昨日午前中降った雪が登山道5合目から残っています。山頂は根雪になりそうです。完全冬山装備がオススメ。
天気・気温
11:00 山頂の天候 くもり 気温-1℃ 無風
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
ちょうど高気圧の間に入り込んで安定した気圧配置でしたが、やや雲が多く、山頂の天候は曇り時々晴れ。ぎりぎり四国の剣山系が見えました。
最後に雪が降ったのは、昨日午前中。山頂付近では新雪が5cm程度降ったようです。もしかすると、このまま山頂付近は根雪になるかもしれません。
登山道の状況
昨日の午前中に降った雪が、3合目を過ぎた辺りからチラホラ残っていました。
登山道に積雪として雪があるのは5合目辺りから。雪質はやや緩めです
まだ登山道の岩などを多い尽くすほどの積雪でないため、アイゼンを装着するのもタイミングが難しいところです。
ここ何年かの初冠雪の時に比べて積雪量が少なめです。
登山装備
来週まで比較的に安定した天候が続く予想ですが、不安な方はアイゼンを含めて完全冬山装備で登って下さい。
アイゼンも10本以上のものをお持ちいただいたほうが無難です。使うか使わないかはその日の状態で判断すればいいと思います。
装備さえ買えば登れるほど冬山は甘くないです。
今日は途中で見かけたのは、6合目でアイゼンをつけているのに紐のまわし方がわからない・・・。
お店の人に使い方を聞いたからでは通用しませんよ。くれぐれも「猫に小判」にならないように。
注意点
●アイゼンについて
登山道に雪があると聞くと、「アイゼンは?」が一番気になるところです。
アイゼンの装着の要不要は、その日の気温や状況によります。
ある程度踏み固められた雪が凍っていればアイゼンが必要ですし、雪が緩んでいれば、逆にアイゼンを装着すると歩きにくいと思います。
本日は、雪が緩んでおり、カッティングのみで山頂まで問題なく歩けました。
滑ると危険だという見方もありますが、
少なくとも今日の雪質であれば、カッティング充分です。カッティングでで歩けない方は、冬山歩行の基本技術をさらにしっかりと勉強された方がいいと思います。
雪があれば何でもかんでもアイゼンを着ければ安全だというものでもありません。
●注意する点としては服装です。
相変わらずスタートから厚着で登っている方が多く、歩き始めてすぐの1合目か2合目までで上着のアウターを脱いでいます。
登山というのは最初からオーバーペースで歩くと必ず汗が出ます。
山頂に登るにしたがって外気温は下がります。低い外気温の中で無駄に汗をかくと、体が冷えてきます。一度体が冷えてしまうと、上着を着込んでも寒く感じます。下着が汗で湿っているわけですから寒いのです。
また、足元が埋まるほどの積雪でもありませんので、スパッツをつければどうしても足が蒸れてしまいます。
下着も含めても最近は高機能の商品が開発されていますが、それを上手に使いこなしてないケースが多々見られます。今お持ちの商品の特性を再度良く把握してください。
●トイレ
山頂避難小屋のトイレは一ヶ所のみ使用可です。
冬対策として3基あるトイレのうち、水洗の2ヶ所を閉鎖、非水洗の1ヶ所のみ開放しています。ご注意ください。
●大山への登山届
以下のリンク先は「鳥取県警」の大山登山に関するページです。
インターネット登山届、大山登山届用紙、送付先、登山ポストなどの情報があります。
http://www.pref.tottori.lg.jp/policedaisen/
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、「大山レークホテル」(電話0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
何人かのグループでの登山教室などでご利用ください。登りながら、楽な登山の方法や、長続きのできる登山の歩き方なども教えます。
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