この時期としては暖かく山頂気温0℃ですが体感温度は強風で-10℃。2/4から寒気流入のため積雪増加予想です。
天気・気温
12:00の山頂の天候は、ガス後晴れ、気温0℃、風15~18m/s。
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
昨日に続き春のような天候で、雪解けも一気に進んできました。
天気予報では雨の予報であったため、登山客も少なく、昨日が延べ80人ぐらいで今日は延べで20人程度。静かな山でした。
六合目あたりと山頂付近で気温がさほど違わないのに、寒さが極端に違うのは、やはり風の影響が大きいと思います。
冬の大山は独立峰であるがために大陸からの寒気団の影響をまともに受けてしまいます。常に西風が吹くものだと思っていれば、間違いないと思います。
今日の場合も気温は0℃と、まず今の大山山頂でみれば寒いどころか暖かく感じるはずなんですが、西風が強いために体感温度は-10℃近くになっていました。
2/4あたりから一気に冬型になり、かなりの積雪も予測されます。
現在は道路には積雪はありませんが、朝晩の凍結もありますし、2月中は道路に積雪があると思って準備されたほうがいいと思います。
登山道の状況
大山夏山登山道の本日の状況は、気温が高いため、アイゼンなしでカッティングで登れる程度でしたが、やはり午前中と午後とでは雪質も変わってくるため、その時に応じてアイゼンを履くかどうかを決めたらいいと思います。昔のようにアイゼンを履かずに登るのが美徳だなんて時代ではありません。
登山装備
厳冬期雪山装備必携です。六合目まではストック。六合目以上はピッケル。
装備はその日の気温、雪質などにより装備が大きく変わってきますが、アイゼンは10本以上が必要です。
今日のように暖かいということは、登るときの服装が難しくなってきます。通常の時期の服装であれば、まず汗まみれになります。特に首周りにお気をつけください。ネックゲーターとか着用していると、体が温まったときにその空気を逃がす場所がなくなってしまい、すべて体内に溜まってしまいます。ジップシャツだとファスナーを上下させるだけで、ある程度の調整が可能ですので、使いものになります。
帽子などもお気をつけください。上から落ちてくる雪のかけらもなく、雪も降りそうにない時は、帽子を取ってみてください。
六合目あたりからは、大体において風が強くなりますので、今度は首周りから空気を逃がさないようにネックゲーターなども必要になってきます。
注意点
山頂に避難小屋があり、誰でも休憩が出来るので、小さなテルモスに温かい飲み物とか持てば、少しゆっくり出来ます。余裕があればバーナーとかお持ちいただけば、カップめんとかも作れます。
アイゼンは必ず避難小屋の外ではずしてください。
山頂避難小屋は明り取りの窓が3ヶ所開いているので、比較的に明るいですが、小屋内ではすぐにライトを取り出せるところに入れておいてください。また入り口の前室にスコップを用意していますので、出られる際に少しでも入り口付近の雪かきをお願いします。
いつでも小屋を気持ちよく使えるように、皆様ご協力ください。
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、「大山レークホテル」(電話0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
何人かのグループでの登山教室などでご利用ください。登りながら、楽な登山の方法や、長続きのできる登山の歩き方なども教えます。
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