戸渡尾根コース、千曲川源流コースはトレースあり。所要時間は多くかかりそう。防寒装備は小屋泊でも念入りに。

天気・気温

山と周辺の状況

12月29日は、28日の晩から降り始めた雪が、今朝20㎝くらい積もり、昨日のトレースも消えかけてしまいました。
29日朝の気温はマイナス4℃。まだチラチラ降雪するも、日中は晴れても暖かく、気温はマイナス1℃です。

登山道の状況

登山口から積雪があります。
●12/29
昨日一緒に上がった仲間が再び毛木平に下山し、反対の西沢からのコースもすでに登山者が登ってきたため、戸渡尾根コース、千曲川源流コース共にトレースつきました。
時間はかかるかもしれませんが、ラッセルにはならないでしょう。

●12/28　長野側の千曲源流コースの状況。
・毛木平駐車場　積雪は3cmとうっすら積もった程度。
・登山口から　雪の上に前日の降雨の跡がつき雪がカリカリになっており、アイゼン、チェーンスパイクなどが必要。
・雪質は、例年ならばサラサラ、もしくはサクサクという足音させながらですが、今年はジャクジャク、ガリガリという足音です。進むにつれてしっかり雪がついてくるも、表面は固くモナカ状。
・夏のナメ滝あたりは、雪が多いく、流れも静か。
・本流を越える橋あたりは30～40cmの積雪。
・千曲源流の標柱あたり　やはり30～40cmくらい。雪質は歩きにくいモナカ雪。傾斜も強くなり、雪も深まりラッセル状態では稜線へ普段の3倍の所用時間。ワカンがあった方が良い状況。

登山装備

完全雪山装備が基本です。
毛木平からのルートも、西沢渓谷戸渡尾根もどちらのコースもアイゼンは必携。ストックも勿論。装備は冬の装備。
縦走される方はテント装備は勿論（目的の小屋まで行き着かない事もあるので）、ワカンやスノーシューも必ず。

年末はまた寒波が来るそうで、防寒はしっかりとしてきて下さい。小屋の中も寒いです。お泊りの方は特に念入りに心して下さい。

注意点

素敵な季節なれど残念な遭難も多い時期。
決して油断する事なく、謙虚な気持ちで入山しましょう。
他の人の山行記録は他の人の物。安易に自身と照らし合わせる事の無いように。
時間と装備には余裕をしっかりもって。

お知らせ

さあ、今日から年末年始営業のスタートです。
12月29日から1月4日まで営業します。
泊りの方は必ず電話で予約お願いしています。
小屋の電話が繋がりにくくなっているため、予約の方は留守番電話に、日時、人数、お名前、食事の有無、出来たらお電話番号を入れておいて下さい。宜しくお願いします。

昨年の今頃の様子は？

2023年営業は4/20～（小屋泊+テントとも要予約）。周囲はまだ冬、凍結残雪があり軽アイゼンなど必要2023.04.18

凍結のため西沢側からはチェーンスパイク、毛木平からは6本爪アイゼン必要。防寒具油断禁物2023.04.26

今朝-2℃。山の上はまだ冬の気温のため防寒対策必要です。「シャクナゲトンネル」はまだこれから2023.05.11

今朝5℃。日中日差し強くても朝晩冷え込むため防寒対策必要。「シャクナゲトンネル」そろそろ2023.05.18

2日前みぞれ。昨夜0℃。朝晩冷え込みあり防寒対策必要。「シャクナゲトンネル」開花中2023.05.25

甲武信小屋周辺の過去の様子

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