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20180917 矢筈岳から見る秀麗薩摩富士

矢筈岳( 九州・沖縄)

パーティ: 1人 (ぼっけもん さん )

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行程・コース

天候

晴れ!

登山口へのアクセス

バス
その他: [往路]
<鹿児島交通(なのはな館-東大川)>
①09:10発 指宿駅前 - 09:49着 長崎浜
[復路]
①14:05発 入野 指宿枕崎線(鹿児島中央行) - 14:35着 指宿

この登山記録の行程

鹿児島交通 長崎浜バス停09:52 - 12:03矢筈岳12:18 - 14:05JR九州 入野駅G

コース

総距離
約6.9km
累積標高差
上り約624m
下り約610m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 指宿市のお隣南さつま市の矢筈岳に行ってまいりました。ちょうど、開聞岳と今年のゴールデンウイークに登った大野岳の間に位置する山であり、400mに満たない低山ながら西郷どん岩をはじめとする諸々の見所、起伏に富んだ尾根をいく縦走路はななかなかの登り応え。
 公共交通機関を使う場合には、登山口へのアクセスがやや難しく、今回は、この時間を逃したらアウトという東大川行きの鹿児島交通バスを使ってのアプローチをとりました。長崎浜バス停で下車し、国道226号線を開聞のほうに戻り、途中で左折し林道に入ります。林道を道なりに登っていけば矢筈山登山口の道標があり、そこから本格的な登山道がスタート。ここまでは順調でしたが、倒木を覆った藪に大苦戦。GPSを頼りに藪漕ぎをすることになってしまいました。
 藪をなんとか切り抜け急な斜面を登りきると尾根の縦走路に合流、起伏に富んだ尾根道を進むことになります。圧巻だったのはなんといっても山頂からの薩摩富士「開聞岳」の眺め。美しい円錐形をした山容は秀麗という言葉がぴったりきます。藪漕ぎに苦労した分、喜びも一入といった感がありました。

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フォトギャラリー:65枚

おはようございます。今日のスタートは指宿駅バス停(鹿児島交通)です。ここから長崎浜バス停まで行き、矢筈岳にアタックします。指宿駅から長崎浜に行くバスは、休日は午前中1本のみ。これを逃すと矢筈岳アタックは難しく、やや緊張の面持ちでバスを待っています(笑)。

目の前には南国ムード漂う指宿駅。

予定したバスに無事に乗ることができ、長崎浜に到着しました。

身支度を整え出発です。この日の予想最高気温は34度。まだ10時ですが、すでに、アスファルトからの照り返しが暑い・・

しばし開聞岳を目指して国道226号線沿いに進んだのち、途中で左におれ林道に入ります。今度は右手に開聞岳を見ながら進みます。

木陰がうれしい。

途中にあった頴娃城址への分岐。ちょっと立ち寄ってみようかと頴娃城址のほうに行きかけましたが、あまりの暑さに途中で断念。家に帰って調べてみると、矢筈岳の向こう側になるようです。ちょっと立ち寄るという距離ではなく、行かなくてよかった!

一番左のピークが矢筈岳。矢筈岳に登頂したのち、復路は尾根を縦走して下山します。尾根には矢筈岳もいれて6つの明瞭なピークが見えますが、この暑さの中、ちょっと心が折れそう・・。

標高があがるにつれ、開聞岳の裾野もチラ見え。

沖には、昨日、佐多岬からみえた硫黄島も見えています。

途中で下山してきたハイカーの方と遭遇。こんな日に登るのは私だけかと思っていたのでちょっとビックリ。「藪がすごくて道が分かりにくくなっている、GPSがないと難しい」と教えて頂きました。またまた心が折れそうに・・・。

登山口周辺は踏み跡があり

こうして花(ヤブミョウガ)を撮る余裕もありましたが

倒木のうえに草が生い茂り、全く道が分からなくなってしまいました。松くい虫にやられた松が朽ち果て登山道をふさいでしまったようです。

この赤テープのうれしかったこと!

上を見上げる余裕もできました(笑)。

尾根道に出たようです。

途中に大きな岩がゴロゴロ。目の前にあるのは「池田湖展望所」といわれる大岩。

よじ登ってみると、確かに「池田湖」が!

