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スノーモンスターを求めて(天元台高原〜西吾妻山)

西吾妻山( 東北)

パーティ: 1人 (myowken さん )

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行程・コース

天候

晴れ時々曇り

登山口へのアクセス

マイカー
その他: ロープウェイ山麓駅の駐車スペースに駐車

この登山記録の行程

コース

総距離
約5.0km
累積標高差
上り約362m
下り約422m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

スノーモンスターを求めて(天元台高原〜西吾妻山)

日頃の精神的な疲れを癒すには絶景を見に行くほかないので、
またしてもスノーハイキングに出かけた。
この前週に蔵王に行っているので、それと比較する表現が多数でてくることに留意されたい。

この日は天元台高原から西吾妻山を目指すコースを選択。
例によって朝5時半に自宅を出発し、蔵王に行った時と同じルートで飯豊町までてて、米沢方面へ南下する。
目的地は概ね西吾妻スカイバレーの冬期通行止め地点である。
西吾妻スカイバレーが通行止めになると、「米沢から南下」する以外のアクセス方法がなくなるので、
ただでさえ悪い関東からのアクセスがさらに悪化する。
故に混雑とは無縁で、スキー場も土曜日にこの状況で大丈夫なのか心配になる感じだった。

ロープウェイの麓にスキー客に紛れて駐車し、山行の準備。
装備は蔵王の時といっしょ。

山麓駅から天元台高原に出て、そこからスキーリフト三本を乗り継ぐ。
往復料金は3,500円なり。結構するねぇ。
まあ、蔵王はロープウェイ2本往復で2,800円、那須や八海山のロープウェイだって1本往復で1,800円だし、
乗車距離を考えればこんなものなのかもしれない。

閑話休題。普段着で樹氷だけ見に行く観光客がひしめく蔵王と違い、
天元台はスキー客とハイカーしかいないので、ロープウェイもリフトも乗車待ちは皆無。ありがてぇ。
リフトは1本1本が結構長くて、ちゃんと計ってないけど3本乗り継ぐのに14,5分はかかったように思う。
当日は日が出たり翳ったりして、行動中もまあまあ寒かったのだけれど、リフトに乗っている時間が一番寒かった。

リフト終点でワカンを装着し、いよいよハイキング開始。
リフト終点から稜線に出るまでの登りは樹林帯で、結構な急斜面。
雪も深く、うっかり転ぶと起き上がれないかもしれない。ワカンでは結構沈む。
木の枝を潜ったり跨いだりしつつ進む。今回の工程で一番しんどかったのはここの登り。

そんな登りも30分もするとだんだん周囲の木々が低くなり、
ほどなく吾妻連峰の特徴である、なだらかでめちゃくちゃ広い稜線に出る。
ホワイトアウトすると危険という話だが、さもありなんという感じ。
この日の午前中はそれほど風も強くなく、雄大な眺めを楽しみながらのんびり歩いた。
冬用の登山道には赤テープが設置されているし、そもそもの見通しが良いので、普通に視界が確保できていれば迷うことはなさそう。
樹林帯ではワカンで膝下まで沈んでいたが、この辺ではほとんど沈まない。

稜線の風景はまさに絶景で、特に東側の展望が素晴らしい。南には天狗岩が見える。
天狗岩が近くなるとやや急な登りになるので、ワカンの爪を効かせて登る。
天狗岩は風衝地になって降り、岩とそれを覆う氷という風情で雪はほんの表面だけ。
東側は相変わらずの絶景、北側は中大巓から北東の東大巓に伸びる雄大のな稜線が、
そして南側には今回の目的地である西吾妻山が見えてくる。

天狗岩からは一旦下って登り返す形だが、高低差はそれほどない。
西吾妻山に近づくにつれてスノーモンスターが増えてくる。
最後の登りはスノーモンスターの合間を縫って登る感じで、根元に落っこちないように注意して進む。

そうこうしているうちに西吾妻山の山頂に到着。
吾妻連峰最高峰なのに全然展望がないことで有名なこの山だが、冬も南側以外はイマイチ。
当日は雲が多かったこともあり、磐梯山や猪苗代湖はガスってよく見えなかったが、
氷結した裏磐梯の湖沼群はバッチリ見ることができた。
しかし見るたび思うけど、磐梯山ってほんとかっこいいよな。

天気が良ければ西大巓まで行きたかったのだが、だんだん雲が増えて風も出てきたので、
カロリーメイトをコーヒーで流し込んで足早に退散。同じルートを引き返す。

下りのリフトに乗る奴はハイカーだけなので、当然待ち時間はゼロ。
なんでこの人リフトで降りてるの的な視線を一身に浴びつつ下り、
ロープウェイ駅の神社にお詣りしたところで今回の山行は終了。時間にして4時間弱でした。

スキー客が帰るには早い時間についたので、ロープウェイも待ち時間ゼロ。
余計なストレスがなくていいね。蔵王の下りロープウェイはホント無駄に疲れたからな。
ハイカーの数自体は蔵王より少なめだが、100mに1人ぐらいはいる感じでいい塩梅。
天元台は冬以外に来ても楽しそうなので、今度は花の時期にでも訪れてみたい。

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装備・携行品

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登った山

西吾妻山

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