行程・コース
この登山記録の行程
山頂成就駅(08:12)・・・石鎚神社成就社(08:32)[休憩 7分]・・・八丁鞍部・・・休憩所(09:43)・・・夜明峠(09:56)・・・二ノ鎖(10:20)・・・石鎚神社(11:11)・・・天狗岳(11:36)[休憩 35分]・・・石鎚神社(12:29)・・・二ノ鎖(12:54)[休憩 10分]・・・夜明峠(13:20)・・・休憩所・・・八丁鞍部・・・石鎚神社成就社(14:24)[休憩 20分]・・・山頂成就駅(14:55)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
ゴールデンウィークを利用して、四国の百名山制覇に挑んだ第二弾。二座目は、日本七大霊山に数えられる神聖な山、石鎚山。ほぼ今回の四国遠征の目的地ともいえる石鎚山は、生半可な気持ちでは登れない厳しく(迂回路を使えば安心)もあり、また景色の素晴らしい山だった。
早朝、黒島の海辺公園キャンプ場から撤収し、車で石鎚登山ロープウェイに向かう。登山口は、石鎚登山ロープウェイの頂上の駅から徒歩で約20分の成就社にある。
始めはブナの樹林帯の中を高低差100mほど緩やかに下る。その後木の階段の登りが始まりいよいよ本格的に登りが始まった感が出てくる。ここはなかなかしんどい。
しばらくして、クサリ場に遭遇する。これが「試しの鎖」らしい。ワクワクと不安を背に、大勢の登山者の列に紛れてクサリ場を登る。ほぼ垂直の急勾配で、腕と足が悲鳴を上げそうになる。この試し鎖は登った後にまたほぼ垂直を下る。下りは苦手だ。
下った後は休憩所があり、その先(夜明かし峠)から、お城のような石鎚山が視界から出現し、気分が上がりに上がる。この先の頂上までの行程(クサリ場)が見えてワクワクと不安がまた浮かぶ。
クサリ場に着くたびに登山者で渋滞する。さすがは大型連休中、百名山ということもあり登山者がとても多い。ただ、いただけないのは、クサリ場を登り中に渋滞で足を止めなければいけなくなってしまうこと。あの垂直の急勾配を登り中に休める態勢を作って、列の先の方を登る人が登り切るのを待たなければいけない。これには参った。休憩しては登り、休憩しては登り、という感じで、何とか一の鎖、二の鎖、三の鎖を突破した。(そのおかげで、腕と足が悲鳴を上げなかったが)
クサリ場は、登り専用と下り線用の二つあった。クサリ場に挑む人は、落石の危険がある為、ヘルメットがあった方が良いと思う(ない人が大半だったが)。途中やや大きな浮石がクサリ場にあったので、あんな石が落ちてきたらと思うと恐怖でたまらない。
頂上は大勢の登山者で溢れていた。景色は素晴らしく、四国の山々と瀬戸内海の島々が拝めた。ここでさらに、現在地の、石鎚神社がある「弥山」から、隣の頂「天狗岳」さらに隣の頂「南尖峰」まで足を延ばした。ここはかなりの痩せ尾根で歩くには注意が必要。
下山はさすがに怖く迂回路を通った。すべてのクサリ場に迂回路があり、恐怖で足がすくんでしまった人でも頂上まで安心して登れるようになっている。(ただ先輩は、下山もクサリ場で降りたので本当に参った!)
試練を乗り越えた先に感じたことは、こうして山に登れることに感謝しなければいけないと…そんな誰でも考えるようなことを純粋に感じた。以前から気になっていた、山岳信仰を肌身で感じたのが良い経験になった。
その後、別子温泉で汗を流し、香川でおか泉のうどんを食べて、四国百名山制覇の旅を終えました。
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