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22.【百名山#16】 浅間山2019春(日帰りループ)/高峰温泉

浅間山( 上信越)

パーティ: 1人 (まさ0806 さん )

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行程・コース

天候

快晴

登山口へのアクセス

マイカー
その他: ・都内北区の自宅を0315頃出発。関越道・上信越道経由で佐久北ICへ。チェリーパークラインを通って車坂峠に0600前到着。
・車坂峠から高峰温泉は未舗装の林道。それなりに平しているが、パンクが心配。約1.5kmなので、車を置いて徒歩も可能。

この登山記録の行程

車坂峠(06:20)・・・車坂山・・・赤ゾレの頭(07:08)[休憩 8分]・・・トーミの頭(07:24)[休憩 4分]・・・湯ノ平口(08:00)[休憩 3分]・・・賽ノ河原(08:15)[休憩 5分]・・・前掛山(09:15)[休憩 28分]・・・賽ノ河原(10:29)[休憩 8分]・・・Jバンド(11:15)[休憩 52分]・・・蛇骨岳・・・黒斑山(13:01)・・・トーミの頭・・・車坂峠(13:55)

コース

総距離
約13.4km
累積標高差
上り約1,368m
下り約1,368m
コースタイム
標準8時間25
自己5時間47
倍率0.69

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

【全体を通して】
・浅間山の登山は、常に気象庁の噴火警戒情報に留意することが必要。昨年に噴火警戒レベルが2→1に下げられたことに伴い、前掛山まで行くことができるようになった。(噴火警戒レベル2のときは、賽ノ河原までしか到達できず、最高点は黒斑山となる。) とはいえ、活火山であることには間違いなく、御岳の事例もあるので、ヘルメットをお守りとして持って行った。ヘルメットは車坂峠の高峰高原ホテルでも無料で借りることができる。(浅間山荘方面の登山口からは、おそらく火山館で借りることができると思うが、要確認。)
・浅間山は外側の外輪山として黒斑山・蛇骨岳などが、あいだに湯の平と呼ばれる草原・低木地帯を挟み、内側の外輪山として前掛山がある。浅間山初登山となる今回は、車坂峠を起点に、前掛山・黒斑山・蛇骨岳などを周回するコースを選択。外側の外輪山のプチ稜線歩きもあり、眺望が素晴らしいコースだが、Jバンドをはじめ結構きついアップダウンを繰り返すので、約13kmの距離もあり、ある程度体力が必要である。
・前掛山に登ることだけを目的とするならば、車坂峠ではなく、浅間山荘の登山口がおすすめ。車坂峠を起点に往復すると、前掛山までに立ちはだかる外側の外輪山を往復越えていかなければならないのである。
・浅間山は全体として標高2,000mを超すコースだが、日当たりが良い場所はコースに残雪は無し。他方、プチ稜線ルートのうち、蛇骨岳-黒斑山-トーミの頭に至る道、トーミの頭-車坂峠間の「中コース」の二カ所は、日当たりが悪く、残雪に加えて雪融けで登山道がグチャグチャ。しばらくはグチャグチャが続きそうなので、スパッツを持って行ってください。
【コース中のポイント】
・車坂峠からトーミの頭までが最初のアップダウンとなるが、ここはウォーミングアップ。「表コース」と「中コース」があるが、佐久平方面の眺望が良い表コースがおすすめ。更に、槍ヶ鞘(赤ゾレの頭)に出ると、目の前に前掛山方面の絶景がひらける。僕はここで休憩してしまったが、よりパノラマが広がるトーミの頭がすぐ近くなので、一気にトーミの頭まで頑張っても良い。
・トーミの頭から湯の平までは「草すべり」と呼ばれる急斜面の草原地帯をジグザグにくだっていく。斜度がきつい上に登山道が細いので、足下に要注意。Jバンドも落ちそうで怖いのだが、草すべりも一気に下まで草原を落ちていきそうで結構怖い。
・湯の平口から賽ノ河原までは外輪山に挟まれた一帯を歩く。賽ノ河原を過ぎると、森林限界を越えて、前掛山にとりついていく。火山礫で足下は滑りやすく、歩くと細かい火山灰が舞う。更に、日差しを遮る木も当然なく、超快晴のこの日は太陽が痛い。これからの季節、日焼け止めが必須である。火山口の方角に向かって直登する後半のアプローチが一番しんどい。たまに後ろを振り返って、黒斑山・蛇骨岳などの外輪山の絶景を見て息をつく。最後は前掛山頂上に向かって外輪山の稜線を歩くが、ここまで来ると、風も気持ちいいし、浅間山のご本体や北アルプス、四阿山・嬬恋村方面の絶景が最高。
・前掛山の頂上は風向きによって硫黄のにおいが漂う。車坂峠から歩く場合、昼食ポイントを前掛山にするか、蛇骨岳あたりにするか悩ましい。前掛山到着が9時台だったので、前掛山では軽くおにぎりとチョコを食べて、疲労防止にアミノバイタルを摂るだけにした。あと、浅間山が急にガスを吐いたときなどに備えて、前掛山からさっさと降りておくというのも一つの考え方と思うのです。
・今回のコースで一番きつかったのは、Jバンド。前掛山を下ってくるまでに結構体力を消費している中、直射日光をくらって、直角急登に感じるJバンドを登るのは辛かった。更に、Jバンドは南側(湯の平側)が断崖絶壁。足を滑らせると間違いなく下まで一気に落ちて死んでしまいます。このスリル感・緊張感も一つの醍醐味かもしれないが、いずれにせよ、疲れている中で足元に細心の注意が必要。
・Jバンド頂上からトーミの頭までは外側の外輪山の稜線歩きである。蛇骨岳までは眺望もあって気持ちいい。蛇骨岳から黒斑山を経てトーミの頭までは、木々に遮られて展望は悪い。更に、先ほども述べたとおり、雪融けで足元がぐちゃぐちゃの上、湿気で大量の虫(小バエ??)が発生。浅間山の北西のそびえる四阿山もそうだったが、この辺の高山は虫が多い・・・?
・下山後の楽しみである温泉は、「日本秘湯を守る会」の会員宿である「ランプの宿 高峰温泉」へ。標高2,000mにある野外露天風呂は残念ながら宿泊客だけだが、内湯も硫黄泉で気持ちいい。狭いので4人がいっぱいだが、一度は行く価値あり。ちなみに、車坂峠にある高峰高原ホテルも日帰り湯はあるが、温泉ではない模様。浅間山の温泉としては、もう一つの登山口である浅間山荘にある天狗温泉も有名。

