大山 | 大山プロガイド協会

週末の新雪で、モナカ雪の下が固く滑落注意箇所もあり12本爪アイゼン必要。風あればまだ体感温度-10℃です。

山頂より剣ヶ峰(2014.04.27 大山レークホテル )
山頂より剣ヶ峰(2014.04.27 大山レークホテル )
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天気・気温

04/07(月) 09:00の大山寺の天候は、晴れ、気温+6℃、微風。
お昼12:00の山頂の天候は、晴れ、気温-3℃、15~18m/s。
鳥取市の天気予報
明日
雨時々曇
19℃
15℃
明後日
曇時々晴
15℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月29日 10:00発表
松江市の天気予報
明日
雨のち曇
19℃
15℃
明後日
曇のち晴
17℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月29日 10:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

先週末は大山だけでなく全国的に天気が荒れて、大山寺でも降雪がありました。
現在は道路には雪がありませんが、山はかなり減ってきたところに今回の新雪が積もり、今日の段階では登山道は山頂手前の木道の一部を除いて、ずっと積雪があります。

下界ではそろそろ桜が満開との知らせが聞かれますが、山はまだまだ冬山装備が必要です。
厳冬期ほどの服装はまず不要ですが、今日の場合も西風が強く、体感温度は氷点下10℃よりも下がっていたようです。
まだ気軽に運動靴で登れる山ではありません。

今日も九合目過ぎで滑りながら登っている3人組がおられました。6本アイゼン、4本アイゼン、さらにもう一人はアイゼンなしの運動靴。山を甘く見ると大きな事故に繋がります。
そうなると自己責任なんて言ってる場合ではなくなります。
登山は楽しいスポーツですが、逆に危険なスポーツでもあります。基本をしっかり学んで、しっかり情報収集をしてから

登山道の状況

だいせん夏山登山道で注意するところですが、四合目辺りから六合目手前では特に「抜け穴」がありますので、出来るだけトレースを外れないようにご注意ください。抜け穴に新雪が積もっているので、わかりにくいところが多々あります。

今の時期は、六合目から上では少しぐらい気温が高くなって、もなか雪になっても下部が凍っていますので、そのまま滑り落ちてしまう危険があります。
従って装備は12本爪のアイゼンはお持ちいただいたほうがいいようです。バランス保持のためにストックがあれば便利でしょう。ただ使い方を誤ると肩を痛めたり、逆にストックに足を引っ掛けて転ぶ場合がありますので、ご注意ください。

登山装備

まだまだ冬山装備が必要です。12本爪アイゼン、それを装着することのできる靴、ストックなどです。

注意点

天候に注意して、装備の油断なく、基本的技術を身につけ、しっかり情報収集をしましょう。

お知らせ

登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、「大山レークホテル」(電話0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
何人かのグループでの登山教室などでご利用ください。登りながら、楽な登山の方法や、長続きのできる登山の歩き方なども教えます。

昨年の今頃の様子は?

今年は登山道の雪は早く融けてしまい、もう歩くのに支障はありません。2週間ほど早めに推移しています2023.05.02

だんだん蒸し暑さを感じる季節になってきました。そろそろ虫除けスプレーが必要な季節です2023.05.15

米子市内でも30℃を越える夏日となりましたが、大山は気持ちの良い風が吹いていました2023.05.23

大山プロガイド協会周辺の過去の様子

  • 山頂緊急避難小屋付近の状況
  • 3合目手前付近から積雪があります
  • 山頂台地の残雪
  • フキノトウがようやく顔を出してきました
  • 6合目避難小屋の様子
  • ポールの片付けを行う
  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 少しガスが出ると、大山では、こうなります
  • 山頂碑の様子
  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 6合目より見た日本海
  • 7合目の様子

大山プロガイド協会

現地連絡先:
090-7999-2931
電話番号:
0859-75-2300
連絡先住所:
〒689-4424 鳥取県日野郡江府町御机字鏡ヶ成709-1 休暇村 奥大山 内

地図で見る
http://chugoku-guide.wix.com/chugoku-guide

施設の詳細を見る

関連する山

鳥取県 / 中国山地中部

大山 標高 1,729m

 山陰地方のほぼ中央にそびえ立つ大山(だいせん)は、天平五年(733)に完成したといわれる『出雲風土記』に、火神岳(ほのがみのたけ)の名で登場する。我が国で最も由緒のある山の1つである。  中国地方の最高峰。大山隠岐国立公園の中心にあり、歴史、民俗、自然科学の面でも傑出したものが多く、名実ともに中国山地の王者である。四季を通じて探訪者が絶えないが、日本海に面した独立峰であり、気象条件、地質地形条件が厳しく、特に冬季は「寒気の吹き出し」の影響を、日本で最初に受けるので、標高に似合わず遭難事故が多い。中国地方の他の山々とは全く異質の山であることを銘記されたい。  一方、自然保護運動の先覚地でもある。全国のゴミ持ち帰り運動の発祥の地であり、数々の乱開発を追放した実績を持っている。現在は一木一石運動(登山者の手によって山頂に石を返す行動)が根気よく続けられている。  山体を形成する角閃石安山岩は軟らかくもろい。激しい浸食作用により、登山道の転変が多く、頂上と通称される弥山(みせん)への道は夏道ルートと行者谷ルート以外は閉鎖されて久しい。両ルートは6合目避難小屋の下で合流し、特別天然記念物ダイセンキャラボク純林を縫って頂上碑に達する。東側に三等三角点が、西に頂上小屋と、やや下って石室(いしむろ)と心字(しんじ)池などがある。いずれも往復5時間程度だ。  最高点の剣ヶ峰へは大神山(おおがみやま)神社から元谷(もとだに)小屋、ユートピア避難小屋を経る一般ルート(往復5時間)の他に大休(おおやすみ)峠からと、地獄谷振子(ふりこ)沢からのルートがあるが、一般向ではない。  元谷をベースに、大屏風(おおびようぶ)岩、小屏風(こびようぶ)岩、烏帽子(えぼし)岩、別山などの岩場がある。岩はもろく、登攀には高度の技術が要求される。南面の南壁はすべてガレ壁で、登降は勧められない。支峰の甲(かぶと)ガ山(せん)、船上山(せんじようざん)にはよい岩場があり、地元のクライマーに愛されている。  大山の名をより高めているのは、史跡の豊富さと荒らされていない生物相とにある。  『出雲風土記』には、大山を杭(くい)にし、弓ガ浜を綱にして島根半島を引いてきたと記され、大化改新(645)前後には修験者の大道場でもあった。以来、興亡栄枯を繰り返し、その遺構が全域に残されている。現存する大山寺と大神山神社の門前町が大山寺(だいせんじ)の集落。今は宿泊施設や飲食店、温浴施設などが参道沿いに並んでいる。 平成30年には、大山情報館が大山ナショナルパークセンターとしてリニューアルしたほか、観光案内所や県立大山自然歴史館も再整備され、大山周辺の情報提供の他、シャワールーム、ロッカー、Wi-Fiなど多くの新しい機能が利用できるようになり、大山登山が一層、便利になった。 冬は西日本最大の広さを誇るスキー場が賑わい、スキーやスノーボード、スノーシューなど、ウィンタースポーツのメッカとなている。

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ユーザーの登山記録から