記録的寒波が過ぎても積雪は例年より少な目ですが、6合目から上は別世界「厳冬期」です。気温が上がればガスによるホワイトアウトにも注意。
天気・気温
11:00 山頂 ガス 気温-3℃ 微風
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
先週の記録的な寒波が過ぎたと思ったら、今週末は暖かめで推移するようで天気予報も雨となっています。
山頂ではもちろん雪でしょうが、大山寺では雨が降るかも?
今後1週間の予想天気図をみても、いつの季節の天気図かと迷うぐらいの曖昧な天気図で予測しづらいというか、寒波はどこへ?みたいな雨の予報が続いています。
現在の大山寺付近の積雪量はおよそ100cm強で、それでも例年の半分程度までは回復してきました。
ようやく先週の寒波でいつもの冬の大山らしくなってきたと思ったら、どうもまた暖かくなりそうで、スキー場の関係者の方々にすれば非常に不安な日が続いているといった天候です。
※この情報は本日の情報は西部消防の佐々木さんより画像・情報を提供して頂きました。
登山道の状況
例年よりはかなり積雪量も少なくなっています。
6合目避難小屋は広場のベンチも埋もれ、ついに平たい場所がほとんど無くなってきています。
小休止を取るのには、無雪期は6合目で取ることが多いですが、敢えて5合目で休憩を取ると良いと思います。風もさほど強くなく、多少はゆっくりできると思います。
暖かいとは言えども厳冬期の大山です。6合目から上には別世界が拡がっていきます。
すなわち、6合目から上に登ろうとすると、それなりの装備と体力がないと天候によっては非常に難しい場合があることは忘れないでください。
また暖かい日が続きますと山頂ではガスがかかる確率が非常に高くなります。
特に7合目、8合目とホワイトアウトになるとルートがわからなくなります。
かなりの急斜面であっても自分が登っているのか、下っているのかがわからなくなります。
そうなる手前で引き返す決断をしましょう。
「行けるところまで行ってみる」というのが、一番危険な行動パターンです。くれぐれもご注意ください。
標高1300mあたりでは、潅木もだいぶ埋まってきています。
7合目付近まで立てられている遭難防止用の指示ポールの次のポールが見えなくなるくらいの悪天候であれば、もうそこで引き返すという判断材料の目安と考えてください。
登山装備
雪山登山装備が基本です。10本爪以上のアイゼンが必要です。
注意点
登山の際は天気予報によく注意して無理のないように登山計画を組んでください。登山中もは時間的に余裕を持ってホワイトアウトする前に引き返しましょう。
●小屋の使用上の注意点
・入り口にも掲示されていますが、体についた雪をよく落としてからアイゼンを外で外して小屋内に入るようにしましょう。
・トイレも非水洗が1ヶ所だけ使えますが、掃除をしようにも水が凍っていてなかなか清掃が出来ませんので、できるだけ注意してきれいに使用するように心がけてください。
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、
「大山寺 やまびこ荘」(電話0859-52-2725)までお気軽にお問合せください。楽しい登山の方法、長続きのできる歩き方などを教えます。
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大山プロガイド協会周辺の過去の様子
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