3月に入り積雪は減ったものの、昨日は吹雪で新雪が積もりました。冬型気圧配置になるとまだまだ冬の厳しい大山です。
天気・気温
12:00の山頂の天候、晴れのち曇り、気温-5℃、風速8~10m/s。
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
冷え込みが厳しい朝でしたが、さすがに3月ともなると厳冬期ほどの痛い寒気でもなく、徐々に気温が上がってきました。
登山道の雪もこの1週間で減ってきましたが、昨日はかなりの吹雪で新雪が約10~20cm程度積もり、アイスバーンの上にパウダースノーという状態でした。
天候も午後から下り坂になり、夜から雪になり、明日から雪が降り続くという予報です。
冬型の気圧配置による西風が、山頂でも徐々に強くなり、体感温度もマイナス10℃ぐらい。まだまだ冬の厳しい大山を感じさせる天候でした。
今日ガイドした方は、鹿児島県の屋久島から来られましたが、今年で3シーズン目でようやく景色が見られるときに登れました。
登山道の状況
大山は厳冬期雪山です。
登山道で注意する箇所は特にありませんが、六合目から上は10本爪以上のアイゼンが必要です。
四合目から六合目手前あたりでは「抜け穴」がたくさんあり、足元をすくわれることになりますのでご注意ください。
六合目からは、いわゆるたくさんの登山者が歩いて「グチャグチャ」状態がそのまま凍りつき、さらに新雪が覆いかぶさっているので、思わぬところで足元を取られる場所がたくさんあります。
登山装備
厳冬期雪山装備必携です。
装備はその日の気温、雪質などにより装備が大きく変わってきますが、五合目以上は10本爪以上のアイゼンが必要です。
注意点
大山は厳冬期雪山です。
●避難小屋
・六合目避難小屋は利用された方は必ず扉を閉めないと、雪が吹き込んで閉まらなくなります。気がついた方が掘ってくれていますが、現在小屋内で積雪約30cm。今年は特に利用される方のマナーが良くないようです。
・山頂避難小屋は1階の出入り口から入れますが、凍り付いていますので、気をつけてください。どうも見たところでは、お湯を流した様子があり、その時はいいんですが、すぐに凍り付いて逆に開かなくなります。
明り取りの窓が2階部分がほとんど開いてますので、比較的に今現在では内部が真っ暗ほどではありません。しかしヘッドライトはすぐに取り出せるところに入れておいてください。
●車道
現在、大山寺までの道路に、積雪はほとんどありません。しかしまだまだ雪が降ります。冬用タイヤとかタイヤチェーンなどは用意しておきましょう。
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、「大山レークホテル」(電話0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
何人かのグループでの登山教室などでご利用ください。登りながら、楽な登山の方法や、長続きのできる登山の歩き方なども教えます。
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大山プロガイド協会周辺の過去の様子
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