大山 | 大山プロガイド協会

3合目付近では「クロモジ」の花が満開です。6合目付近ではようやく「ヤマヤナギ」の芽が開き始めました。

9合目の様子。雪は消えて、緑に染まって来ました (2012.05.27 大山レークホテル )
9合目の様子。雪は消えて、緑に染まって来ました (2012.05.27 大山レークホテル )
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天気・気温

05/15(火) 12:00の大山寺の天候:小雨。気温14℃。微風。
15:00の山頂の天候:雨。気温10℃。5~6m/s。
鳥取市の天気予報
明日
雨時々曇
20℃
15℃
明後日
曇一時雨
15℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月29日 18:00発表
松江市の天気予報
明日
雨のち曇
19℃
15℃
明後日
曇一時雨
16℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月29日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

昨日の夜から降り始めた雨が朝になっても止まず、予報では午後から雨が上がる予報だったので、雨中の登山となりました。
登り始めは雨具を着て暑いぐらいで、多少濡れたほうが気持ちいいぐらいでしたが、6合目を過ぎて8合目辺りまで登ると、非常に冷たい西風に吹かれ、一気に体感温度も下がってきました。
大山寺周辺ではいろんな花が咲き始めていますが、ここではまだ八重桜が咲いています。
登山口から阿弥陀堂の間では毎年のように「 ヤマブキ ヤマブキ 」がきれいに咲き始めていますが、どうも例年に比べると、花の数が少ないようです。
この2、3日の低温で生育が遅くなっているようですが、3合目付近の新緑がきれいになりつつあります。
3合目付近では「クロモジ」の花が満開です。また6合目付近ではようやく「ヤマヤナギ」の芽が開き始めました。やや遅れ気味か例年通りの開花状況のようです。

今シーズンも学生登山がスタートし、5月末まで平日は中学生が団体で登ることが増えてきます。
年々学生登山が減ってきていますが、やはり自然の中での団体行動、助け合いながら自分の足で一歩つづ登るという登山は、できるだけ続けてほしいと思います。

登山道の状況

山頂避難小屋の裏手に残雪がありますが、登山道にはほとんど雪がなくなり、問題なく登れるようになりました。
大きく崩れた場所、危険箇所はありませんが、階段状になっている丸太が滑りやすくなっていますので、雨の日やあとなど、濡れている場合はお気をつけください。
登山道の倒木はほとんど処理されています。
今年の雪と春になってからの風の被害は登山道に関してはありません。
ただ元谷から治山道路を通って大神山神社に下るルートについては、倒木と大きな岩が道路を塞いでいますので、通れないことはありませんが、注意してご通行ください。

登山装備

今の時期に必要な装備として、しっかりした雨具は必需品です。
山頂の避難小屋は通年使用可能ですが、登山スタートしてから雨が避けられる場所としては6合目の避難小屋と山頂避難小屋だけですので雨の場合などは非常に助かります。
他にあると便利な装備としては、レイングローブ。これも防寒対策になります。
ただ価格が高価なので、購入となるとちょっと考えてしまいますが、DIYセンターなどで売っているネオプレーン製の手袋などが意外に安くて使えます。
スパッツについては異論もありますが、大山の夏道においては個人的にはあまり積雪時以外に使ったことはありません。
まず、いくらゴアテックスでも蒸れるということ。また夏山登山道においては足元が汚れるほどの泥濘地がないということです。
晴れている日でも雑誌のモデルのようにスパッツを付けている登山者がおられますが、使用用途をよく再考してみてはどうでしょう。ないほうが快適に登れますよ。

注意点

昨日の登山者だと思われますが、避難小屋の窓を開放したままでしたので、中に雨が吹き込み、板場が水浸しになっていました。ご注意ください。

お知らせ

登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドなど、「大山レークホテル」(TEL0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
登りながら、楽な登山の方法であるとか、長続きのできる登山の歩き方であるとかをお教えします。

昨年の今頃の様子は?

今年は登山道の雪は早く融けてしまい、もう歩くのに支障はありません。2週間ほど早めに推移しています2023.05.02

だんだん蒸し暑さを感じる季節になってきました。そろそろ虫除けスプレーが必要な季節です2023.05.15

米子市内でも30℃を越える夏日となりましたが、大山は気持ちの良い風が吹いていました2023.05.23

大山プロガイド協会周辺の過去の様子

  • 山頂緊急避難小屋付近の状況
  • 3合目手前付近から積雪があります
  • 山頂台地の残雪
  • フキノトウがようやく顔を出してきました
  • 6合目避難小屋の様子
  • ポールの片付けを行う
  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 少しガスが出ると、大山では、こうなります
  • 山頂碑の様子
  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 6合目より見た日本海
  • 7合目の様子

大山プロガイド協会

現地連絡先:
090-7999-2931
電話番号:
0859-75-2300
連絡先住所:
〒689-4424 鳥取県日野郡江府町御机字鏡ヶ成709-1 休暇村 奥大山 内

