完璧な冬山となりました。積雪は山頂付近で60~70cm、吹きだまり1m以上。10本爪以上のアイゼンの用意を。
天気・気温
11:30 山頂の天候 ガス 気温-7℃ 微風
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
だいせん夏山登山道の最新情報です。
このところ次々と真冬並みの寒波が入り込んできて、山頂も-10℃以下の厳しい状況が続いています。
今日はたまたま天候が落ち着いていて、ほとんど風もなく、山頂からの展望は望めませんでしたが、登る条件としてはまずまずでした。
登山道の状況
5合目付近まではトレースもしっかりしていて、まず迷う心配はないと思います。
5合目を過ぎると背丈ほどの潅木が、まだ雪に埋もれてなくて、雪の重みで垂れ下がっているので、やや歩きにくい状態です。頭からフードを被るか、帽子を着用しないと雪まみれになります。
積雪量は大山寺付近で約20cm、6合目で約40cm、山頂付近で60~70cm程度ですが、雪が軽くて吹き飛んでいるので、吹き溜まりになると1m以上の積雪のところもあります。
登山装備
雪山登山装備が基本です。
●装備の注意点
・アイゼンは10本以上のものをお持ちください。
その日の積雪の状態によって、その時に判断すればいいと思います。
今日の場合は昨日からの新雪もあり、カッティングだけで登れました。しかし不安な方は早めにアイゼンを装着したほうがいいと思います。
・今の時期はストック
今の時期の積雪量であれば、ピッケルよりはストックの方が使い便利はいいようです。
●服装について
・厚着をするよりは強風対策を考えた方がいいと思います。
6合目付近まではさほど風の冷たさを感じませんが、6合目を過ぎるといきなり寒風にさらされます。
標高1400mでの寒風ですから、寒いというより痛い風になります。
登りでは体が温まっているから、あまり寒いと思わなくても、下りではかなり厳しくなりますので、ご注意ください。
注意点
冬の大山は別世界です。
くれぐれも充分な装備と雪山経験のある方と登って下さい。
無雪期の大山とは全然違いますのでご注意ください。中途半端な装備で登山すると、自分の身が守れなくなります。
冬山では装備のひとつひとつがすべてが自分の身を守る道具です。
何かあってからでは遅いですから、装備をまず整えて、そしてそれを使いこなす技量を身につけてください。
結果的には、それが安全で楽しい登山に繋がります。
●山頂避難小屋
・冬でも開放されていますので入れますが、扉が凍って動かない場合があります。
・中に入って休憩される方は、出来るだけ体に付いた雪を落として入ることと、入り口付近の雪を履き出してください。ホウキとスコップを置いてあります。
次に使用される方が気持ちよく使えるようにご協力ください。
●冬タイヤ
もしかすると大山寺付近でも降雪があるかもしれませんので、冬用タイヤなどの準備をしてお越しいただいたほうが無難です。
●大山への登山届
以下のリンク先は「鳥取県警」の大山登山に関するページです。
インターネット登山届、大山登山届用紙、送付先、登山ポストなどの情報があります。
http://www.pref.tottori.lg.jp/policedaisen/
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、「大山レークホテル」(電話0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
何人かのグループでの登山教室などでご利用ください。登りながら、楽な登山の方法や、長続きのできる登山の歩き方なども教えます。
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