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大国見山

大国見山( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 1人 (うめぞー さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

電車
その他: 近鉄天理駅から桃尾の滝まで歩いていき桃尾の滝の前の道を上がっていく。
明確にここから登山口というものはなく感覚的に言えば桃尾の滝が登山口と言える。

この登山記録の行程

近鉄天理駅(9:00)・・・石神神宮(9:45)・・・桃尾の滝(10:30)・・・大親寺(10:45)・・・大国見山山頂(11:45)・・・岩屋集落(13:30)・・・白川大橋(14:10)・・・近鉄天理駅(14:45)

コース

総距離
約16.5km
累積標高差
上り約938m
下り約939m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

今回は9日が晴れるとの情報から休みを取って大国見山に行ってきました。
近畿日本鉄道さんが出しておられるてくてくマップを天理市が転載して龍王山と大国見山との両面マップにしたものを前回の龍王山の時にトレイルセンターで頂いたのが計画のきっかけになりました。
私はこのてくてくマップの大ファンで書かれている方とお友達になりたいと思うほど感性が似ています。
私自身、行く山々では必ず全てを見て回らないと気が済まないタイプでそのために歩く距離が長くなろうが標高が高かろうが低かろうが一切気にしないタイプです。
なので今回も約18kmほど歩いています。
また、このルートはほとんどがアスファルト歩きなので足に負担がかかります。
その上で同じルートを歩きたい方は参考にしてください。
それではコース案内です。
天理駅までは近鉄でもJRでもどちらでも同じ場所に来ることができるのでご自身の利用しやすい沿線でお越し下さい。(近鉄とJRの各駅は隣接しています。)
駅を出たら右斜めに公園を横切ります。
天理駅前南という交差点を渡って天理本通というアーケードをひたすら真っ直ぐに進みます。
大きなアーケードなので抜けるだけで約1kmは歩きます。
途中にトイレが何箇所かありますので利用するといいでしょう。
アーケードを抜けた先左側には天理教の大きな寺院があります。
さらに真っ直ぐに進むと石神神宮前というバス停があり、その先の交差点を右へ進みます。
しばらく進むと山辺の道の道標で石神神宮を示唆しているので従い進みます。
恵比寿神社を越えた先に石神神宮は右だという標識があるので右上に上がって行きます。
石神神宮の入口があるので境内を抜けていきます。
途中に本殿があるので参拝をして御朱印をいただきました。
ここは有名な国宝の七支刀(ヤマタノオロチの尻尾から出たとされる剣)がある神社ですが残念なことに滅多なことでは見ることができません。
国立博物館などで国宝の大展示会が開催される時ぐらいしか公開していないと神官さんがおっしゃっていました。
神官さんに色々教えていただき、お礼を述べて次へ進みます。
本殿の前の道をさらに奥へ進むと山辺の道の道標があるのでしばらくはこの道標に従い進みます。
石畳の素敵な道を抜けたら右へ進みます。
のどかな田舎道を進むと分岐があります、右はアスファルトで左は田んぼか畑に降りるようなあぜ道ですがあぜ道が正解なので注意してください。
あぜ道をしばらく進むと分岐があり、左は橋を渡るようになっています。
この橋が布留の高橋なので橋を渡ってください。
途中で滝を見ることができます。
橋を渡って民家の間を抜けたら車道に出るので右へ進みます。
しばらく道なりに進むと左側に天理市豊井浄水場があります。
浄水場を越えた先は左右に分かれていますが左側の生活道路を進みましょう。
しばらく進むと立派な石灯籠とお地蔵さまが鎮座されています。
そのまま進むと先ほどと同じようなお地蔵さまが鎮座されています。
このあたりが下滝本となり下滝本バス停があります。
なのでアスファルト歩きが嫌な方はここまでバスで来るといいでしょうが便数が少ないようなので事前に調べて利用してください。
また、この先は崖崩れのせいで車が通れません。(R25のバイパスは大丈夫です。)