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フォトギャラリー:28枚

車坂峠の登山口。

車坂峠からしばらくは緩やかな道。表コース。

表コースの途中から後ろを振り返って車坂峠。スキー場も見える。

槍が鞘。前方に初めて前掛山が登場。

トーミの頭。

トーミの頭から南側方面。佐久平を一望。

トーミの頭から外側の外輪山である黒斑山、蛇骨岳方面。

「草すべり」の斜面を降りていく細い登山道。

湯ノ平からトーミの頭を振り返る。下から見ると、崖にしか見えない。。。

湯の平口。火山館方面と賽ノ河原方面の分岐。

賽ノ河原を越えて前掛山の登山口。このあたりが森林限界?

前掛山の登山道から振り返ると、外側の外輪山の絶景。

前掛山頂上に向かう稜線の登山道。

前掛山頂上。

前掛山頂上から南西方面。八ケ岳もきれいに見えていたが、写真では分かりづらい?

前掛山頂上から火口方面。目の前の山の奥に火口があるはず。

前掛山頂上へのアプローチ。

外側の外輪山。写真の右端にうっすらとJバンド登山道が見える。

湯ノ平から蛇骨岳などを見上げる。

Jバンド下から前掛山方面。

Jバンド。

Jバンド。崖にしか見えない。。。

Jバンド頂上。登り切ると超気持ちいい。

昼食をとった仙人岳から黒斑山方面。プチ稜線の縦走である。

仙人岳から前掛山。

仙人岳頂上。広くて360度のパノラマなので休憩に最適。

外側の外輪山と前掛山。歩いた道が一望できて感慨深い。

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装備・携行品

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登った山

浅間山

浅間山

2,568m

黒斑山

黒斑山

2,404m

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最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
2時間45分
難易度
コース定数
12
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