大山 | 大山プロガイド協会

花の状況は例年に比べ遅いようですダイセンオトギリが。二合目で咲き始めましたが、本来の六合目ではまだです。

シモツケソウ(2014.07.29 大山レークホテル )
シモツケソウ(2014.07.29 大山レークホテル )
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天気・気温

07/14(月) 08:00の大山寺の天候は、くもり、20℃、無風。
11:00の山頂の天候は、くもり、13℃、微風。
鳥取市の天気予報
明日
雨時々曇
20℃
16℃
明後日
曇のち晴
17℃
11℃
日本気象協会提供 2024年4月29日 0:00発表
松江市の天気予報
明日
雨のち曇
20℃
15℃
明後日
曇のち晴
18℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月29日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

現在のだいせん夏山登山道の最新情報をお知らせします。

天気図を見ると梅雨前線が少し太平洋上に下がり、大山付近は少しだけ気温が下がり、やや湿気の少ない日となりました。これで前線が北上してくると、天候が不安定になり、湿気も多くムシムシしてきます。

山頂からの展望も一応下界が見えて、最近では比較的に登山に適した天候だったように思います。
ただ今年は梅雨の間の曇りとか雨が多く、日射量が少ないためにお花の状況が例年に比べて遅いようです。

大山寺付近は「エゾアジサイ」が見ごろとなり、登山道も4合目辺りまできれいになってきました。
2合目を過ぎると「ツルアリドオシ」、「コナスビ」、「ヤマトウバナ」などが足元に咲き始めていて、「アクシバ」も小さなつぼみをつけています。
6合目では「ミヤマイボタ」が満開過ぎ。
たまたま2合目付近で「ダイセンオトギリ」を見つけましたが、本来の場所では(6合目から上)ではまだこれから。
5合目付近から上で「シモツケ」が見頃になりつつありますが、湿気であまりきれいに咲いていません。
山頂台地では「ネバリノギラン」が咲いていますが、「 イヨフウロ イヨフウロ 」、「ナンゴク クガイソウ クガイソウ 」、「オオバギボシ」などもこれから。「 シモツケソウ シモツケソウ 」もこれから。全般的に例年よりも遅いようです。しかしこれからの天気によっては一気に色が付いてくる可能性もありますが今週も天気があまり安定しないようです。

登山道の状況

現在のだいせん夏山登山道に大きな支障はありません。

登山装備

登山装備が必要です。雨具や虫除け対策必携。

注意点

今の時期の登山で注意することですが、まず服装です。
涼しいからと上着を着てスタートすると、必ず暑くなります。薄着でスタートして、寒くなったら上着を着ましょう。
今日の私の場合は、半袖ジップシャツのみで山頂まで登山しました。下山のときに雨具の上着を着ましたが、8合目で脱ぎました。

虫対策とか日に焼けるとかありますが、それよりも暑さでバテてしまうと登山どころではなくなってきます。
最近の傾向として、スタイリッシュになってきたのはいいんですが、その日の天候と気温にあわせてレイヤードを決めていかないと、「勘違い」のファッションで登っている方がおられます。
まずバテないために何を着るかを優先に考えたほうが、登山がさらに楽しくなりますよ。

水分の補給についても注意してください。
・特に今日などはあまり暑くないからと水分補給をしないと、筋肉疲労により足が痙攣を起こすことがあります。
・飲料水は最低でも500ミリのペットボトルで3本は持ったほうがいいと思います。
・ペットボトルを凍らせて持ってこないように注意してください。山頂まででもあまり融けないので、また氷だけ持って下りることになります。

お知らせ

登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、「大山レークホテル」(電話0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
何人かのグループでの登山教室などでご利用ください。登りながら、楽な登山の方法や、長続きのできる登山の歩き方なども教えます。

昨年の今頃の様子は?