地図で見る
http://chugoku-guide.wix.com/chugoku-guide

施設の詳細を見る

関連する山

鳥取県 / 中国山地中部

大山 標高 1,729m

 山陰地方のほぼ中央にそびえ立つ大山(だいせん)は、天平五年(733)に完成したといわれる『出雲風土記』に、火神岳(ほのがみのたけ)の名で登場する。我が国で最も由緒のある山の1つである。  中国地方の最高峰。大山隠岐国立公園の中心にあり、歴史、民俗、自然科学の面でも傑出したものが多く、名実ともに中国山地の王者である。四季を通じて探訪者が絶えないが、日本海に面した独立峰であり、気象条件、地質地形条件が厳しく、特に冬季は「寒気の吹き出し」の影響を、日本で最初に受けるので、標高に似合わず遭難事故が多い。中国地方の他の山々とは全く異質の山であることを銘記されたい。  一方、自然保護運動の先覚地でもある。全国のゴミ持ち帰り運動の発祥の地であり、数々の乱開発を追放した実績を持っている。現在は一木一石運動(登山者の手によって山頂に石を返す行動)が根気よく続けられている。  山体を形成する角閃石安山岩は軟らかくもろい。激しい浸食作用により、登山道の転変が多く、頂上と通称される弥山(みせん)への道は夏道ルートと行者谷ルート以外は閉鎖されて久しい。両ルートは6合目避難小屋の下で合流し、特別天然記念物ダイセンキャラボク純林を縫って頂上碑に達する。東側に三等三角点が、西に頂上小屋と、やや下って石室(いしむろ)と心字(しんじ)池などがある。いずれも往復5時間程度だ。  最高点の剣ヶ峰へは大神山(おおがみやま)神社から元谷(もとだに)小屋、ユートピア避難小屋を経る一般ルート(往復5時間)の他に大休(おおやすみ)峠からと、地獄谷振子(ふりこ)沢からのルートがあるが、一般向ではない。  元谷をベースに、大屏風(おおびようぶ)岩、小屏風(こびようぶ)岩、烏帽子(えぼし)岩、別山などの岩場がある。岩はもろく、登攀には高度の技術が要求される。南面の南壁はすべてガレ壁で、登降は勧められない。支峰の甲(かぶと)ガ山(せん)、船上山(せんじようざん)にはよい岩場があり、地元のクライマーに愛されている。  大山の名をより高めているのは、史跡の豊富さと荒らされていない生物相とにある。  『出雲風土記』には、大山を杭(くい)にし、弓ガ浜を綱にして島根半島を引いてきたと記され、大化改新(645)前後には修験者の大道場でもあった。以来、興亡栄枯を繰り返し、その遺構が全域に残されている。現存する大山寺と大神山神社の門前町が大山寺(だいせんじ)の集落。今は宿泊施設や飲食店、温浴施設などが参道沿いに並んでいる。 平成30年には、大山情報館が大山ナショナルパークセンターとしてリニューアルしたほか、観光案内所や県立大山自然歴史館も再整備され、大山周辺の情報提供の他、シャワールーム、ロッカー、Wi-Fiなど多くの新しい機能が利用できるようになり、大山登山が一層、便利になった。 冬は西日本最大の広さを誇るスキー場が賑わい、スキーやスノーボード、スノーシューなど、ウィンタースポーツのメッカとなている。

鳥取県 岡山県 / 中国山地中部

蒜山 標高 1,202m

岡山県の最北端に位置する蒜山山群は、中国の名峰・大山連峰の東に連なり、鳥取県倉吉市と、岡山県真庭市との境界をなしている。 蒜山は95万年から50万年前に噴出したトロイデ火山である。岡山県側からの山容は穏やかで、広大な扇状地となり、古くは巨大な淡水湖を擁していたという。蒜山高原からは昭和34年(1969)、ステゴドン(東洋象)の臼歯の化石が発見された。またオオサンショウウオやムカシトンボ、ギフチョウなどの珍しい動物や昆虫のほか、ヒルゼンスゲやリュウキンカ、またイヨフウロ、ツクシゼリなどの貴重な動植物の宝庫となっている。  山名の「ひる」は「蛭の住むような広い湿地」を意味し、「ぜん」は大山(だいせん)の「せん」を真似、より威厳を持たせるため濁って読ませたという説もある。また蒜山には、巨人が住んでいたという伝説もあり、中蒜山と下蒜山の間のコルを「ふんぐり乢(たわ)」と呼ぶのは、この巨人が自分のフングリ(睾丸)を引っ掛けたから、ともいう。  蒜山へは、上蒜山の西麓の百合原牧場の柵を越えて山腹に取り付く。途中、皆ガ山の肩越しに大山が見える。8合目の槍(やり)ガ峰は上蒜(かみひる)一の展望台だ。上蒜山まで約3時間。中蒜山、下蒜山まではさらに約3時間。三山縦走は約8時間。

鳥取県 / 中国山地中部

矢筈ヶ山 標高 1,359m

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ユーザーの登山記録から