新雪が増加し5合目灌木帯も埋まり歩き易くなりました。冬の大山には必ず経験者と入山して下さい。初心者単独は無謀です。
天気・気温
12:00 山頂 晴れのちガス -6℃ 微風
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
本日の情報は西部消防の佐々木様より情報を提供して頂きました。
大陸からの勢力の強い高気圧にすっぽりと覆われ、冬には珍しくいい天気となりました。
厳冬期の大山では1ヶ月のうちほんの何日しかないような天候です。
昨日と今朝にかけて20cm+20cmとコンスタントに降雪があり、ようやく大山寺でも1mを超える積雪量となりました。
登山道も新雪がかなり積もってきて、ようやく冬の大山らしくなってきました。
登山道の状況
登山道は、かなりの新雪が積もり「冬の大山」らしくなっています。
5合目を過ぎてからの潅木帯もほとんど雪の下に埋まって、かなり歩きやすくなっています。
山頂避難小屋も順調に埋まりつつあります。
●<継続情報>
・山頂付近から7合目辺りまで指示ポールを立てています。
これは吹雪かれた時に道に迷わないためでもありますが、次のポールが見えないぐらいの時には、そこで無理をしないで引き返しましょう。
あまり密に立てると、どんな悪天候でも登ってしまうので、敢えて間隔を空けている場所があります。
・6合目避難小屋の周辺ですが、平たい場所が少なくなってきました。
西風の場合は5合目を過ぎてから冷たい風にさらされるので、休憩されるのであれば、夏場のように6合目でなく5合目でゆっくり取ったほうが良いと思います。
・登山の際は天気予報によく注意して無理のないように登山計画を組んでください。登山中もは時間的に余裕を持ってホワイトアウトする前に引き返しましょう。
登山装備
雪山登山装備が基本です。10本爪以上のアイゼンが必要です。
注意点
山頂避難小屋は順調に埋まりつつありますが、10年ほど前のように、2階からでないと入れない状況が最近はなくなりました。
積雪量が少なくなった訳ではなく、山頂まで登った登山者が自主的に入口付近を雪かきしてくれて、皆が気持ちよく利用できるようにお互いに協力しているからです。
徐々にですが、冬山登山のマナーが向上しつつあるようにも思います。
ただ最近はネットであるとか書籍だけの知識で積雪期の大山登山を登ろうとする無謀な登山者、あるいは経験なしでいきなり北壁を登ろうとして滑落する登山者・・・。
まったく考えられないような事故が現実に発生しています。
夏であれば「登山の格好をした観光客」がたくさん登っています。その波が冬にまで押し寄せてくるとは、まさに想定外でした。
初心者の冬山単独は避けてください。
必ず経験者に同行してもらい、そこから基礎を積み上げていってください。
いきなり知識だけでは冬山単独は無謀です。
●小屋の使用上の注意点
入り口にも掲示されていますが、体についた雪をよく落としてからアイゼンを外で外して小屋内に入るようにしましょう。
トイレも非水洗が一ケ所だけ使えますが、掃除をしようにも水が凍っていてなかなか清掃が出来ませんので、できるだけ注意してきれいに使用するように心がけてください。
お知らせ
この他、登山道の状態とか装備品などわからないことがあれば遠慮なく下記までお問い合わせください。
また雪山の登山も含めてスノーシューなど冬の登山ガイドの依頼についてはやまびこ荘 (電話0859-52-2725)までお問い合わせください。
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