行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
愛媛県久万高原町柳井川の国道33号の柳谷第二洞門西方の龍宮大橋を渡り、対岸で右折するとすぐ龍宮橋を渡って左折。以後、その黒川を遡る道路を終点の四国電力柳谷発電所まで行く。発電所前広場に邪魔にならないよう、駐車する。
この登山記録の行程
柳谷発電所13:35・・・転石洞門13:45・・・八釜の甌穴群14:55・・・支流の沢辺りで引き返す15:03・・・柳谷発電所15:50
※画像データを元にコースタイムを記載しているため、往路は実際、タイムは短い可能性がある。
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
[洞門や激流の甌穴群]
愛媛県久万高原町西谷小村から黒川の下流約7kmまで(柳井川地区)を柳谷キャニオンという。愛媛の地学の専門家は、この渓谷を四国最大の渓谷という。一般に知られている四国一の渓谷は同町の面河渓だが、柳谷キャニオンは遊歩道のない区間では、切り立ったV字峡を成し、絶壁は高い所では150mにも及び、谷幅は50mにもなる。
遊歩道のある区間は浅い渓流の部分が多いが、転石洞門や狭い岩盤の切通しのような箇所をすり抜ける箇所があり、終点には特別天然記念物・八釜の甌穴群がある。これは大小二十数個の甌穴群で、大きいものは直径が12mに及び、徳島の土釜のように、連なる甌穴を激流が結んでいる他、複数の滝が勢いよく落ち、周辺に轟音を轟かせている。
このキャニオンの往復だけでは歩く時間が短いため、車で移動し、周辺の二ヶ所の滝(権現の滝と記念の滝)を巡りたい。
遊歩道入口には道標がないが、手摺付のコンクリート歩道が発電所と黒川の間に走っているからすぐ分かる。後ろを振り返ると、吊橋越しにV字峡の絶壁が見えている。
10分足らずで、遊歩道は階段で下りになり、転石洞門を抜け、また階段で上る。
渓谷沿いのコンクリート歩道から地道に変わると、ほどなく巨岩が割れたような箇所を抜ける。冒険心をくすぐられる場所である。
崎山バス停へ上がる道との分岐を過ぎると、轟音が聞こえだし、八釜の甌穴群に至る。写真ではあまり荒々しさが伝わらないが、甌穴群を激流が食み、上からは複数の滝が落下し、迫力満点。夏場は特に気持ちいい。
八釜橋を渡り、しばらく小黒谷川を遡った後、引き返した。
車まで戻ると、権現の滝へと移動する。龍宮大橋南袂まで引き返すと、そのまま東進し、やがて夜鳴川を遡り、夜鳴橋袂に来ると権現の滝の解説板が建っている。そこに駐車し、橋を渡り、三叉路は右に取る。夜鳴川の支流に滝が懸かっているのだが、水飲み場の先で支流に沿って斜面を上がれば、眼前に滝を仰ぐことができる。落差は40mで、下部の岩に当った飛沫が飛んできており、ミストシャワーになって気持ちいい。
記念の滝には国道33号まで引き返し、高知県側に3kmほど行くのだが、手前のヒメシャラ休憩所の駐車場に駐車し、徒歩で行った方が良い。国道沿いに大きな看板が現れるから分かる。
滝の碑から大谷川沿いの遊歩道を登って行くと、滝から激流になって流れてきているのが見える。落差は権現の滝の半分ほどしかないが、水量は豊富で、こちらもミストが飛んできている。
高知県方向に帰るのなら、仁淀川町の中津渓谷や車で登れる中津明神山(1541m)に寄ってもいいだろう。
フォトギャラリー:14枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | 水筒・テルモス | 帽子 | グローブ | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ |
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