従ってバス利用もここまでとなります。(2018.2.9現在)
民家の先にバリケードがしてありますが歩きなら行くことができます。
しかし、いつ崩れてくるかわかりませんので素早く通り過ぎてください。
その先でバイパスと道が交わりますので左へ進みます。
約15mほど進んだ先左側に大変貴重な梵字磨崖が無造作にあります。
気をつけていないと見落としますので注意してください。
ここから約300mほど進むと桃尾の滝への道標がありますので従い左へ進みます。
民家を抜けた先に分岐があり、右へ進むと石上神社経由で左の道と合流し、左の道を進むと史跡を堪能しながら進むことができます。
どちらでも同じなのでお好みでどうぞ。
しばらく急坂の道を進むと左側に大国見山のコース図があり、その向かい側は広場と駐車場になっており、その先に立派な石像に守られた桃尾の滝が悠然と流れ落ちています。
この季節は滝が凍っておりさらにその魅力を引き立てているので必見です。
一通り滝と周囲の景色を満喫します。
ここは修行の場でもあるため不動明王様があちこちに祀られており、中でも磨崖仏は必見です。
堪能した私は次の目的地の大親寺を目指します。
ちなみにですがマイカーなら桃尾の滝まで来ることができますが登山のために車を止めて良いかは行政に相談してください。
ここは信仰のためにお年寄りも来られているので勝手に車を止めるのはいかがなものかと思います。
私の感性では登山口はまさしくこの桃尾の滝からだと思います。
ここからはさらに急坂が続きますが元々が竜福寺の跡地なのであちこちに史跡を見ることができます。
ちなみにですが桃尾の滝から少し上がったところに最後のトイレがあります。
もうここからは一切ありませんので注意してください。
史跡を見ながら進んでいくと左側に朽ちかけた道標があります。
この道標を越えて少し行ってから振り返ると来た道の右側に道があります。
少し寄り道になりますがこの道を進むと素敵な六地蔵様とその先に阿弥陀磨崖仏があります。(途中荒れた箇所があるので気をつけてください。)
本線に戻って少し進むと大親寺への分岐があります。
寄り道にはなりますが素敵な寺院なので立ち寄ることをオススメします。
大親寺は竜福寺跡地に建っており竜福寺(大和三竜寺の一つ)の遺跡がたくさんあります。
ここも満喫した私はいよいよ大国見山を目指します。
大親寺から木橋を渡って行くとだんだんと斜度が厳しくなってきます。
山の標高自体は498mとそれほどでもないのですが意外と厳しい登りが続くため私のような体を鍛える目的の人間には嬉しい限りですが普通の方だと翌日に筋肉痛を起こしかねない急登が続きます。
しばらく進むと少し道が平坦になったところに道標があります。
一つ目は簡素な道標で岩屋と山頂を示唆しており、もう少し進むと今度は立派な道標で距離まで記載してあります。
帰るときはこの道標に従い、岩屋方面に下るので場所を覚えておきましょう。
道標を過ぎたあたりから一段と急な道になります。
足を痛めないようにゆっくり上がってください。
途中で分岐がありますがどちらからでも山頂に行くことができます。
ただ、左から登った方が道中の景色に癒されるので左から上がりましょう。
大きな岩がある場所も分岐になっていますが基本左から上って右から下りましょう。
しばらく進むと祠があります。
ここが大国見山山頂です。
急登を登ってきただけの甲斐がある景色と史跡に癒されること請け合いです。
史跡はその昔、ここから狼煙をあげていた名残の油を貯めるためにくぼみを付けられた岩があちこちに点在しているのと御山大神と刻まれた岩があります。
この御山大神の文字から大昔はここの岩が磐座であったことが伺えます。
山頂は結構な広場にもなっており大休憩ができます。
私もここでお昼をいただきゆっくり休憩してから下山を開始します。
先ほどの道標まで戻ったら岩屋方面を目指して下山します。
道は特に難しい場所もなく基本一本道なので道通りに進めばいいでしょう。
しばらく下っていくとやがて平坦になりさらに進むと右はアスファルト、左はあぜ道の分岐がありますがどちらからでもほとんど同じ場所に出ることができます。
同じなら土の道を進んだほうが気持ちいいです。
抜けた先は林道で渡った先に名阪国道の下をくぐるトンネルがあるので高架下をさらに向こう側へ抜けましょう。
