谷川岳 | 谷川岳登山指導センター

稜線上ではゴゼンタチバナ、ハクサンチドリなど、たくさんの花がきれいに咲いています。川沿い・渡渉のルートは増水に注意

一ノ倉沢テールリッジ取り付きは雪渓崩落に注意。尚、幽ノ沢は雪渓崩壊により遡行困難と情報あり (2012.07.13 谷川岳登山指導センター )
一ノ倉沢テールリッジ取り付きは雪渓崩落に注意。尚、幽ノ沢は雪渓崩壊により遡行困難と情報あり (2012.07.13 谷川岳登山指導センター )
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天気・気温

07/24(火) 曇り、気温19℃(9:00 登山指導センター外)。
みなかみ町の天気予報
明日
曇のち雨
17℃
11℃
明後日
晴一時雨
19℃
9℃
日本気象協会提供 2024年4月29日 18:00発表
前橋市の天気予報
明日
曇のち雨
21℃
13℃
明後日
雨のち晴
21℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月29日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

稜線上では ゴゼンタチバナ ゴゼンタチバナ 、イワシモツケ、 ユキワリソウ ユキワリソウ ハクサンチドリ ハクサンチドリ ミヤマキンポウゲ ミヤマキンポウゲ イワイチョウ イワイチョウ 等花がきれいに咲いています。
一ノ倉沢へ向かう旧道ではトリアシショウマ、 ヤマブキ ヤマブキ ショウマ、ヤマアジサイが開花中です。
ほか、ホソバヒナ ウスユキソウ ウスユキソウ ユキワリソウ ユキワリソウ 、オゼソウ、 ヨツバシオガマ ヨツバシオガマ 、ミ ヤマオダマキ ヤマオダマキ 、ミネ ウスユキソウ ウスユキソウ 、イワギキョウ他、多くの花が咲いています。

毎年、日没での行動不能(遭難)が発生しています(夏山は特に多い)。日帰り予定でも必ずヘッドライトやカッパなど装備をしっかりお持ち下さい。

登山道の状況

西黒尾根の登山道入口で大きな倒木が道を塞いでいましたが、本日・7/24に撤去する予定です。

・旧道、芝倉沢から清水峠の各沢には、所々に雪渓が残っています。雪の状態が悪い場所もあるので融けきるまでは一般向きではありません。白樺避難小屋から蓬峠の間の各沢も同様です。
・一ノ倉沢も例年より雪渓が多く残っていて、まだヒョングリの滝は出ていません。現在、テールリッジへの取付は雪渓から入れますが、日々急速に融けているため、崩壊に注意が必要です。
・幽ノ沢は雪渓崩落が始まり、非常に不安定な状態で遡行が難しくなっています。
・芝倉沢の雪渓も多く残り、中芝新道の下部は雪渓通過に経験を要します。

※川沿いを歩く新道コースや渡渉があるルートは増水に注意して下さい。

登山装備

たくさんの人が訪れるようになったためか、地図などを持たずに道迷いになっているケースも出ています。
充分な装備と計画で山に入りましょう。

尾根に出るとブヨがだいぶうるさいので、虫よけ対策があるといいでしょう。また谷川温泉方面の登山道には山ビルが多く生息しています。忌避剤などで対応してください。

注意点

各登山道の草刈り整備が徐々に始まりました。特に作業後方からの通過は、作業者からは気づきにくく危険なため、声をかけるなどしてください。

これからは気温も高くなる日が多くなりますので、熱中症等の対策を行ってください。
また天気予報を活用して雷雨等にも対応してください。

昨年の今頃の様子は?

ロープウェイは4月17日から24日まで点検運休中。ベースプラザも休業のため駐車場も利用できません2023.04.18

雪が解けはじめ、急な斜面のトラバースが増えてきました。岩場などでは踏み抜きに注意2023.04.25

状況変化に対応できる装備と技術が必要な季節であることを意識して入山してください2023.05.02

残雪と夏道が混在しています。滑落事故も多く発生しているのでアイゼンの着け外しの判断は慎重に2023.05.09

登山指導センターから先の冬季閉鎖は5/19解除。翌日からは一ノ倉沢出合までの電気バスも運行開始予定2023.05.16

例年より早く雪解けが進み歩きやすくなってきました。山頂直下の急斜面には残雪があり滑り止めが必要です2023.05.23

天気予報を確認し、余裕をもった登山計画を2023.05.30

谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子

  • みんなの登山記録 山が好き! さんの投稿から
  • みんなの登山記録 茂やん さんの投稿から
  • 平標山(みんなの登山記録 yamakichiさんの投稿から)
  • 一ノ倉沢(みんなの登山記録 かつさん さんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 ALPS1998さんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 Jimny-Hikerさんの投稿から)
  • ガスも出ていましたが、綺麗な眺望でした(みんなの登山記録 gumigumigumiさんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 SAKIさんの投稿から)
  • オキの耳から南方面(みんなの登山記録 まさ0806さんの投稿から)
  • 谷川岳 山開きの日(みんなの登山記録 あーさんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 SSGさんの投稿から)
  • 谷川岳と一ノ倉岳(みんなの登山記録 サンシマ さんの投稿から)

