寒気は火曜日頃まで継続の予報。まだ冬山の状態で厳しい環境です。七合沢は特に雪崩れに注意が必要です。
天気・気温
13:00の山頂の天候は、くもり後雪、気温-7℃、風速約10m/s。
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
木曜日辺りから寒気団が入り込み冷え込んでいますが、来週の火曜日ぐらいまで続く予報になっています。二十四節期では「啓蟄」も過ぎましたが、大山ではまだまだ冬山状態が続いており、虫が出てくるのももう少し先のようです。
3/9も寒気が居座っていて、午前中は晴れ間が時折出ていましたが、午後2時ごろから山頂では雪が降り始め、その後吹雪となりしまた。
登山道の状況
大山は厳冬期雪山です。
3/8の状況です。五合目から六合目付近までは視界もありましたが、六合目から上に登ると視界が非常に悪くなりました。
登山道は昨日の降雪が10~20cmm程度積もっていました。登山者が多いためにトレースもしっかりと残っています。
特に危険ヶ所はありませんが、六合目から上は冷え込んだときなどは10本以上のアイゼンが必要です。ただ10本爪の軽アイゼンでは歯が立たない場合もありますので、ご注意ください。
3/9の状況です。
今年のだいせん冬山の特徴として、スキーヤー、ボーダーがものすごく増えたことです。3/8は六合目に溢れるほどの人がいて、ほとんどがスキーヤーとボーダーでした。
六合目から上に登ってもガスで沢方向が見えないため、六合目まで下りてきて、六合沢を下る方がほとんどでしたが、「七合沢」で雪崩が発生しています。
夏山登山道の七合目の少し下付近ですが、新雪が切れ落ちている様子がはっきりとわかりました。
また、同じく夏山登山道の標高1500m付近で七合沢の源頭付近からおよそ50mほど下ったところでも雪崩れは発生していました。発生時間は不明ですが、午前11時から11時半ぐらいと推測されます。
厚さ約70㎝程度の表層雪崩と思われ、さほど大きな規模ではなかったようです。
この七合沢は昨年ぐらいから滑るのに人気が出てきた所です。しかし冬の間には必ず1回は雪崩がある場所です。
現在も新雪が残っていて、いつ雪崩れるかわからない状態です。
充分にお気をつけください。
登山装備
厳冬期雪山装備必携です。
装備はその日の気温、雪質などにより装備が大きく変わってきますが、五合目以上は10本爪以上のアイゼンが必要です。
注意点
大山は厳冬期雪山です。
●避難小屋
・六合目避難小屋は利用された方は必ず扉を閉めないと、雪が吹き込んで閉まらなくなります。気がついた方が掘ってくれていますが、現在小屋内で積雪約30cm。今年は特に利用される方のマナーが良くないようです。
・山頂避難小屋は1階の出入り口から入れますが、凍り付いていますので、気をつけてください。どうも見たところでは、お湯を流した様子があり、その時はいいんですが、すぐに凍り付いて逆に開かなくなります。
明り取りの窓が2階部分がほとんど開いてますので、比較的に今現在では内部が真っ暗ほどではありません。しかしヘッドライトはすぐに取り出せるところに入れておいてください。
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、「大山レークホテル」(電話0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
何人かのグループでの登山教室などでご利用ください。登りながら、楽な登山の方法や、長続きのできる登山の歩き方なども教えます。
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