8合目以上はアイスバーンもあり。踏み抜きにも注意。まだ大山は冬山ですが春も近し、標高900m付近で「マンサク」開花
天気・気温
12:00 山頂 ガス 気温-1℃ 微風
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
二十四節気で言えば、まもなく「啓蟄」。すなわち大地が温まり冬篭りをしていた虫が穴から這い出る頃。
柳の若芽が芽吹き、ふきのとうが咲く頃となっています。
今年の大山は雪不足と言われながら、いつの間にか厳冬期を過ぎ、遅い春をようやく感じる頃になりつつあります。
今日も登山道を歩いていたら標高900m付近で「
マンサク
マンサク
」が咲いているのを見つけました。早春に咲くことから「まず咲く」、「まんず咲く」ことが名前の由来だとも言われています。
登山道の状況
登山道は厳冬期の積雪ほどでなく、かなり緩んだ状態ですが、8合目付近から上ではややアイスバーン状態でありながらバリバリでもなく、ルートを外すとズボッとはまり込んでしまう感じです。
毎年冬になると無雪期の登山道はほとんどなくなり、極端に言えばまっすぐ直登するルートが出来るのですが、今年はそれすらほとんどなく山頂碑もとうとう埋まることがありませんでした。
確実に春が近づいていて、4合目を過ぎて標高1200mを過ぎた辺りから標高1300mの間では「抜け穴」がたくさん出来ています。
登りでは気をつけて歩くので避けて行けますが、下りでは見にくいのといきなり止まれないために踏み抜いてしまう恐れがあります。
十分にお気をつけください。
登山装備
装備はまだまだ冬山装備で登ってください。
10本爪以上のアイゼンが必要です。
注意点
大山は「登りながら日本海を見ることが出来る山」、すなわち「大陸からの寒気団がまともに吹き込んでくる山」のために、一度荒れ始めるとなかなか山頂まで到達できないことが多々あります。
無理をしないで時間に余裕を持って登り、焦らないで下れるように登りの段階で時間調整を考えてください。
春になりつつあるとはいえ、出来るだけ単独登山は避けて雪山経験者の方と一緒に登るようにしましょう。
●山頂避難小屋
登った皆さんが自主的に入口付近を掘ってくださったおかげで1階から出入りできます。
窓を明り取りのために2階と1階にそれぞれ1ヵ所づつ、掘り出してくれていて、小屋内もなんとか薄暗いけれども見える状態になっています。
今日は大山ガイドクラブの有志でトイレ掃除に登りましたが、みんなが使う場所ですので、出来るだけ汚さないようにお使いください。
お知らせ
この他、登山道の状態とか装備品などわからないことがあれば遠慮なく下記までお問い合わせください。
また雪山の登山も含めてスノーシューなど冬の登山ガイドの依頼については
やまびこ荘 (電話0859-52-2725)までお問い合わせください。
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大山プロガイド協会周辺の過去の様子
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