北岳 | 南アルプス市 北岳山荘

初冠雪となり4cmの積雪。気温が低く、このまま根雪になる可能性があります。心配な方は6本爪以上のアイゼンをお持ちください。

北岳の様子(2014.10.24 南アルプス市 北岳山荘 )
北岳の様子(2014.10.24 南アルプス市 北岳山荘 )
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天気・気温

10/16(木) 快晴、強風、朝の気温-2℃。
甲府市の天気予報
明日
30℃
13℃
明後日
曇時々晴
24℃
14℃
日本気象協会提供 2024年5月4日 0:00発表
松本市の天気予報
明日
29℃
11℃
明後日
曇時々晴
22℃
14℃
日本気象協会提供 2024年5月4日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

台風19号の影響や被害なし。
今年の紅葉は例年より1週間~10日早く、現在は標高2000m以下に下がりました。
一気に初冠雪となり4cmの積雪。
気温が低く、あまり融けないため、このまま根雪になる可能性があります。

登山道の状況

積雪4cmで薄く雪がついているため、岩や石についているマーキングが雪で見えないところがあります。
岩場ではベルグラ(薄氷)がついていると思われますので、6本爪以上のアイゼンがあれば安心ですが、そのアイゼンは効かない可能性があります。
この時期は一番微妙で危険なため、しっかり雪がつけば、アイゼンの効果も発揮でき安心です。

(10/5情報)以下の注意箇所がありますが、主な登山道に大きな支障の連絡はありません。
・大樺沢二俣から八本歯のコル・・・左岸側に夏道が出ていますが沢沿いなのでガレています。浮石・足元に注意してください。
・両俣小屋~山頂(左俣沢)・・・倒木多し。登山道、不明瞭な箇所多し。
要問い合わせ 090-4529-4947 北岳山荘
・両俣小屋~野呂川出合、仙塩尾根付近・・・熊注意 熊鈴携行してください。両俣小屋の周りで熊が出没・確認されております。
※野呂川出合~両俣小屋・各沢に入る釣り客の方は特に注意してください。
9/17 間ノ岳直下で小熊の目撃情報あり。
各種熊避け等の携行をお願いします。

登山装備

まだピッケルは必要ありませんが、もう冬装備を準備しておりたほうが安心です。
アイゼンは6本爪以上が良いでしょう。
雨具、防寒着を必ずお持ちください。

注意点

●目的地には15時着で
18時以降の到着が多くなっています。
16時以降の事故時の対応は困難であり命に関わることです。15時までにどこかしらの山小屋に到着する計画をお願いします。

●各種連絡先
【公共交通機関】
甲府・市営芦安駐車場~広河原
広河原~奈良田(早川町)~身延町
 山梨交通(バス)  055-233-0821
 山梨県タクシー協会 055-262-1212
広河原~北沢峠 
 南アルプス市企業局 055-282-2016
戸台~北沢峠  伊那市役所 
 南アルプス林道管理局 0295-98-2821

【登山道状況等問い合わせ先】
国立広河原インフォメーションセンター 090-2673-2406
南アルプス市広河原山荘 090-2677-0828
南アルプス市白根御池小屋 090-3201-7683
北岳肩の小屋 090-4606-0068 055-288-2421
南アルプス市山梨県北岳山荘 090-4529-4947
南アルプス市両俣小屋 090-4529-4947(北岳山荘、20名以上は要予約) 055-288-2146
南アルプス芦安山岳館 055-288-2125
南アルプス市観光商工課 055-282-6294

お知らせ

10名以上で、北岳山荘の宿泊を予定されている方はご予約をお願いします。9人以下のパーティーは予約不要です。
※150名定員です。
今シーズンの営業は、11月4日(火)のお泊まりまでです。

南アルプス市 北岳山荘周辺の過去の様子

  • 大樺沢上部は凍結しています
  • 北岳山荘付近のライチョウ
  • 北岳山荘から見る朝焼け
  • 北岳の様子
  • 中白根方面の様子
  • ライチョウの親子(中白根山付近)
  • 北岳周辺の稜線の様子
  • トラバース道落石跡、通行時はご注意ください
  • ウラシマツツジ
  • ヒメセンブリの花
  • アオノツガザクラ
  • ミネウスユキソウ