今年は登山道の雪は早く融けてしまい、もう歩くのに支障はありません。2週間ほど早めに推移しています2023.05.02

だんだん蒸し暑さを感じる季節になってきました。そろそろ虫除けスプレーが必要な季節です2023.05.15

米子市内でも30℃を越える夏日となりましたが、大山は気持ちの良い風が吹いていました2023.05.23

大山プロガイド協会周辺の過去の様子

  • 山頂緊急避難小屋付近の状況
  • 3合目手前付近から積雪があります
  • 山頂台地の残雪
  • フキノトウがようやく顔を出してきました
  • 6合目避難小屋の様子
  • ポールの片付けを行う
  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 少しガスが出ると、大山では、こうなります
  • 山頂碑の様子
  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 6合目より見た日本海
  • 7合目の様子

大山プロガイド協会

現地連絡先:
090-7999-2931
電話番号:
0859-75-2300
連絡先住所:
〒689-4424 鳥取県日野郡江府町御机字鏡ヶ成709-1 休暇村 奥大山 内

地図で見る
http://chugoku-guide.wix.com/chugoku-guide

施設の詳細を見る

関連する山

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大山 標高 1,729m

 山陰地方のほぼ中央にそびえ立つ大山(だいせん)は、天平五年(733)に完成したといわれる『出雲風土記』に、火神岳(ほのがみのたけ)の名で登場する。我が国で最も由緒のある山の1つである。  中国地方の最高峰。大山隠岐国立公園の中心にあり、歴史、民俗、自然科学の面でも傑出したものが多く、名実ともに中国山地の王者である。四季を通じて探訪者が絶えないが、日本海に面した独立峰であり、気象条件、地質地形条件が厳しく、特に冬季は「寒気の吹き出し」の影響を、日本で最初に受けるので、標高に似合わず遭難事故が多い。中国地方の他の山々とは全く異質の山であることを銘記されたい。  一方、自然保護運動の先覚地でもある。全国のゴミ持ち帰り運動の発祥の地であり、数々の乱開発を追放した実績を持っている。現在は一木一石運動(登山者の手によって山頂に石を返す行動)が根気よく続けられている。  山体を形成する角閃石安山岩は軟らかくもろい。激しい浸食作用により、登山道の転変が多く、頂上と通称される弥山(みせん)への道は夏道ルートと行者谷ルート以外は閉鎖されて久しい。両ルートは6合目避難小屋の下で合流し、特別天然記念物ダイセンキャラボク純林を縫って頂上碑に達する。東側に三等三角点が、西に頂上小屋と、やや下って石室(いしむろ)と心字(しんじ)池などがある。いずれも往復5時間程度だ。  最高点の剣ヶ峰へは大神山(おおがみやま)神社から元谷(もとだに)小屋、ユートピア避難小屋を経る一般ルート(往復5時間)の他に大休(おおやすみ)峠からと、地獄谷振子(ふりこ)沢からのルートがあるが、一般向ではない。  元谷をベースに、大屏風(おおびようぶ)岩、小屏風(こびようぶ)岩、烏帽子(えぼし)岩、別山などの岩場がある。岩はもろく、登攀には高度の技術が要求される。南面の南壁はすべてガレ壁で、登降は勧められない。支峰の甲(かぶと)ガ山(せん)、船上山(せんじようざん)にはよい岩場があり、地元のクライマーに愛されている。  大山の名をより高めているのは、史跡の豊富さと荒らされていない生物相とにある。  『出雲風土記』には、大山を杭(くい)にし、弓ガ浜を綱にして島根半島を引いてきたと記され、大化改新(645)前後には修験者の大道場でもあった。以来、興亡栄枯を繰り返し、その遺構が全域に残されている。現存する大山寺と大神山神社の門前町が大山寺(だいせんじ)の集落。今は宿泊施設や飲食店、温浴施設などが参道沿いに並んでいる。 平成30年には、大山情報館が大山ナショナルパークセンターとしてリニューアルしたほか、観光案内所や県立大山自然歴史館も再整備され、大山周辺の情報提供の他、シャワールーム、ロッカー、Wi-Fiなど多くの新しい機能が利用できるようになり、大山登山が一層、便利になった。 冬は西日本最大の広さを誇るスキー場が賑わい、スキーやスノーボード、スノーシューなど、ウィンタースポーツのメッカとなている。

鳥取県 岡山県 / 中国山地中部

蒜山 標高 1,202m

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ユーザーの登山記録から