標高2000m以上の日陰から雪があります。雪質も緩んでいるためまだアイゼンなど雪の装備が必要です。
天気・気温
山と周辺の状況
天気が良いと山頂から素敵な富士山が見られます。
登山道の状況
5/2 小屋から千曲川源流の道への状態です。(登ってくる方は逆ルートになります)
小屋から山頂までの道はまだまだ1m近い雪があります。
絞まっていれば楽ですが、アイゼンは必要です。
山頂は陽の当たるところに雪はありません。
雪のない開けた道からしっかり雪の樹林帯へ入ります。
縦走路と千曲川源流への分岐にはまだ雪があります。。
この先、大弛方面は殆どトレース無し。何名か、難渋しながら来ましたが先日の雨で踏み跡なくなったようです。
信濃川千曲川水源地標あたりで、まだ1m弱の雪があります。
信濃川最初の一滴はまだ雪の下です。いつもなら源流付近のせせらぎが心地良いのですが、今は静寂に包まれています。やがてふっと顔を出す源流です。
そこからは、そこそこ倒木や枝か道を塞いでおり、鉈やノコギリを振り回しながら下りました。早い時間だったから雪面が硬く、スパイク効かせて快適でしょう。ただ雪面には、深そうな穴も開いているのので。気温が高くなればズコッ!となりそうです。
コース上約半ばのナメ滝にも雪はまだまだあります。
ナメ滝から20分位でようやく土が多くなって来ます。思った以上に下まで雪ありました。
5/1 主な登山道に支障の連絡はありません。
毛木平からや、西沢からの一般コースは問題ありません。ただ、雪はまだまだありますから装備はしっかり。
●崩落による登山道通行止め
ちょっとマイナーコースですが。埼玉県旧大滝村の川又集落から入川渓谷、柳小屋を経て甲武信又は十文字峠に向かうルート。
このコースの赤沢谷と柳小屋の約半ば辺りの登山道が大きく崩落して、迂回もままならない様です。しばらく通行不能との事です。
甲武信を目指すにはかなり熟達者コースですので歩く人は少ないですが、マイナーなコースが好きな方や柳小屋ベースの釣師、くれぐれもご注意ください。
川又から柳小屋を目指せば引き返せますが、甲武信、又は十文字から下山コースに取るとエスケープルートもなく、また登り返さなくてはなりません。ご注意ください。
登山装備
山の上ではまだ真冬の状態ですので、まだ冬装備が必要です。
アイゼン、ストック(ピッケルよりも有効)は必携。、スパッツ、防寒具も必ず持ってきましょう。
この時期は装備の準備が悩ましく時期ですが、防水が第一と考えるとやはりカッパです。冬用ヤッケでも防水撥水しっかりしていればいいと思います。
縦走ならワカン、ビバーク装備は必ず持ってきましょう。
注意点
標高2000m以上の日陰には残雪がかなりありますので、雪が締まっている午前中に距離を稼ぐように早立ちをしましょう。
無雪期よりもうんと多めの歩行時間を含んだ計画を!
天気が良いと雪の中を歩いて来たとは思えないポカポカな陽気で、しかも陽射しが痛いくらい暑いです。でもこれは、山の下に下ってきて、しかも日当たりが良いところの話です。太陽が出ていない時、山の上では違いますので、この差は気を付けて下さい。
水源の道を下る間にたくさんの登山者とすれ違いましたが、スニーカーのような靴で歩いている人が多かったです。下は春真っ盛りで汗ばむ気温でも上はまだ雪の世界です。どうか気を付けて下さい。
お知らせ
小屋の営業は4/25(金)通常営業しています。
消費税増税に伴い料金を1部改正しました。
新料金、以下です。
一泊二食付き 8100円
一泊一食付き(朝のみ夕のみ共に)7000円
素泊まり 5500円
お弁当(食付きのみ)1000円
テント泊 1張500円プラス1人500円
例、1人で1張なら1000円
例、3人で1張なら2000円
例、2人で2張なら2000円
昨年の今頃の様子は?
2023年営業は4/20~(小屋泊+テントとも要予約)。周囲はまだ冬、凍結残雪があり軽アイゼンなど必要2023.04.18
凍結のため西沢側からはチェーンスパイク、毛木平からは6本爪アイゼン必要。防寒具油断禁物2023.04.26
今朝-2℃。山の上はまだ冬の気温のため防寒対策必要です。「シャクナゲトンネル」はまだこれから2023.05.11
今朝5℃。日中日差し強くても朝晩冷え込むため防寒対策必要。「シャクナゲトンネル」そろそろ2023.05.18
2日前みぞれ。昨夜0℃。朝晩冷え込みあり防寒対策必要。「シャクナゲトンネル」開花中2023.05.25
甲武信小屋周辺の過去の様子
甲武信小屋
- 電話番号:
- 090-3337-8947
- 連絡先住所:
- 369-1901 埼玉県秩父市大滝3638-8 山中徳治