台風が通過後、寒気が入るとかなり冷え込みます。早朝の木道は凍結の恐れもあり。そろそろ初冠雪の時期です。
天気・気温
山と周辺の状況
●天候
・10/11
10:00 大山寺の天候 快晴 気温17℃ 微風
13:00 山頂の天候 快晴 気温12℃ 10~15m/s(瞬間で20m/s前後)
・10/12 山頂は曇り、気温10℃、5~8m/s
昨日ほどの強風でなく、気温の割には生暖かい風でした。
●10/11、12のこと
前回の台風18号とほぼ同じ気圧配置となり、日本海上に高気圧、南からは台風19号と、大山付近がサンドイッチ状態で、予測どおりに東風が非常に強くなりました。
10/11は、8合目付近で瞬間最大風速は約20m/s前後となり、7合目付近で引き返す登山者も結構見受けられました。
それでも頑張って山頂まで登った登山者が、およそ1000名近くあり、1年のうちで山開きを除くと、一番多い時期ですが、やはり明日からの台風の影響を考えて、やや少な目でした。先月の三連休のほうが多かったようです。
登山道の危険な所はさほどありませんが、特に今日のように強風の時は、どちらから風が吹いているのか、よく見極めながら登りましょう。
今日と逆の場合は(西風が強い場合)、8合目から上は非常に危険となります。
瞬間的な強風にあおられると、元谷側に転落となります。
今日のように登山者が多い場合は、途中で脱いだパーカなどを街中のように腰に巻いて登っていると、交差の時に木の枝に引っ掛けて転倒したり、風にあおられてバランスを崩したりします。
ちょっとしたことなんですが、山の中というのは常に潜在的な危険な所が至る所に潜んでいますので、ご注意ください。
登山者が自ら注意することで防げる事故がたくさんあります。
ザックの外にチャラチャラいろんな不用品をつけることも危険です。(本人にとっては不用品ではないんでしょうが、格好だけなら少しでも 軽くしましょう)
途中で水場もないのに、マグカップをつけてみたり、細引きをつけてみたり。細引きで、まず思い浮かぶのは、木と木の間に細引きを通してツェルトを張るぐらいかなと思います。いわゆる非常用の道具ですので、ザックの中に入れたほうが無難でしょう。
どこでいつ使うのかを考えて、少しでも考えられるリスクを減らした方がより安全に快適に登山を楽しめると思います。
●台風19号について
注意することは再接近時ももちろんのことですが、、過ぎ去った後に寒気が入り込んで来ることです。
かなり冷え込み、早朝は木道が凍結する恐れもあります。
服装や装備には、より注意をしてください。
●子どもの登山
去年辺りから非常に増えてきた小さなお子様連れも、もうそろそろ時期的に無理があるようです。
これからの時期は特に天候にはご注意ください。
もう何日かすると初冠雪の便りが聞かれる時期になっています。
登山道の状況
台風通過後は、最新情報を得て、いつも以上に注意して登山しましょう。
登山装備
きちんとした秋山の登山装備が必要です。
・台風通過後は気温が低下します。初冠雪の時期にもあたり、防寒装備はもちろん装備の油断のないようにしましょう。
・夕方に暗くなるのも、随分と早くなってきました。計画では早く下山できると思っても、途中で不測の事態があるかもしれませんので、ヘッドランプは必ずお持ちください。
注意点
●大山への登山届
以下のリンク先は「鳥取県警」の大山登山に関するページです。
インターネット登山届、大山登山届用紙、送付先、登山ポストなどの情報があります。
http://www.pref.tottori.lg.jp/policedaisen/
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、「大山レークホテル」(電話0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
何人かのグループでの登山教室などでご利用ください。登りながら、楽な登山の方法や、長続きのできる登山の歩き方なども教えます。
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