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花を求めて大雪山黒岳へ

大雪山黒岳( 北海道)

パーティ: 2人 (モーちゃん さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

初日:曇り時々濃霧、2日目:雨後晴れ。

登山口へのアクセス

その他
その他: 旭川空港よりレンタカーを使い層雲峡温泉に行き連泊しました。午前5時に朝食の弁当を受け取り、車で出発。近くのローソンで昼食を購入し、黒岳ロープウェイへ向かいました。始発は、午前6時。朝食を済ませ、乗車。リフトまでは、歩いて5分。6時半始発で6時45分着。
乗車賃大人一人往復ロープウエイ1950円、リフト600円。 

この登山記録の行程

初日
ロープウエイ(6:00~6:07)…リフト(6:30~6:45)…登山口(6:50)…黒岳山頂(9:30~10:00)…石室(10:30~11:30)…黒岳山頂(12:00~12:30)…登山口(114:00)…リフト(14:05)…ロープウエイ(14:40)

※2日目は予備日でしたが、また同様のコースで黒岳に登りました。ホテルを出た時は、曇り空でしたが、ロープウエイ山頂駅を出ると強い雨が降り出しました。しばらく様子を見ていたが、行けるところまでと決め、出発しました。黒岳山頂近くになると青空が広がりました。

コース

総距離
約4.2km
累積標高差
上り約603m
下り約603m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 たくさんの珍しい高山植物に出会えて、感激しました。登山道脇に咲き誇るウコンウツギ、この花には、勇気づけられました。白色のエゾノハクサンイチゲ、黄色のチシマノキンバイソウを見て、この先どんな花があるかなと楽しみになりました。花を愛でつつ、撮影しながらか登りましたので、2時間半くらいかかりました。いつのまにか黒岳山頂に飛び出し、そこからの眺めの雄大さに見とれました。
 山頂から石室までが、また高山植物の宝庫でした。写真をご覧いただければ幸いです。
 来年は、さらに足を延ばし、雲ノ平のお花畑を見にいきたいと思っています。
(参考にしていただきたいこと)
①ロープウエイは、早朝から込み合います。ツアー客が、ホテルの朝食前に散歩のため利用するからです。山頂駅前には、ミニ高山植物園があります。しかもバスが数台到着しますので、始発から長蛇の列となります。早めに並ぶことです。②トイレは、ロープウエイ山麓駅と山頂駅にあります。リフト乗り場や上の登山口には、ありません。黒岳石室まで行くと、バイオトイレが使えます(協力金200円)。③7月1日現在、登山道には3か所雪渓がありました。アイゼンは用意してきましたが、ストックを使ってゆっくり通過しました。事前に確認するとよいです。④石室は、宿泊ができますが、食事の提供はありません。⑤黒岳ロープウエイは、始発が6時、最終が17時20分でした。黒岳~旭岳間の縦走を考えている方は、考慮してください。私たちは、年齢を考えて、山中に泊まらず、ふもとのホテルに宿泊しました。日帰りで行く黒岳・石室の往復も大変良かったです。

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フォトギャラリー:31枚

クロユリ、ロープウェイを降りて、リフト乗り場に向かう途中の右手にありました。黒岳への途中の登山道脇にも咲いていました。

珍しい花です。エゾルリソウ、リフトを降りて、登山口入口近くに咲いていました。青色の透明さが光沢があり、きれいでした。

エゾイチゲ、純白の花で、めしべとおしべを包み込むように咲いていました。

ウコンウツギ、リフトを降りて、黒岳登山口から黒岳山頂まで、ずうっと咲いていました。この真っ黄色の花は、圧巻でした。だれもが感嘆の声を上げていました。

エゾノハクサンイチゲ、空に向かって咲く花の純白が美しいです。

キバナノコマノツメ、5枚の花弁のうち下部の花びらだけが前に突き出していて、馬面のようにやや縦長です。

モミジカラマツ、花は小さく1,5㎝くらいですが、立ち姿がきれいです。

チシマノキンバイソウ、たくさん見ることができました。

エゾノハクサンイチゲ、中には一つの株からたくさんの茎を伸ばしているものもありました。

高山植物の女王と呼ばれるコマクサです。黒岳山頂の北側にありました。とっても大きな株でした。強風が吹くところですが、生命力が旺盛なのでしょうか。

イワウメ、黒岳山頂から石室にかけての登山道脇に咲いていました。おしべ、めしべの黄色が花びらの白色に映えていました。

花びらが開いたイワウメです。花びらが密集せず、あっちこっちを向いて咲いていました。

チシマキンレイカ、別名タカネオミナエシです。黒岳から石室にかけての斜面は、高山植物の宝庫です。できれば石室まで出かけてみてはいかがですか。

イワブクロのつぼみです。間もなく咲き出しそうです。

イワウメ、草のように見えますが、常緑の小低木です。

イワヒゲ、地面を這うように伸びる小低木です。白い小さな花をたくさんつけていました。

ハクサンシャクナゲ、時期がやや遅かったのですが、まだ咲いていました。

エゾコザクラ、雪渓や雪田の融雪後に生えます。石室のまわりに群生していました。

エゾノツガザクラの群生の中になぜかチングルマが一本混じっていました。

石室付近のチングルマの群生です。ここは、雪解けしたばかりです。近くの日当たりの良い所では、果実が風車になっていました。

これは、珍しい、チシマヒョウタンボクの花です。果実は、瓢箪形で赤く熟すそうです。

これも珍しい、葉に暗紅紫色の斑点があります。ウズラバハクサンチドリ。

ウコンウツギの黄色が青空に映えていました。

トカチフウロです。

トムラウシ山方面を遠望しました。

黒岳山頂より白雲岳、緑岳方面を撮影しました。

黒岳山頂から見た御鉢平方面です。登山道がずうっと延びていました。来年は、石室の先の展望台まで行きたいです。

黒岳山頂から見た北鎮岳の雪形、案内板には、ハクチョウ(左)とチドリ(右)と書いてありました。なるほど!

ヤマオダマキ、ロープウェイ山頂駅前で撮影。

オオタカネバラ、ロープウェイ山頂駅前のミニ植物園に咲いていました。

エゾツツジ、ロープウェイ山頂駅前に咲いていました。

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装備・携行品

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登った山

黒岳

黒岳

1,984m

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