旭岳の山頂往復に支障ありません。登山装備が必要です。裏旭、裾合平、黒岳、北鎮は雪渓がありアイゼンの用意を。
天気・気温
山麓 15:00曇 17:00日が射すも山は雲の中
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
●姿見周辺
・第一展望台から(夫婦池への最短ではなく)、一度旭岳に向かって歩いてぶつかるナカミチ(中道)辺りの
チングルマ
チングルマ
が揃って咲き始めました。
(そのときの旬な場所は、姿見で自然保護活動をしている監視員に聞くと良いですよ。)
・第一展望台のすぐ前の原っぱでは、まだ
チングルマ
チングルマ
のツボミはあまりありません。
これからツボミができてくるのかもしれませんが、年によってはツボミの数自体が全然少ないこともあります。
●裾合平
まだ雪が多く、ほとんどが雪の下です。お花の見頃は7月下旬であもうひといきというところでしょうか
●クマに注意
特に例年より目撃情報が多いわけではありませんが、クマには注意して下さい。
6/21とその2日前に、(上の)姿見駅と(下の)山麓駅の中間部と下部で、ロープウェイから下を通過している足跡が目視されています。
天女ヶ原湿原登山道は、ロープウェイの架線と交差していませんが、ヒグマにとっては、「すぐそば」です。
ヒグマの痕跡や目撃、遭遇の情報も、裾合平とともに大変多い場所ですので、充分な注意が必要です。
登山道の状況
●旭岳の標高は北アルプスの山々のような3000mという標高ではありませんが、緯度が高いため、山の条件としては本州の3000m級山岳と同様か、スケールからそれ以上の厳しさがあります。
ビジターセンターなどで最新情報を得て行くようにしましょう。
●姿見周辺 ほぼ夏道になっています。
観光散策程度の方はスニーカーの方もいます。
●旭岳登山
・姿見から旭岳登山のピストンに支障ありません。雪もほとんどありませんが、スニーカーは不可です。登山装備が必要な場所です。
●旭岳から裾合平方面
裾合平の融雪も進み、以前よりはルートが分かり易くはなっていますが、まだ雪はたくさん残っています。少し視界の悪い時などは、道迷いに十分注意して下さい。まだ迷って遭難する人の多い時期です。
残雪が多い状況から、このあたりのお花のみごろは7月中~下旬頃からです。
●裾合平から愛山渓への縦走
7/4現在、当麻乗越に向かう手前のピウケナイ川の渡渉点が割れてきています。融けて水面が現れた部分の横はまだ雪がしっかりしていて渡れました。今は状況は異なります。悪ければ引き返せるような計画で行きましょう。
●旭岳から北鎮、黒岳への縦走
まだまだ大きな雪渓があります。アイゼンピッケル必携です。
7月でも周辺には雪があり、気温はかなり下がります。
・黒岳では9合目の急傾斜に残雪があります。下りは要注意。念のため6本爪アイゼンやピッケルの用意を。滑落に注意しましょう。
・裏旭野営指定地から旭岳山頂への雪渓 7月中旬としてはかなり大きく残っており、相応の注意が必要です
下りは要注意。念のため6本爪アイゼンやピッケルの用意を。滑落に注意しましょう。
・北鎮 雪渓は特に下部の傾斜が強く、滑落の方向によっては下が岩場となり、注意が必要です。この時期は雪渓の通過に自信がない人は雪渓を「登り」で通るようにする方が滑落のリスクを減らせます。
6本爪アイゼンやピッケル必携です。落ちると大けがになるでしょう。一部の雪渓には赤でルートがマークされています。
お花が楽しめのは7月中旬以降、天気や条件によって毎年異なりますが、8月になることもあります。
まだまだこれからが楽しい季節となるので、あまり焦らずに良い時期をお待ち下さい。
※層雲峡側、リフト、ロープウェイの運行をご確認下さい。
http://www.rinyu.co.jp/modules/pico01/
●天女ヶ原湿原登山道
姿見の整備された1周1時間半と、天女ヶ原のヤブ・ヌカルミ・残雪の登山者でも"好事家"向けの状態にある1時間半は、まったく別物です。行く方は、(心の準備を含めて)充分なご用意を。
●忠別川右岸の町道通行止め(左岸の道道に迂回可能)
旭川や東川から旭岳温泉や旭岳源水へ行くときに使われる町道は4/28まで工事で通行止めの予定でしたが、法面の状態が危険なため、6月末まで工事を延長することとなりました。
道道(天人峡美瑛線)で2kmほど遠回りにはなりますが、迂回できます。いで湯号バスの路線と同じです。
登山装備
登山には残雪に対応できる装備が必要です。油断しないで下さい。
北海道の夏は、本州から来る方にとって天候次第では昼でも、もちろん夜はとても寒く感じると思います。防寒装備の油断は禁物です。7月でも朝に氷が張ったり、日中でもみぞれが降る可能性を考えて用意しましょう。
ルートによってはアイゼンやピッケルが必要です。
日が射せば紫外線も強く、日焼け止め、サングラスの用意も忘れずに。緯度の高い北海道の紫外線は本州よりもずっと強烈です。
姿見散策だけの方には、天気の良い日に限りですがスニーカーで歩くような方も出てきました。
それでもやはり、しっかりとした靴の方が安全です。雨具や防風、防水対策はいつも必要です。
ライトや地図を持たないことは危険です。
ロープウェイ姿見駅(上の駅)やビジターセンターでは長靴の貸し出しをしています(300円)
注意点
●入山にあたり飲料水は持参しましょう。
飲料水は旭岳温泉から持参しましょう。ロープウェイ姿見駅(上の駅)には給水施設がありません。ロープウェイ売店での販売となります。ビジターセンターでは飲料水(お湯はありません)をおわけすることができます
●旭岳ロープウェイ
http://wakasaresort.com/asahidakeropeway/
運行中 運行時間が変わりました、土日祝日は朝6時から運行しています。
●8/27(土)~28(日)十勝岳温泉登山口の登山や車の制限があります。
第3回かみふらの十勝岳ヒルクライム大会実施のため、十勝岳温泉登山口からの登山や、この登山口への道路や駐車場に制限が掛かります。
28日の登山禁止と、27日午後3時~28日午後1時の十勝岳温泉登山口の駐車場使用禁止、28日午前のバス運休などが登山者に影響する部分と思われますが、詳しくはコチラをご覧ください。
http://www.town.kamifurano.hokkaido.jp/index.php?id=1444
お知らせ
・旭岳の登山・自然の情報はビジターセンターにおたずねください。
来館した方や、電話・メールなどのお問合せに対し、最新の現地情報と、過去の事例や個々の事情に照らし、最適な答えを返せるよう努めています。
http://www.welcome-higashikawa.jp/info/?c=16
・7/15から 金曜日と土曜日の夕方にスライドショーをします。ぜひご覧下さい。
●大雪山や十勝岳は広い地域にまたがっています。旭岳以外の主な山の問合せ先はこちら
http://www.welcome-higashikawa.jp/info/?c=27&s=7393&sc=&lv=&cl=1
・層雲峡ビジターセンター
ビジター山だよりでは日々の状況をお知らせしています。そのほかこエリアに入山予定の方には必要な情報がたくさんあります。
http://sounkyovc.net/
旭岳ビジターセンター周辺の過去の様子
旭岳ビジターセンター
- 電話番号:
- 0166-97-2153
- 連絡先住所:
- 〒071-0372 上川郡東川町旭岳温泉