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星野の里 春 節分草 福寿草 2019

星野の里 四季の森 華蔵寺 御嶽神社 星野遺跡 セツブンンソウ フクジュソウ( 関東)

パーティ: 1人 (はにわ さん )

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行程・コース

天候

曇り

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

四季の森駐車場10:40***星野遺跡トレンチ11:20***四季の森駐車場11:45

コース

総距離
約3.2km
累積標高差
上り約79m
下り約79m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

白い粉を道路に巻き上げ大型ダンプが行き交う石灰の街、葛生。
山肌は抉れ、来るたびに山の様子が変わる。
お鍋をひっくり返した山容の三峰山が見えてくると蕎麦処で有名な出流には行かず、里山の春を感じたくて星野の里を訪れた。

まずは車で里の入口の華蔵寺へ。
境内を散策すると咲いていました節分草。
鐘楼の周りに白い小さな花がひっそりと。
石仏の後ろには春の息吹を感じる蕗の薹が。
天ぷらにすると美味しいんだよね~♪
移動して四季の森の駐車場に車を停めて周囲を散策。
四季の森に入ると白や黄、ピンクの花が目に入る。
今日は曇り空だけど青空ならもっと映えるんだろうね。
金縷梅、蝋梅、紅梅、白梅、足元には節分草。
ここは日本の北限の自生地。
何でも節分草は石灰層を好んで自生するんだって。
なるほど、だから秩父にも多いんだ。
でもだいぶ萎れきたので見頃も過ぎたかな。
所々咲いている黄色い福寿草は今が見頃だな。
四季の森を一周すると今度は道路を渡り星野遺跡方面へ。
田虫地蔵様を通り過ぎ、川を渡り、アスファルトの道を登って行く。
大きな農家の石段に植えてある福寿草を横目にカタクリの里へ。
山の斜面にはまだ咲いていないね。
入口の民家のコーヒーと味噌おでんも気になったがあとで寄ることにして奥の星野遺跡のトレンチを見学。
深い地層は何千年も前から星野の里に人が住んでいたことを物語る。
施設内のタペストリーに書いてあった<すべてはこの石器の発見から始まった>の文字。
岩宿遺跡みたいでカッコイイ。
帰り道、畑の中に何やら黄色い層が。
近づいてみると福寿草の大群落が。
きっと周囲の人が植えたのだろうけど見事だったよ。
そして星野遺跡の住居跡を見学して駐車場に戻ってきた。
まだ時間もあったのでもう一度先ほどのカタクリの里へ車で移動。
建てて90年の古民家でコーヒーと味噌おでんをいただきながら管理人の女性と暫し談話。
ふと見上げると黒ずんだ梁の真ん中に燕の巣がある。
へえ~珍しいですねって聞くと土間の入口の引き硝子を開けておくと子供の頃から勝手に入って来て巣作りをしていたという。
毎年毎年少しずつ巣の材料を運び大きくしていったそうだ。
この入口からは他にも来客が。
雛を狙って青大将も入って来たそう。
雛を食べられないように燕も考えたようでいつの頃からか壁から離れて真ん中に作るようになったんだとか。
それからある日、お勝手に長い紐が有るんで掴んだら青大将だったので悲鳴を上げたとか。(笑い)
しかし3年ほど前にそこから猿が入って来て、家の中を荒らされて引き戸を閉めるようになって来なくなっちゃったわねと寂しそうに話していた。
他にも昔は牛、馬、兎、狸、鵞鳥、孔雀、色々飼っていたのよとか、カタクリの世話、黒光りする建具と話は尽きない。
全部書いたら長話になるのでこの辺で。。。話は凄く面白かったけどね。
帰りにカタクリはまだ早いけど座禅草が咲き始めたと聞いたので裏山へ。
民家を出てすぐ裏手に赤と白のネコヤナギが。
触ると猫だ(触り心地が気持ち良い)
それに隣の小さな湿地には水芭蕉の新芽が顔を出していた。
座禅草は沢沿いに咲いていたがよく目を凝らさらいと見つけなれないかも。
裏のキャンプ場跡には黄色い花(聞いたら山茱萸?)も咲いていて春爛漫、お腹一杯です。
最後に御嶽神社に寄り道。
ここは枝垂れ梅が満開。
境内の看板には御嶽山から三峰山の登山口もありいつか登ってみよう。

星野の里の情報は栃木市観光協会が随時更新
https://www.tochigi-kankou.or.jp/flower

その後大越路トンネルを抜け粟野の街へ。
前から来てみたかった木造の旧粟野中学校にも寄ってみる。
昭和24年建築の国登録有形文化財。
詳しくはこちらを
https://www.city.kanuma.tochigi.jp/0511/info-0000003408-1.html

中は一般公開されていないが映画の撮影にも良く使用されているそう。
そう言えば母校の中学校は自分の代から鉄筋の新校舎になった。
木造の旧校舎は小学生の時に入ったことはあったけど今思えば1年ぐらいは木造校舎で過ごしても良かったな。
そんなことを思いながら写真を撮っていると石碑の裏から何か飛び出した。
鮮やかな色の雄の雉。
春だねえ~♪

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