「三寒四温」の天候となり、気温による雪質変化に対応する必要があります。登山はまだ冬山と思って下さい。
天気・気温
12:00の山頂の天候は、晴れ、気温0℃、微風。
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
昨日の春一番で一気に雪が減少・・・と思いきや、それでも平均で約10~20cm程度の減少で留まっています。
登山道の状況
だいせん夏山登山道の最新情報です。
登り始めの南光河原からの登山口はやはり踏み固められて、しかもアイスバーンになっているため、注意が必要です。今日の場合で言えば、一番の難所でした。
気温が高いために雪が徐々に緩んできて、登山道に入るとアイゼンが無くてもカッティングで登れますが、時間帯と場所によってはアイゼンを履いたほうが安全に歩けると思います。
不慣れな方はアイゼンを履いたほうが・・・と書きたかったのですが、そういう方は逆にアイゼンを履いたほうが危ないかも。
すなわちまだまだアイゼン歩行がきっちり出来ない方は、無理をしないように五合目か六合目ぐらいで止めたほうが良いようです。
五合目手前から六合目手前までは今の時期は「抜け穴」が多いので注意してください。特に登りではさほど気がつかないんですが、下りで抜け穴に落ちると前に転んでしまう可能性があります。
厳冬期であれば、天候に注意することが一番なんですが、これからの時期は雪質など状態を見ながら登らないと、外気温によって固まったままか、緩んでくるか大きく変わってきます。
登山装備
まだ冬装備が必要です。
服装で注意する点 今日の場合は天候が落ち着いていたので、春の服装で充分でした。
今日の私の場合は、半袖のTシャツと長袖のジップシャツだけで六合目まで。そこから上はアウターを着ましたが、着なくても行けるぐらいでした。
ただ、今の時期は「三寒四温」の状態が続きますので、天気予報に充分気をつけて、ザックの中にはフリースを1枚ぐらいは入れておいたほうがいいかも。
注意点
今週末の連休にはかなりの登山者が予想されますが、3/21金曜日あたりは冷え込みが予想されます。徐々に日曜日に向けて回復する見込みですが、まだ冬の装備はお持ちください。
決して気軽に夏に登る程度の知識で山に入らないで、それなりの経験者と登るようにしてください。
あまりに基本的な技術が不足していて、それが事故に繋がっていることが、ここ何年か続いています。
無雪期と比べて体力が必要ですし、体力は年々衰えていくものです。
天候の急変はもちろんですが、自分の体力を過信しないでください。もちろん寒さに耐えるだけの力も衰えています。
山では「ベテラン」という言葉は存在しません。
冬山では常に初心者のつもりで登らないと、事故に繋がりますし、
多くの方に迷惑を掛けてしまいます。自己責任というレベルの話ではなくなってきます。
まだまだ大山は真冬だと考えて、無理をしないようにしてください。
●避難小屋
・六合目避難小屋は利用された方は必ず扉を閉めないと、雪が吹き込んで閉まらなくなります。
・山頂避難小屋は1階の出入り口から入れます。
・ヘッドライトはすぐに取り出せるところに入れておいてください。
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、「大山レークホテル」(電話0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
何人かのグループでの登山教室などでご利用ください。登りながら、楽な登山の方法や、長続きのできる登山の歩き方なども教えます。
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大山プロガイド協会周辺の過去の様子
大山プロガイド協会
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