大山 | 大山プロガイド協会

登山道の残雪はあと数日で消えてしまいそうです。1合目ではイワカガミが咲き始め、8~9合目でダイセンヒョウタンボク開花中。

草鳴社ケルン付近(2016.05.01 大山寺 やまびこ荘)
草鳴社ケルン付近(2016.05.01 大山寺 やまびこ荘)
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天気・気温

04/25(月) 09:00 大山寺 晴れ 気温16℃ 無風
12:00 山頂 晴れ 気温12℃ 微風
鳥取市の天気予報
明日
25℃
12℃
明後日
曇のち雨
25℃
14℃
日本気象協会提供 2024年4月27日 0:00発表
松江市の天気予報
明日
晴時々曇
26℃
12℃
明後日
曇のち雨
23℃
14℃
日本気象協会提供 2024年4月27日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

高気圧の圏内には入っていますが、太平洋上に停滞前線が延びており南から湿った空気が入り込んでいるため、視界はあるもののスッキリしない天候でした。
しかし山頂での微風は実に心地よい風で、5月上旬を思わせる快適な天候でした。

雪が無くなっていくのと反比例して大山寺周辺でもお花が咲き初めています。
特に目立つのが阿弥陀堂下の「 ヤマブキ ヤマブキ 」でしょう。
先方にバラつきがありますが、ほぼ五分咲きぐらい。GWにはちょうど見頃になりそうです。

1合目付近の「 イワカガミ イワカガミ 」がそろそろ咲き始めています。
また8合目上から9合目下に何本かある「ダイセンヒョウタンボク」が白い花を綺麗につけています。
足元より下にあるので、良く見ないと見逃してしまいそうですので注意して探してみてください。木道より下に咲いています。

登山道の状況

登山道の残雪状況はどんどん後退しており、おそらくあと何日かでなくなってしまうと思われます。
現在は7合目の下に少し。8合目の直線の下に少しという程度。

登山道の倒木とか枯れ枝など、今シーズンは早くから鳥取県により整備され、ほとんど邪魔になるような枯れ枝もありません。

登山装備

登山装備が必要です。

注意点

●山頂避難小屋の水洗トイレ
先週末から使用可能となっています。
ただ今シーズンの準備段階で浄化槽の様子を見たときに、カップ麺の空き容器だとか生理用品、弁当ガラなどが出てきました。すべて綺麗に取り上げて県職員の方が持っておりましたが、くれぐれもマナーを守ってご使用くださいますようご協力ください。

●山頂避難小屋の売店も営業
今年も平日は日本山岳ガイド協会の認定登山ガイドの上野ガイドが売店にいますので、お気軽に声を掛けてみて下さい。
なお11月まで無休で営業予定ですが、よほどの悪天候の場合は予告なしに休業する場合があります。
売店の営業の問い合わせは 大山寺 チロル&白樺 電話0859-52-2818まで。

またフェイスブックで「伯耆大山山頂小屋」をご覧ください。
ほぼリアルタイムで山頂の様子が見られます。
上野ガイドが更新しています。

お知らせ

登山道の状態とか装備品などわからないことがあれば遠慮なく下記までお問い合わせください。
また雪山の登山も含めてスノーシューなど冬の登山ガイドの依頼については
やまびこ荘 (電話0859-52-2725)までお問い合わせください。

昨年の今頃の様子は?

