません。 
食堂で提供する食材も完璧に荷揚げし、準備万端整えていますので、ぜひ、食堂もご利用ください。
お急ぎの方や、また、日帰りのお客様には石鎚名物のアツアツ、『力あめ湯』や、薫り高い、レギュラーホットコーヒーを用意しています。その他、冷たいビールや飲み物も食堂・売店にて取り揃えています。
お土産物も各種取り揃えておりますので、山頂にお越しの際は、頂上山荘にお立ち寄りくださいませ。

昨年の今頃の様子は?

5月1日より営業開始しております2023.05.15

山頂付近ではミツバツツジ、イワカガミ、シコクハタザオ、オオカメノキなどの花が見られます2023.06.07

石鎚神社頂上山荘周辺の過去の様子

  • 9月1日夕方、天狗岳から出た虹

石鎚神社頂上山荘

電話番号:
0897-55-4168
連絡先住所:
愛媛県西条市西田甲797 石鎚神社会館

地図で見る
https://sanso.ishizuchisan.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

愛媛県 / 四国山地西部(石鎚山地)

石鎚山 標高 1,982m

 愛媛・高知県境を東西に連なる石鎚山脈の主峰で、徳島県の剣山とともに四国を代表する山である。西条市と周桑(しゆうそう)郡小松町および上浮穴(かみうけな)郡面河(おもご)村の境界に位置する。  山頂は細長い岩稜で中央部に石鎚神社頂上社のある弥山(みせん)(1974m)、南寄りに西日本最高峰天狗岳が天にそびえる。周囲は目もくらむような断崖絶壁で、安山岩の柱状節理がほぼ垂直に立つ。三角点は弥山北西の標高1921mの地点にある。  石鎚山は見る方向によって山容がさまざまに変化する。南の石鎚スカイラインからは、先端のとがったピラミッド型、西の面河方面からは、ギザギザの岩峰がそそり立ち、東の瓶ガ森付近からは、どっしりとした重厚な姿を見せる。  山頂の岩峰の形が山名の由来とされるが、石之霊(いしづち)(ツは「之」の意、チは霊力をもつ神や物を意味する古代語)という説もある。また、『古事記』には石土毘古命(いわづちひこのみこと)、『日本霊異記』には「石槌」などの名が記され、万葉の歌人山部赤人が「伊豫の高嶺」と詠んでいる。日本七霊山の1つに数えられる石鎚山は、石土毘古命を神とし、古くから御神体山として崇拝されてきた。奈良時代、役小角が開山して蔵王権現を祭ったと伝えられ、以後修験道場として栄え、青年期の空海も修行している。平安期には熊野修験の影響を受け、近世に入って一般庶民の登拝が盛んになり、このころに岩場に鎖がかけられた。明治維新の神仏分離令により石鎚山は権現号を廃止し、神社となった。頂上社、成就社、土小屋遥拝殿、山麓の本社の4社を総称して石鎚神社と呼ぶ。  毎年7月1日~10日までがお山開き大祭で、智仁勇を象徴する3体の御神像が頂上に安置され、各地の信者をはじめ、一般の登山者数万人で賑わう。頂上では、白装束の信者が御神像を体にこすりつけて無病息災を祈願する。  石鎚山の植物は暖帯から亜高山帯まで分布し、土小屋付近のウラジロモミ、山頂付近のシコクシラベなどの純林は見事である。また、ハクサンシャクナゲ、ミヤマダイコンソウなどの貴重な高山植物も見られる。  西条側の登山道を表参道、面河側を裏参道という。西条側にロープウェイ、面河側にスカイラインが開通してからは、西之川下谷と土小屋が新登山口となった。ルート上の岩場には一ノ鎖、二ノ鎖、三ノ鎖などの鎖がかかっており、巻き道もある。表参道はロープウェイ終点から成就社を経て山頂まで3時間30分。土小屋から山頂は2時間。  山頂からは360度のパノラマが展開し、瀬戸内海や太平洋から、はるか九州の阿蘇山、中国山地の大山までも望める。

愛媛県 / 四国山地西部(石鎚山地)

二ノ森 標高 1,929m

 周桑郡小松町と上浮穴郡面河村との境にある山。石鎚山から西に延びて堂ガ森に至る尾根の一峰で、石鎚国定公園に属する。山名は石鎚山に次ぐ県内第2の高峰であることによる。山頂のすぐ西側にある五代ノ別レから南北に支稜が延び、北へ三(みつ)ガ森(もり)、南へ五代ガ森と続く。北側は断層崖の急斜面となっている。  石鎚山山頂からは面河本谷を挟んで、三角錐の堂々たる勇姿が眺められる。また、冬姿にも風格がある。  北側の高瀑渓、南側の面河渓はともに名瀑を擁し、景勝地として名高い。特に面河渓は名実ともに四国を代表する渓谷で、石鎚山の登山口ということもあって、年間を通じて観光客が絶えない。  石鎚山から二ノ森にかけての尾根沿いは、ササ原の中の白骨樹やシラベの純林が美しい。また、西(にし)ノ冠(かんむり)岳北面にはダケカンバの純林が見られ、高瀑渓付近は秋の紅葉が見事である。  堂ガ森から二ノ森を経て石鎚山に至るコースは、松山方面からの登山者に古くから利用されてきた。丹原町保井野あるいは面河村梅ガ市―堂ガ森―二ノ森まで約4時間。石鎚山―二ノ森間は約1時間30分である。

ユーザーの登山記録から