谷川岳登山指導センター

電話番号:
0278-72-3688
連絡先住所:
〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽

地図で見る
http://tanigawadake.ec-net.jp/index.htm

施設の詳細を見る

関連する山

群馬県 新潟県 / 越後山脈

谷川岳 標高 1,977m

 谷川岳は「耳二ツ」といわれ、沼田市や月夜野町(つきよのまち 現・みなかみ町月夜野)方面から見ると、ちょうどネコの耳のような双耳峰に見えるので、手前をトマの耳、奥の高い方の峰をオキの耳と呼びならわしている。  トマの耳は古くから薬師岳とも呼ばれ、山頂には石造りの薬師瑠璃光如来が祭られていたという。一方、オキの耳には、富士山の浅間菩薩が地元の人たちに福を与えんとして降臨したとの伝説も残り、別名谷川富士と呼ばれる。  元来谷川岳は、谷川本谷の北方にそびえる俎嵓を指していたのだが、陸地測量部が誤って、薬師岳に谷川岳と名称をつけた。ジャーナリズムが遭難の起こるたびに「谷川岳」の文字を使用した結果、今日では1963m峰(トマの耳)が谷川岳ということに定着したという。  昭和6年(1931)9月、上越線が開通した翌月、土樽(つちたる)側の万太郎谷で東京の一青年が疲労凍死し、登山者による遭難第1号となった。  谷川連峰の特異性については、次のような点が考えられる。  登山人口の多い首都圏に近くて交通の便がよく、アプローチが短いので、すぐに山に取り付ける。スポーツ登山や大衆登山の普及と相まって、絶好の登山地となった。  日本列島脊梁地の一部として、この山域の局地気象の複雑さは特異ともいえる。東京と清水峠の気温の差は、夏でも9~10度あり、加えて強風、豪雪、雪崩、濃霧といった悪条件が重なる。  標高は2000m内外であるが、峻険な岩壁を有し、高山性を帯びた山々である。地質も複雑で階層状をなし、多様な岩石が分布し、それが地形や植物分布に大きな影響を与えている。例えば、豪雪との関連もあるが、針葉樹林帯がほとんど見られない。  昭和42年(1967)から、群馬県の谷川岳遭難防止条例により、危険地区への入山の届出制や冬山の一時的登山自粛または禁止など規制が行われている。また、毎年融雪期にあたる3月末から5月中旬にかけては、気温上昇による雪崩の発生が予想されるため、危険地区の登山を禁止している。  昭和13年(1938)7月1日、スポーツ登山としての第1回山開きが行われた。西黒沢からガレ沢(当時の主要コース)をつめて尾根に登り、ザンゲ岩から山頂に出た。以後7月の第1日曜日は「安全登山の日」として、現在も山開きの日になっている。  ロープウェイを利用する天神平コースが所要2時間30分。厳剛新道コースは土合駅から4時間40分。西黒尾根コースは土合駅から4時間30分でそれぞれ山頂へ。

群馬県 新潟県 / 越後山脈

一ノ倉岳 標高 1,974m

 谷川岳トマの耳の北1.8km、1時間の所にあり、東に一ノ倉尾根、北東にカタズミ岩の岩峰をその末端に起こす堅炭尾根(かたずみおね)を派生する。堅炭尾根には中芝新道が開かれている。  一ノ倉岳の東面は、剱岳、穂高岳と並んで、日本三大岩場の1つといわれ、あまりにも有名な存在である。オキの耳から一ノ倉岳に至る上越国境稜線の東側、湯桧曽川に向かって急峻になぎ落ちる沢は一ノ倉沢と呼ばれ、北を一ノ倉尾根、南を東尾根に挟まれた谷には、標高差800mを超す壮大で峻険な岩壁と、悪絶なルンゼが多く、谷川岳を代表する岩場である。  クラは岩壁の意で、この付近で最も大きな岩壁をもつ沢であることからこの名がある。  中でも、二ノ沢流域、滝沢下部と上部のA~Dルンゼ、本谷の第2~6ルンゼ、烏帽子岩、衝立岩(ついたていわ)、コップ状岩壁は、登攀の好対象とされ、現在も多くのクライマーを迎えている。その登攀の歴史は、わが国の近代登山の歴史といってもよく、この岩場の果たした役割は大きい。  頂上までは谷川岳トマの耳から所要1時間。土樽駅から茂倉新道経由5時間30分。蓬峠から縦走して3時間。中芝新道(芝倉沢旧道出合)から3時間。残雪期に芝倉沢から3時間30分。

群馬県 新潟県 / 越後山脈

茂倉岳 標高 1,978m

茂倉岳は谷川連峰のほぼ真ん中に位置する山で、標高は谷川岳に勝る高さを持つが登山者はそれほど多くなく、静かな山旅が味わえる。 山頂付近には立派な避難小屋や近くに水場があるので、利用価値が高い。山頂からは平標山から谷川岳にかけて東西にのびる県境稜線の山々、湯檜曽川を囲む馬蹄形稜線の山々など、すばらしい展望が楽しめる。

ユーザーの登山記録から