千曲源流コース、西沢渓谷戸渡尾根ともに登山口から積雪ありトレースあり。12/29~4要予約で営業。
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
12/21年末年始の荷揚げで小屋に来ました。
毛木平駐車場 朝の気温3℃と季節外れな暖かい気温。前日は2000m超まで雨だったと聞いてビックリ。
●12/22
朝は6時過ぎに気温はマイナス16℃。外は良い天気。
片付けをして再び小屋を閉めて下山。
登山道の状況
●長野側の千曲源流コースの状況です。
・毛木平駐車場 積雪は3cmとうっすら積もった程度。
・登山口から 雪の上に前日の降雨の跡がつき雪がカリカリになっており、アイゼン、チェーンスパイクなどを着けて出発。
例年ならばサラサラ、もしくはサクサクという足音させながらですが、今年はジャクジャク、ガリガリという足音。進むにつれてしっかり雪がついてきました。しかし雪の表面は固くモナカ状でした。
・夏のナメ滝あたり 雪が多い、流れているとこも静かです。
・本流を越える橋 今年の秋、新しくかけた橋の辺りで30~40cmの積雪。橋の上にも同量の雪が乗り不安定。
去年の方が雪も多くトレースも無かったから大変でしたが、雪質はサラサラの軽い雪でした。今年の様な、春によくある表面がクラストした雪は疲れます。
先行パーティのトレースが心から有難い。
間も無く、先行していたパーティが引き返して来た。
日帰りで来たので時間切れらしく、千曲源流で引き返してきたそう。
と言う事は、源流からはトレース無しになるが、ここまでのトレースに助けられた 千曲源流の手前の流れは、雪面から僅かに覗く程度、間もなくこれも閉ざされ静寂に包まれる。
・千曲源流の標柱あたり やはり30~40cmくらいか。
ここからトレースはなく交代でラッセルとなる。歩きにくいモナカ雪を掻き分ける。傾斜も強くなる。雪も深くなる。息も上がる。時もどんどん過ぎ、普段の3倍の時間がかかってようやく稜線へ出た。
私は今年もワカンを車に置いてきて、やはり今年も後悔すした。
・山頂 日没と同時にくらいに山頂に到着。気温はかなり下がっている様。
・小屋到着 21時位の気温はマイナス12℃。
12/21~22 テント泊者があり、西沢渓谷戸渡尾根から往復。下から雪はあるもののトレースはしっかり付いていたそうです。
登山装備
完全雪山装備が基本です。
毛木平からのルートも、西沢渓谷戸渡尾根もどちらのコースもアイゼンは必携。ストックも勿論。装備は冬の装備。
縦走される方はテント装備は勿論(目的の小屋まで行き着かない事もあるので)、ワカンやスノーシューも必ず。
注意点
さあ、冬山が始まりました。
素敵な季節なれど残念な遭難も多い時期。
決して油断する事なく、謙虚な気持ちで入山しましょう。
他の人の山行記録は他の人の物。安易に自身と照らし合わせる事の無いように。
時間と装備には余裕をしっかりもって。
お知らせ
小屋にお泊まりの方は必ずお電話で予約して下さい。
12月29日から1月4日まで小屋を開け営業します。
昨年の今頃の様子は?
2023年営業は4/20~(小屋泊+テントとも要予約)。周囲はまだ冬、凍結残雪があり軽アイゼンなど必要2023.04.18
凍結のため西沢側からはチェーンスパイク、毛木平からは6本爪アイゼン必要。防寒具油断禁物2023.04.26
今朝-2℃。山の上はまだ冬の気温のため防寒対策必要です。「シャクナゲトンネル」はまだこれから2023.05.11
今朝5℃。日中日差し強くても朝晩冷え込むため防寒対策必要。「シャクナゲトンネル」そろそろ2023.05.18
2日前みぞれ。昨夜0℃。朝晩冷え込みあり防寒対策必要。「シャクナゲトンネル」開花中2023.05.25
甲武信小屋周辺の過去の様子
甲武信小屋
- 電話番号:
- 090-3337-8947
- 連絡先住所:
- 369-1901 埼玉県秩父市大滝3638-8 山中徳治