またしても大岩が通せんぼ。

ここは巻いていきます。

開聞岩展望所。ん・・、どっち?

開聞岩の向こう側にはこんな感じです(笑)。

藪漕ぎに思いの外時間がかかってしまいましたが、矢筈岳に到着~♪

お約束の三角点タッチ!

南側斜面の展望が開けています。

ドーンと開聞岳。薩摩富士といわれるだけあって、綺麗な円錐形をしています。惚れ惚れする山容ですね。

登山道口付近では硫黄島が見えていましたが、霞んで見えなくなってしまいました。

こちらは下山で縦走する矢筈岳の尾根。まるで、ゴジラの背中のようです。

往路の登山道との合流点を過ぎたところにあった細尾根。写真ではわかりにくくて恐縮ですが、細尾根の真ん中を石が通せんぼしています(^-^;。

この岩場を下ってきました(振り返っての一枚)。

大岩の横に渡してあるロープを伝ってクリアー(振り返っての一枚)

第3展望台への分岐。折角なので行ってみましょう。

目の前に広がる東シナ海(枕崎方向)。

左手には開聞岳も。

往路のルートでは道標もあちこちに設置されており、迷う心配はありません。

立派なサルノコシカケ。

誰が名付けたか「西郷どん岩」

西郷どん岩」の脇からチラ見です(笑)。

麻疹ではないですよね。

途中の竹林。この先、竹が倒れ大変なことになっていました。

ようやく登山口にでました。

入野駅までもう一歩き。

もうこんな時期になったんですね~。

彼岸花と薩摩富士のツーショット。

彼岸花の群生地がありました。

これだけ咲くと、圧巻ですね。

暑いですけど、もう秋の気配。

振り返ると矢筈岳。黄色の矢印のあたりが西郷どん岩になります。

入野駅に到着~。午後2時5分の電車の2分前です。最初は余裕で間に合うだろうと思っていましたが、ギリギリのタイミングになってしまいました。

ちなみに、午後2時5分の電車をのがすと、次は16時44分。遅れてはまずいと、最後は小走りです。

開聞岳を眺めていると

電車がすぐにやってきました。暑さと藪漕ぎにはひぃーこら言ってしまいましたが、岩場あり・眺望ありの矢筈山はなかなかよかたです。今日も無事で「おやっとさぁ」でした。

[指宿番外編]指宿にある中華料理屋「紅龍」の前で、筥崎宮西末社で見つけた狛犬とそっくりの狛犬(?)を見つけてしまいました。

首輪付きです!やはり、筥崎宮西末社の狛犬は中国産なんでしょうね。

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装備・携行品

みんなのコメント

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  • ぼっけもんさん、こんにちは
    こちらもまた素敵な登山記録ですね。
    写真のあちらこちらに、南国とはいえ秋の気配を感じます。そして何より開聞岳の秀麗な姿。

    今日たまたま職場の同僚が屋久島からの土産を持ってきてくれ、数年前に合わせて登った屋久島や開聞岳を懐かしく思い起こしていたところでした。
    狛犬はそもそも異国から入ってきたものなのでしょうが、それでも短に目にするのはそれを日本流に消化したものなのでしょう。それに対して、ここで拝見する狛犬は、異国から入ってきた当時の原初の姿とはあるいはこういうものだったのかもしれないなと思わせます。

  • すてぱんさん、こんばんは!

    いつもコメント、ありがとうございます。

     この3連休、まだまだ暑かったのですが、途中で見かけたススキやヒガンバナなど、秋がそこまで来ているような感じがいたしました。すてぱんさんに懐かしく思い出していただけるとは、鹿児島県人としてはうれしい限りです~。が、すてぱんさんが「異形の山と森」と例えた宮之浦岳には未踏なので、鹿児島県人としては早く登っておかねばなりませんね(汗)。

     狛犬についてはすてぱんさんのご指摘の通りと思います。様々なルートから入ってきたものを様々なアイディアで日本流に消化する中で、多様な狛犬群が形成されてきたのだと思います。なにやら日本の文化の本質を表わしているように感じますね(笑)。

      ぼっけもん拝

登った山

矢筈岳

矢筈岳

359m

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矢筈岳 鹿児島県

各所にある岩峰の展望台からの眺めを楽しむ

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
4時間10分
難易度
★★
コース定数
14
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