南アルプス市 北岳山荘

現地連絡先:
090-4529-4947
電話番号:
055-282-6294
連絡先住所:
山梨県南アルプス市小笠原376 南アルプス市役所 観光商工課

地図で見る

施設の詳細を見る

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北岳 標高 3,193m

 日本で富士山に次いで高い山は白峰の北岳である。白峰は通称白峰三山と称し、3000mを抜く山5座が、南アルプスの北部に連なっている。すなわち北岳(3192m)、中白峰(3055m)、間ノ岳(3189m)、西農鳥岳(3050m)、農鳥岳(3026m)である。  この連山の最北にある故、北岳。当を得た山名である。古くは『平家物語』に「手越を過ぎて行きければ、北に遠ざかりて、雪白き山あり。問へば甲斐の白根と云ふ」と出ているが、果たして東海道筋から見えたであろうか。時代は下がり、『甲斐国志』(文化11年―1814年編)によれば「白峰、此山本州第一ノ高山ニシテ西方ノ鎮タリ。国風ニ詠スル所ノ、甲斐ヶ根コレニシテ(中略)南北ニ連ナリテ三峰アリ。其北方最モ高キモノヲ指シテ、今専ラ白峰ト稱ス」と記している。  同書によれば、「山上ニ日ノ神ヲ祀ル。其像黄金ヲ以テ鋳ル。長七寸許、容ルニ銅室ヲ以テス。高貳尺貳寸廣方八寸、其四隅ニ鈴ヲ掛ク、風吹ケハ声アリ」と大日如来を祭ってあることを載せている。明治41年7月、この頂に立った小島烏水は「奉納大日如来寛政七年乙卯六月(1794年)」と彫られた小鉄板のあったことを記録している。となれば『甲斐国志』の記事も本当かも知れない。  明治4年、地元、芦安村の行者、名取直江が里宮、中宮、奥宮を造営して開山したという。  登山者として最初にこの頂を踏んだのはウエストンで、明治35年8月23日のことであった。積雪期の初登頂は大正14年3月22日、京都三高山岳部のメンバーで、西堀栄三郎、桑原武夫、多田政忠、四手井綱彦の4人。野呂川両俣から右俣に入り、間ノ岳を経て頂上に立った。次いで3月28日、山梨の平賀文男が広河原から第2登を飾った。  最近は交通の便がよくなり、おそらく南アルプスの山の中で、一番人気のある山ではないだろうか。登山基地の広河原まで車で入れば、1泊2日でゆっくりと往復でき、雪渓あり、お花畑あり、しかも展望絶佳ときている。  展望は南、眼前にどっかと腰をすえた間ノ岳、これに重なり合うは、塩見岳や悪沢岳。南東の櫛形山の上に富士山、東側には鳳凰三山の上に奥秩父。その左には八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳。遠く白馬三山から槍・穂高、その左にずんぐりと仙丈ヶ岳、御岳山、中央アルプスが堪能できる。  登山コースは広河原から大樺沢二俣、小太郎尾根経由で6時間、同じく二俣から八本歯のコル経由で5時間強の登りで登頂可能。

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間ノ岳 標高 3,190m

 白峰三山の真ん中に位置するので間ノ岳とは、当を得た山名である。日本第3位の高峰であるにもかかわらず、極めて地味な山だが、赤石岳、仙丈ヶ岳とともに、大きな山容を見せている。山頂は広くて、通称、間ノ岳のドームといわれるほどで、悪天のとき、方向を間違えることさえある。  一般的に、この山だけを単独に登るということはあまりない。白峰三山縦走時、あるいは仙塩尾根を経て塩見岳へと抜ける際など登頂する。  この山頂からの展望は、北岳のそれと大差がない。しかし、南側から眺めた鋭角の北岳は、さすが南アルプスの王者の風格をもって昂然として迫ってくる。  間ノ岳は『甲斐国志』にその名が載っている。登山者としては、明治14年(1881)8月18日に、アーネスト・サトウが農鳥岳経由で登頂している(出典「日本旅行日記Ⅰ」東洋文庫)。積雪期では京都三高山岳部の西堀栄三郎ら4名が、大正14年3月22日、野呂川右俣をつめて頂上に出た。北岳に登頂の途次の通過であった。  この山を踏むためのベースとなるのは、北岳のコルにある北岳山荘で、ここから中白峰を経て2時間ほどで登頂できる。 ※2014年3月までは、日本第4位の標高の山とされていたが、測量方法の変更や地殻変動などにより1m高くなることが国土地理院より発表され、2014年4月1日より奥穂高岳と並んで日本第3位の標高の山となった(2014.04.01追記)。

ユーザーの登山記録から