行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
木の本方面から国道303号線を東へ約10km。ナビなら「杉野農協」が目印になる。
「杉野農協」バス停のところに登山道への分岐あり。看板があるので分かりやすい。約数キロ進むと立派な駐車場(白谷登山口)に着く。林道は舗装されている。駐車場は40台以上は収容可。
この登山記録の行程
駐車場・白谷登山口(09:23)・・・白谷本流コース・・・太鼓橋(09:51)・・・経ノ滝(10:03)・・・五銚子ノ滝(10:28)・・・山頂まで300mポイント(11:00)・・・山頂まで200mポイント(11:06)・・・山頂まで100mポイント(11:10)・・・横山岳・西峰(11:13)(昼食~11:46)・・・東峰・・・東尾根登山口(12:53)・・・夜這橋(12:56)・・・駐車場・白谷登山口(13:16)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
GWに入り28~29日とテントを背負って残雪の火打山と妙高山に行ってきた。昨晩遅く帰宅したが、その熱まだ冷めやらぬということで、肉体的にはそこそこ疲れているはずなのに、5時に目が覚めてしまった。青く澄み渡った空を見て、「ヨシ、山に行こう!」と決める。雪山をたっぷり楽しんだので、今日は春の山に行こう。それもとびっきりの春の花と新緑を楽しみたい!!。
シャクナゲが乱舞する富士写ヶ岳も良い頃だと頭をよぎったが、今年は花が1,2週間ほど早い。であれば森の貴婦人に出会えるかも?と行先を横山岳に決めた。横山岳であれば、もう一つのブナの新緑も楽しめる。
そう、横山岳は滋賀県屈指の急登として有名で、幾つかのコースがあるがどれをとっても全て急。自称、急登ハンターとしては大好物の山だが、横山岳の魅力はそこだけではなく(急登を魅力と考えている人は少ないと思うが、、、)、花の山としても滋賀県を代表する山の一つであり、また、東尾根コースは豊富なブナ林があることでも広く名前が知られている。
早く起きた割には、ノンビリしすぎたのか、駐車場に着いたのが9時過ぎ。既に駐車場はいっぱいになっていた。
早速、カメラを片手に出発。コースはもちろん、最も急登とされる大好きな白谷本流コース。ではなくて、今日は花の種類を楽しむなら白谷本流コースに限るという理由。沢沿いに豊富な種類の花が楽しめるコースとなっている。
早速、鮮やかな黄色のヤアブキや清楚な白さを放つイチリンソウが出迎えてくれる。ここのイチリンソウはひと際大きいと思うのは自分だけだろうか。ひょっとして横山岳独特の品種では???。
日差しが暑いが、時折、沢沿いの爽やかな風が吹く。いつもだと駆け上がるように登っていくが、今日は花を探して見つけるたびに写真に収めていく。紫のスミレ。小さく白い花が密集しているシャク。最近名前を覚えたムラサキケマン、これは毒を持っていて危険。青い花がこんなにも可愛いのに名前の由来が酷すぎるオオイヌノフグリと、シャッターが止まらない。経ノ滝の付近には、ニリンソウがあちこちに群生していて目を楽しませてくれた。白谷本流コースを選んで正解だ。ただ、白谷本流コースは、何度か沢を渡るポイントがあるが、道が整備されていない場所が多く、お子さんや年配の方には注意が必要だ。今日は特に水量が多く、かくいう自分も無造作に飛び乗った石がぐらついて片足を沢に落としてしまった。
五銚子ノ滝を過ぎると登山道は沢を離れ尾根沿いに登っていく。植生が変化して、違った種類の花が出現する。俯きかげんに咲いている白い花が目にとまった。チゴユリだ。この花にも会いたいと探していただけにテンションも上がる。嬉しい出会いは重なるもので、もう一つ、今度は大きな白い花が目に入る。思った通り、今年は花の開花が早いようで、山芍薬が大きな花をつけていた。純白で丸みを帯びたドレスのような優しいフォルム。森の貴婦人(または山の貴婦人)とはよく言ったもの。ここまでの汗はすべてこの花で報われる。一見の価値ありだ。
横山岳の西峰に到着。お昼時だったので、お湯を沸かして持ってきたカップラーメンを食べる。ここまで登りは白谷本流コースで沢山の花に癒されたので、次はブナ林の新緑で森林浴をしようと東峰経由で東尾根登山コースへ向かうことにする。白谷本流コースほど花はないが、それでもイワナシやイワウチワの群生はあちこちに見ることが出来た。尾根沿いに降っていくとブナ林に入る。どこを見渡してもブナ林。見上げると新緑の屋根がどこまでも広がっていて、ブナ林の新緑はどんな緑よりも瑞々しく見る心を和らいでくれるから不思議だ。
森のマイナスイオンをしっかりとため込み、山を降りる。ちなみに、東尾根登山コースは白谷本流コースと違って危険なポイントはないが、それでも十分、急で滑りやすい場所が多いので注意が必要。また、コース自体も距離が長く、更に降り切ったあとの駐車場までの林道がそこそこあって、個人的にはやはり白谷本流コースが一番気に入っている。
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