• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

晴れ一時吹雪後晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 馬留登山口に駐車(10台程可)、馬留登山口から入山

この登山記録の行程

馬留登山口(06:00)…又一の滝(06:32)…薬師岳(09:12)…小田越(10:12)…薬師堂(11:31)…
又一の滝(12:38)…馬留登山口(13:02)
所要時間:7時間2分(休憩含)(コースタイム:7時間40分(0.91倍))

コース

総距離
約10.5km
累積標高差
上り約1,138m
下り約1,138m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

 先ず、河原の坊、小田越に通じる県道25号紫波江繋線は、11月8日をもって冬季閉鎖となりました。
先月27日の早池峰縦走から薬師岳の機会を伺っており、天気予報を確認しつつ、好天のこの日を選び計画してみました。馬留からの入山は2回目であり、薬師の上りの急登がえらく印象に残っていましたが、今回の山行は如何に。
 11月9日、前日移動として、遠野へ向かいました。車中泊場所の馬留登山口への移動の途中、登山計画書を遠野警察署へ直接提出、併せて11日計画分の六角牛山と石上山も提出し、熊情報等も入手してきました。
月明りの中、馬留駐車場は私の車1台のみ。ワンセグテレビも受信でき、スマホも使える事が出来ます。車中泊では、時折、牡鹿の求愛の雄叫びが聞こえましたが、静けさの中にも渓流のせせらぎが遠くに聞こえ、心地よい感じで、21時過ぎには爆睡です。
 11月10日、4時半に起床、外気温は2℃、夜空には星が見え、まずまずの天気です。車中でお湯を沸かし、熱々の味噌汁をこしらえ、前日スーパー買った半額の弁当をたいらげ、戦闘準備完了!今回の服装は、冬装備としましたが、積雪がないので登山靴はトレッキングシューズです。マムートのゴアテックスクァンタムストレッチパンツは昨年から使っていますが、ベンチレーションで下半身の温度調整が良く利き、便利で履きやすいパンツでお気に入りです。
計画書のとおりに6時ジャストに出発、薄明るい登山道へと入って行きます。今回も55分の行動、5分の休憩を基準とします。歩き始めると身体は直ぐにホットになり、上シャツのファスナーは全開、パンツのベンチレーションで体温調整をし、3年前の10月に登った時の記憶を思い出しながら、快適に進みます。
滝川を縫うように渡渉を数回、6時32分に又一の滝に到着、お不動様に御酒を奉納し、山行安全を祈願します。ここから又一の滝を左に見ながら急登が始まります。最後の渡渉地点からは更に傾斜は増し、これが結構な距離、続きます。前回は、この急登を飛ばしに飛ばして、後々バテテしまった経験から、今回はゆっくりペースです。今回も早池峰縦走と同じく、花も無ければ、紅葉も無い、単なる山を歩くだけの山行です。急登の途中、枯れた木々の間から薬師岳山頂部に雲が掛かっているのを確認、しかしながら自分の真上には青空が広がっています。天気予報では昼から雲が出てくると言っていましたので、何とか晴れる事を期待します。標高1300mを越えた辺りから苔生した大きな岩に根を絡み着けた松が多く見られる、日本庭園の様な様相が始まります。日本庭園ゾーンを越えると山肌を白く染め、雲の取れた薬師岳山頂部が姿を見せました。遠くにニセ鶏頭と鶏頭山が見えます。山肌の白は、ハイマツに着氷した、霧氷でした。
9時12分、強風の薬師岳山頂に到着、と同時に雲が掛かりだし、正面の早池峰山は全く見えません。天気予報大外れです。写真を撮り、直ぐさま小田越に向かいます。冬装備で正解です。小田越に向かう途中、ヒカリゴケの観賞も怠りません。
10時12分、小田越に到着、と同時に今期初めての吹雪の始まりです。小田越の管理棟は当然、閉鎖されていました。小田越山荘に向かいましたが、窓が全て冬支度で板張りされており、内部は真っ暗、入口の扉を開放状態にして採光し、ホットコーヒータイム、アンパンとのセットです。
小田越山荘から薬師堂の間は、原生林の中を歩いている感じを楽しめます。しかしながら、所々の岩や木の根等に氷が張っており、足元に注意を要します。
11時31分、薬師堂に到着、薬師様に御酒の奉納と健康を祈願しました。空を見ると、いつの間にか青空が広がっています。ここで軽く食事を摂り、長めの休憩。前回来た時には、ここからヘッドランプを点けての行動で、周囲の景観、登山道の状態等は全く分かりませんでした。が、今回は日中、結構な段差や渡渉もあり、この道をヘッドランプだけで、よく歩けたものだと感心するばかりでした。途中、東京の旧友からのいきなりの電話、飲み会の話でした。「今、山の中、さっきまで吹雪だった。」と言うと、少々引いた感じでした。
12時38分、又一の滝に到着、再度、お不動様に山行安全を感謝しました。空は青空、いい天気です。昼から曇り???天気予報の嘘つき・・・と、少々恨みましたが、自然相手ですから仕方ないですね。ここでも休憩を少し長く取ります。
13時02分、馬留登山口に到着、無事下山です。