出た先はのどかな風景が広がっています。
目の前の道をそのまま進み一番奥の道まで行ったら左へ進みましょう。
しばらくは道なりです、かなり進んだ先に左へ下ればバイパスと書かれた看板がありますが無視してそのまま進みます。
次は左側に造り酒屋が見えてきます。
道の右側に弁財天様が祀られておりこのあたりから集落へと入っていきます。
しばらく進むと右側に石灯籠とお地蔵さまが祀られています。
この近所に岩屋の磨崖仏と呼ばれる磨崖仏があるはずなので行ったり来たりしながら探しますがわからなかったのでたまたま犬の散歩に出てこられたおばあさんに道を尋ねると石灯籠の左側から上に上がる坂道を上がったところだと聞いて行きますがどうも勘違いのようでかなり先にあったのは・・・・素敵なお地蔵さまでした。
気を取り直して本線まで戻り先へ進むと石灯籠からわずか50mほどでありました。
ただ、風化が激しくほとんど見えない中でよく目を凝らすとそれとはなく見える磨崖仏が石灯籠やお地蔵さまに守られるようにしてありました。
一通り見学したらいよいよ駅を目指すべく進みます。
まずは磨崖仏の前の道をひたすら進みます。
しばらく進むと左側に公民館があります。(これがあれば正解の道です。)
そこからさらに進むと左側に共同集荷場があります。
その先の信号のある交差点で真っ直ぐに進むか右へ進むかで距離が変わります。
まっすぐに進めば300mほどショートカットできますが特に見所はありません。
右へ進めばその分遠回りですが白川大橋に行くことができます。
この橋は山頂からも見えていた大きな橋なので逆にこの橋の真ん中からも大国見山がよく見えます。
足が疲れてなければ橋を訪れましょう。(景色は最高です。)
ここからは道なりに進んでいきます。
しばらく進むと左側に防音壁が見えてきます。
この防音壁の手前から左側に龍王山が綺麗に見えます。
防音壁をなぞるように下りていくと道は右へ進むようになります。(左は宗教施設への道なので一般人は立ち入り禁止です。)
進んだ先すぐの信号を左へ進みます。
しばらく進むと高架橋があり、信号もあるので右へ進みます。(交差点は渡っておきましょう)
道沿いにトイレもあるので利用するといいでしょう。
トイレから先の信号を左へ進みます。
憩いの家病院という病院が左側に有る道を進んでいくと天理駅を示唆した交通標識が車道上部にあるのが見えます。
その信号のある交差点を右へ進みます。(交差点を渡ったら案内図もあります。)
後は左側に郵便局を確認しながらひたすら真っ直ぐに進みます。
天理駅手前左側に地下道へ入る入口があるので地下道を進んでください。
ちなみにですが交差点や横断歩道はかなり離れているので地下道が便利です。
地下道を抜けた先が天理駅です。
私は京都まで戻り、いつもの温泉で疲れを癒してから帰路につきました。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル
帽子 地図 コンパス ノート・筆記用具 登山計画書(控え) ナイフ
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 携帯トイレ
非常食 行動食 GPS機器

みんなのコメント

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  • 今日、5/10大国見山に近鉄てくてくマップを参考に登ってきました。良かったです。
    質問ですがいつもの温泉はどこですか?
    差し支えなければ、教えて下さい。

  • ルリネコさん、コメントありがとうございます。
    いつもの温泉は京都タワーの地下3階にあります。
    正直言って温泉と言うよりは銭湯なんですが受付の方は温泉と言っておられるので温泉にしておきます。

登った山

大国見山

大国見山

498m

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最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
4時間20分
難易度
コース定数
18
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