甲武信ヶ岳 | 甲武信小屋

まだ積雪があり「寒い寒い」と言って生活しています。アイゼン等はもちろん、防寒着も必要です。昨晩雪が降りました。

小屋玄関前から北側 残雪が見えます(2014.05.29 甲武信小屋)
小屋玄関前から北側 残雪が見えます(2014.05.29 甲武信小屋)
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天気・気温

05/09(金) 天候は晴れ、朝の気温0℃。
甲府市の天気予報
明日
雨のち晴
25℃
16℃
明後日
曇のち雨
22℃
15℃
日本気象協会提供 2024年4月29日 16:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

5/9 朝の気温は0℃。
夜にさっと雪が舞ったのか、テラスの上がほんのり白くなっていました。朝日とともに消えていったくらいの雪でした。
午前中は陽がさしていたけど、今雪がちらついてきました。風花でしょうか。積もりそうもない、軽い静かな雪です。

5/8 朝の気温は0℃。朝はまだ寒いです。
でも日中、晴れていれば陽射しがポカポカです。陽のよく当たる小屋の北側はもう土が見えています。でも南側は写真の通りまだまだガッツリ雪があります。テン場もまだ雪だけど、いくらか土が見えてきました。
日によっては初夏の陽気の下界から想像出来ないかもしれませんね。まだ「寒い寒い」と言って生活しているなんて。
アイゼン等はもちろん、防寒着もまだ欲しいです。あと、不意の雨。濡れたら厳しいこの時期です。雨が雪に変わっても不思議じゃないのがこの時期です。

登山道の状況

5/2 小屋から千曲川源流の道への状態です。(登ってくる方は逆ルートになります)
小屋から山頂までの道はまだまだ1m近い雪があります。
絞まっていれば楽ですが、アイゼンは必要です。
山頂は陽の当たるところに雪はありません。
雪のない開けた道からしっかり雪の樹林帯へ入ります。
縦走路と千曲川源流への分岐にはまだ雪があります。。
この先、大弛方面は殆どトレース無し。何名か、難渋しながら来ましたが先日の雨で踏み跡なくなったようです。
信濃川千曲川水源地標あたりで、まだ1m弱の雪があります。
信濃川最初の一滴はまだ雪の下です。いつもなら源流付近のせせらぎが心地良いのですが、今は静寂に包まれています。やがてふっと顔を出す源流です。
そこからは、そこそこ倒木や枝か道を塞いでおり、鉈やノコギリを振り回しながら下りました。早い時間だったから雪面が硬く、スパイク効かせて快適でしょう。ただ雪面には、深そうな穴も開いているのので。気温が高くなればズコッ!となりそうです。
コース上約半ばのナメ滝にも雪はまだまだあります。
ナメ滝から20分位でようやく土が多くなって来ます。思った以上に下まで雪ありました。

5/1 主な登山道に支障の連絡はありません。
毛木平からや、西沢からの一般コースは問題ありません。ただ、雪はまだまだありますから装備はしっかり。

●崩落による登山道通行止め
ちょっとマイナーコースですが。埼玉県旧大滝村の川又集落から入川渓谷、柳小屋を経て甲武信又は十文字峠に向かうルート。
このコースの赤沢谷と柳小屋の約半ば辺りの登山道が大きく崩落して、迂回もままならない様です。しばらく通行不能との事です。
甲武信を目指すにはかなり熟達者コースですので歩く人は少ないですが、マイナーなコースが好きな方や柳小屋ベースの釣師、くれぐれもご注意ください。
川又から柳小屋を目指せば引き返せますが、甲武信、又は十文字から下山コースに取るとエスケープルートもなく、また登り返さなくてはなりません。ご注意ください。

登山装備

山の上ではまだ真冬の状態ですので、まだ冬装備が必要です。
アイゼン、ストック(ピッケルよりも有効)は必携。、スパッツ、防寒具も必ず持ってきましょう。
この時期は装備の準備が悩ましく時期ですが、防水が第一と考えるとやはりカッパです。冬用ヤッケでも防水撥水しっかりしていればいいと思います。
縦走ならワカン、ビバーク装備は必ず持ってきましょう。

注意点

標高2000m以上の日陰には残雪がかなりありますので、雪が締まっている午前中に距離を稼ぐように早立ちをしましょう。
無雪期よりもうんと多めの歩行時間を含んだ計画を!

天気が良いと雪の中を歩いて来たとは思えないポカポカな陽気で、しかも陽射しが痛いくらい暑いです。でもこれは、山の下に下ってきて、しかも日当たりが良いところの話です。太陽が出ていない時、山の上では違いますので、この差は気を付けて下さい。
水源の道を下る間にたくさんの登山者とすれ違いましたが、スニーカーのような靴で歩いている人が多かったです。下は春真っ盛りで汗ばむ気温でも上はまだ雪の世界です。どうか気を付けて下さい。

お知らせ

現在、小屋は営業しています。
しかし、小屋の携帯アンテナが壊れたらしく携帯が通じない状況です。予約は下で受けています。

消費税増税に伴い料金を1部改正しました。
新料金、以下です。
一泊二食付き 8100円
一泊一食付き(朝のみ夕のみ共に)7000円
素泊まり 5500円
お弁当(食付きのみ)1000円
テント泊1張500円プラス1人500円
例、1人で1張なら1000円
例、3人で1張なら2000円
例、2人で2張なら2000円

昨年の今頃の様子は?

2023年営業は4/20~(小屋泊+テントとも要予約)。周囲はまだ冬、凍結残雪があり軽アイゼンなど必要2023.04.18

凍結のため西沢側からはチェーンスパイク、毛木平からは6本爪アイゼン必要。防寒具油断禁物2023.04.26

今朝-2℃。山の上はまだ冬の気温のため防寒対策必要です。「シャクナゲトンネル」はまだこれから2023.05.11

今朝5℃。日中日差し強くても朝晩冷え込むため防寒対策必要。「シャクナゲトンネル」そろそろ2023.05.18

2日前みぞれ。昨夜0℃。朝晩冷え込みあり防寒対策必要。「シャクナゲトンネル」開花中2023.05.25

甲武信小屋周辺の過去の様子

  • 甲武信小屋 入山準備ため小屋入りしました。まだまだ残雪がたっぷりあり軽アイゼンなど必要です
  • テン場も8割位雪で埋まっています。
  • 国師ヶ岳方面分岐路には、トレースは有りませんでした。縦走はまだまだ厳しい時期です
  • 千曲川源流碑辺りは、足首位まで積雪あります。踏み抜きもあり時間がかかります
  • 毛木平から十文字小屋までは残雪ありませんが、標高1900m以上は残雪、踏み抜き、凍結と別世界です 油断禁物
  • 2023年の営業は終了となりました。シーズン中は多くのお客様よりお越しいただきまして、本当に感謝しております。
  • 遂に積もりました…一晩で8㎝程度。ベタベタの雪です。
防寒着やチェーンスパイクや軽アイゼン必須です
  • 13日の毛木平側ナメ滝 付近は凍結 チェーンスパイクや軽アイゼン必要です
  • 午前9時現在気温-7℃。急激に冷え込み、12日夜から断続的に雪がちらついております。又、冷たい風も吹いております
  • 初雪、初冠雪となりました。
  • いよいよ秋本番って感じになり始めました。
  • ヤマネ。今年は例年より遅く、9月に入ってから小屋に来始めました。

甲武信小屋

電話番号:
090-3337-8947
連絡先住所:
369-1901 埼玉県秩父市大滝3638-8 山中徳治

地図で見る
http://www.kobushigoya.net/

施設の詳細を見る

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