今年は登山道の雪は早く融けてしまい、もう歩くのに支障はありません。2週間ほど早めに推移しています2023.05.02

だんだん蒸し暑さを感じる季節になってきました。そろそろ虫除けスプレーが必要な季節です2023.05.15

米子市内でも30℃を越える夏日となりましたが、大山は気持ちの良い風が吹いていました2023.05.23

大山プロガイド協会周辺の過去の様子

  • 山頂緊急避難小屋付近の状況
  • 3合目手前付近から積雪があります
  • 山頂台地の残雪
  • フキノトウがようやく顔を出してきました
  • 6合目避難小屋の様子
  • ポールの片付けを行う
  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 少しガスが出ると、大山では、こうなります
  • 山頂碑の様子
  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 6合目より見た日本海
  • 7合目の様子

大山プロガイド協会

現地連絡先:
090-7999-2931
電話番号:
0859-75-2300
連絡先住所:
〒689-4424 鳥取県日野郡江府町御机字鏡ヶ成709-1 休暇村 奥大山 内

地図で見る
http://chugoku-guide.wix.com/chugoku-guide

施設の詳細を見る

関連する山

鳥取県 / 中国山地中部

大山 標高 1,729m

 山陰地方のほぼ中央にそびえ立つ大山(だいせん)は、天平五年(733)に完成したといわれる『出雲風土記』に、火神岳(ほのがみのたけ)の名で登場する。我が国で最も由緒のある山の1つである。  中国地方の最高峰。大山隠岐国立公園の中心にあり、歴史、民俗、自然科学の面でも傑出したものが多く、名実ともに中国山地の王者である。四季を通じて探訪者が絶えないが、日本海に面した独立峰であり、気象条件、地質地形条件が厳しく、特に冬季は「寒気の吹き出し」の影響を、日本で最初に受けるので、標高に似合わず遭難事故が多い。中国地方の他の山々とは全く異質の山であることを銘記されたい。  一方、自然保護運動の先覚地でもある。全国のゴミ持ち帰り運動の発祥の地であり、数々の乱開発を追放した実績を持っている。現在は一木一石運動(登山者の手によって山頂に石を返す行動)が根気よく続けられている。  山体を形成する角閃石安山岩は軟らかくもろい。激しい浸食作用により、登山道の転変が多く、頂上と通称される弥山(みせん)への道は夏道ルートと行者谷ルート以外は閉鎖されて久しい。両ルートは6合目避難小屋の下で合流し、特別天然記念物ダイセンキャラボク純林を縫って頂上碑に達する。東側に三等三角点が、西に頂上小屋と、やや下って石室(いしむろ)と心字(しんじ)池などがある。いずれも往復5時間程度だ。  最高点の剣ヶ峰へは大神山(おおがみやま)神社から元谷(もとだに)小屋、ユートピア避難小屋を経る一般ルート(往復5時間)の他に大休(おおやすみ)峠からと、地獄谷振子(ふりこ)沢からのルートがあるが、一般向ではない。  元谷をベースに、大屏風(おおびようぶ)岩、小屏風(こびようぶ)岩、烏帽子(えぼし)岩、別山などの岩場がある。岩はもろく、登攀には高度の技術が要求される。南面の南壁はすべてガレ壁で、登降は勧められない。支峰の甲(かぶと)ガ山(せん)、船上山(せんじようざん)にはよい岩場があり、地元のクライマーに愛されている。  大山の名をより高めているのは、史跡の豊富さと荒らされていない生物相とにある。  『出雲風土記』には、大山を杭(くい)にし、弓ガ浜を綱にして島根半島を引いてきたと記され、大化改新(645)前後には修験者の大道場でもあった。以来、興亡栄枯を繰り返し、その遺構が全域に残されている。現存する大山寺と大神山神社の門前町が大山寺(だいせんじ)の集落。今は宿泊施設や飲食店、温浴施設などが参道沿いに並んでいる。 平成30年には、大山情報館が大山ナショナルパークセンターとしてリニューアルしたほか、観光案内所や県立大山自然歴史館も再整備され、大山周辺の情報提供の他、シャワールーム、ロッカー、Wi-Fiなど多くの新しい機能が利用できるようになり、大山登山が一層、便利になった。 冬は西日本最大の広さを誇るスキー場が賑わい、スキーやスノーボード、スノーシューなど、ウィンタースポーツのメッカとなている。

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ユーザーの登山記録から