今年の紅葉の色付きはとても良いです。下山ルートの砂滑りルートは例年以上に非常に危険です。
天気・気温
山と周辺の状況
本日は二十四節期で言えば「寒露」。冷たい露が草花に宿る時。秋もいよいよ本番となります。菊の花が咲き始め、山の木々の葉は紅葉の準備に入ります。稲刈りなど農作物の収穫もそろそろ終わる時期で、コオロギがそろそろ鳴き終わる頃といわれています。
紅葉はとても良いです。曇っていても、この色づきですから、日が射していればもっと綺麗に見ることができます。
登山道の状況
下宝珠越から中、上宝珠越を経由してユートピアのルートを歩きましたが、特に問題になるような崩壊箇所はありませんでした。
下山ルートの「砂滑りルートは非常に危険です。」
看板まで出しているのに、それでも下山する人がおられます。このルートが比較的になんとか歩けるのは、だいたい6月から8月ごろまでと考えてください。通常の無雪期に常に同じ条件で下れると思わないでください。特に今年は大雪と大雨の影響で、例年以上に荒れています。かえって宝珠尾根を下ったほうが、時間的には早いですし、安全だと思います。足元が悪いこともありますが、上部からの落石もあります。この危険性を把握していない登山者も多く敢えて注意を喚起します。
登山装備
一般的な登山装備、フリースなどの防寒用具、ライト、雨具は必携です。温かい飲み物の入った保温水筒や手袋があると安心です。
注意点
今の時期の装備について注意点ですが、まず服装につい10月に入って山も一気に寒くなり、何を着て行こうか迷うところです。しかしいつも書くように「寒いぐらいでスタート」を考えてください。晴れていれば、半袖で充分です。今日のように曇っていれば長袖でしょう。六合目辺りから稜線に出ますので、寒くなったら上着を羽織ってください。山頂ではフリースまたは防寒の上着が必要です。手袋があれば充分でしょう。さすがに山頂では体感温度が一ケタになってきましたので、テルモスに熱いお茶など入れて持って行けばいいと思います。
「秋の日はつるべ落とし」と言われるように、日が暮れるのが随分と早くなりました。時間的に無理をせず、必ずいざというときのためにライトもお持ちください。
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、「大山レークホテル」(0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。何人かのグループでの登山教室などでご利用ください。登りながら、楽な登山の方法であるとか、長続きの出来る登山の歩き方であるとか教えます。
昨年の今頃の様子は?
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大山プロガイド協会周辺の過去の様子
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