3年振りの薬師岳、吹雪もあり、天候は今一でしたが、今回はのんびりとした山行で、山歩きを楽しめた感じです。しかしながら下山後の空、少々悔しいですね~。この天候が最初から続いていれば、早池峰の絶景が薬師岳山頂から拝められていたはずです。本当に残念でした。
また、当初翌日の11月11日に計画していた六角牛山と石上山は、爆弾低気圧発生の予報により中止とするため、遠野警察署に電話を入れた所、遠野市街地はずっと晴れていたそうで、吹雪があった事を伝えると驚いていました。
帰りの道中、見えた岩手山、とっても綺麗でしたね~。次は何処へ?


続きを読む

フォトギャラリー:113枚

馬留登山口からの入山です。

未だ、周囲は薄暗い感じです。

最初の渡渉は、丸木橋。

左下には滝川の渓流

イワナでしょうか?魚が見えます。

又一の岩戸

2つ目の渡渉も丸太

3つ目の渡渉も丸太、後ろに又一の滝が見えます。

4つ目の渡渉、飛び石

又一の滝、大きな滑滝です。

お不動様

薬師岳と薬師堂の分岐

滝上部

最後の渡渉、飛び石

結構な急登が続きます。

薬師岳山頂部は曇り?

ここは快晴

霜柱がカールしています。

山頂まで1.3km

水溜りも凍ってます。

もうツボミ?

日本庭園の様な感じが続きます。

遠野市街地が見えました。

薬師岳~今行くよ~!

ハイマツの霧氷

ニセ鶏頭と鶏頭山

岩場が続きます。

岩茸

下から雲が湧き上がっています。

山頂目前

霧氷のトンネル

小田越と小田越山荘の分岐

山頂標識

私の頭も雪化粧?

三角点タッチ

早池峰方向は真っ白です。

山頂標柱

つららにも小さなエビ?

小田越まで1.2km、後ろに小さな薬師さま

かなりの向かい風

ヒカリゴケ1

ヒカリゴケ2

梯子を降ります。

小田越まで0.7km

小田越到着です。

薬師岳登山口(小田越)

薬師岳方向は真っ白、吹雪いてきました。

管理棟は閉鎖

ここから右へ

遠野口から入ります。

小田越山荘

窓には戸板

霜の道

山頂への分岐

傘岩

いい感じです。

渡渉の丸太

氷が出来ています。

宮古方向に流れる雪雲

部分的に青空が

道の所々、凍っています。

こうもり岩

よく整備されています。

いい感じです。

薬師堂が見えました。

薬師堂に到着

薬師堂の看板

薬師様

戸締りをして出発です。

青空が広がっています。

山頂部も晴れてきています。

途中立ち寄った不動の滝

枯れ葉の道

渡渉、飛び石

天候、どんどん回復です。

渡渉、飛び石

又一の滝上の分岐に出ました。

又一の滝に到着です。

お不動様、山行安全ありがとうございました。

休憩後、出発です。

滝をもう1枚

渡渉、丸太の上から

馬留登山口が見えました。

無事下山です。

案内板から

駐車場奥の湧き水。靴を洗うのにいいですね。

帰路途中、この天気です。

すべての写真を見る

装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え
地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え)
ナイフ 修理用具 ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品
熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ トレッキングポール
GPS機器 ライター カップ
【その他】 携帯トイレ、AMラジオ、携帯電話

みんなのコメント

ログインして登山記録にコメントや質問を残しましょう

登った山

薬師岳

薬師岳

1,645m

よく似たコース

薬師岳 岩手県

小田越から薬師岳へ往復 日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
往復
歩行時間
2時間30分
難易度
コース定数
10
薬師岳 岩手県

静かな山腹に光るコケと名滝を訪ねる

最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
3時間55分
難易度
★★
コース定数
13
登山計画を立てる