木曽駒ヶ岳（ロープウェイ～山頂～濃ヶ池～駒飼ノ池　周回)

雪山

木曽駒ヶ岳（中央アルプス）

2019.07.29（月）

パーティ： 2人 (koharu29 さん、ほか1名)

koharu29さん

行程・コース

天候

曇り＆霧

利用した登山口

千畳敷　

登山口へのアクセス

マイカー
その他：菅の台バスセンター駐車場へ。6時に到着したが、バスは30分待ち、ロープウェイは15分待ち。

この登山記録の行程

千畳敷(07:45)・・・乗越浄土(08:20)・・・宝剣山荘(08:25)・・・中岳(08:45)・・・木曽駒ヶ岳(09:10)[休憩 20分]・・・濃ヶ池分岐(10:40)[休憩 15分]・・・濃ヶ池(11:10)[休憩 5分]・・・駒飼ノ池(11:55)[休憩 40分]・・・乗越浄土(13:05)[休憩 5分]・・・千畳敷(13:40)

コース

総距離: 約6.8km

累積標高差: 上り約701m; 下り約701m

コースタイム: 標準4時間53分; 自己4時間30分; 倍率0.92

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

待ちに待った梅雨明け。梅雨の間、山登りが思うようにできなかったフラストレーションを晴らすべく、平日の木曽駒ヶ岳へ。今回は千畳敷カールや濃ヶ池カールの景色と高山植物を楽しむのが主目的。午後から雷雨の予報だったので、張り切って始発に乗ろうと思ったのだけれど、平日なのに朝から驚くほどの混雑ぶり。6時に菅の台バスセンターに着いたが、バスとロープウェイを乗り継いで千畳敷に到着したのは7時40分になっていた。
今朝は霧が濃く、千畳敷カールも全体的に霞んでいたが、高山植物は花盛り。コバイケイソウの大群生、チングルマやミヤマキンポウゲ、ミヤマシオガマ、チシマギキョウ、クロユリ等々、次から次へと目に飛び込んでくる。八丁坂の急登も花を見ながら歩けばあっという間。…が、乗越浄土に登ってみたら、ますます霧が濃くなって視界100ｍがあるかどうか…。
まさか山頂から何も見えないんじゃないかと心配になったが、不思議なことに、今日は山頂や濃ヶ池等、景色が見たい場所で瞬間的に霧が切れ、さらに晴れ間が見えるという一日。高山植物はもちろん、カールの絶景や雪渓からの雪解け水が流れる沢の景色、三ノ沢岳や宝剣岳の美しい山容を見ることができて、山の中にある美しさや楽しさを全部味わえたような気がした。
山頂で少し休憩してから、馬ノ背を濃ヶ池カールへと向かう。馬ノ背でもイワカガミ、アオノツガザクラ、ハクサンシャクナゲ、オヤマノエンドウ等たくさんのお花が見られたが、なんといっても木曽駒ヶ岳周辺だけに咲くヒメウスユキソウの花畑が見られたのが収穫。馬の背から濃ヶ池一帯にかけては、どこを見てもお花がいっぱい。ロープウェイから木曽駒ヶ岳の人混みが幻だったかのように人が少なくて静かな山を、とても気分よく歩くことができた。濃ヶ池のカール地形も迫力満点。池とカール内の花畑、氷河が削り出した岩山のコントラストが本当に素敵だった。
濃ヶ池へと向かう途中、（8合目分岐あたりだったか）NHKの撮影班がドローンを飛ばしたりカメラを回したりしていた。聞いてみれば10月7日放送の百名山の撮影だそう。ちゃんとチェックしなくては。
八丁坂からの下山中には山岳救助隊のレスキュー現場に遭遇。右足を骨折したらしい要救助者を数人で交代しながら背負って運んでいた。痛みを訴える要救助者に気を遣いながら、あの急坂を下って行く姿に頭が下がる。今日は、たくさんの珍しい出来事に遭遇した一日だった。

フォトギャラリー：45枚

チングルマが一面の花畑を作っています

ミヤマキンポウゲやミヤマダイコンソウが満開です

ハクサンイチゲも!

ヨツバシオガマ

ウサギギク

あ～真っ白…

イワベンケイ

中岳もたくさんの人でにぎわっていました

濃ヶ池に行くには、向こうに見えてる稜線を歩きます。楽しそう！

コマクサ発見!

おお、山頂目前で晴れてきた!

三ノ沢岳もキレイ!

山頂にいた10分程度の間だけ晴れてました(^^♪

宝剣岳

素晴らしい眺め!

アオノツガザクラもたくさん見られました

馬の背

ハクサンシャクナゲ

ヒメウスユキソウ（コマウスユキソウ）がたくさん咲いています。中央アルプスの特産で、絶滅危惧種だそうですね。

うわ～、満開だ～

ミヤマシオガマ

稜線から濃ヶ池が見えます

お、また晴れてきた

山肌の緑が鮮やかです

後ろを振り返ると…

馬の背から少しずつ下ってきて、濃ヶ池が近くに見えるようになってきました

綿毛になっているチングルマもありました

ようやく分岐だ!

ダケカンバが美しくて逞しい姿を見せてくれてます

濃ヶ池に下る登山道はダケカンバが綺麗でした

濃ヶ池　ここも氷河が削り出したカール地形です

濃ヶ池カール内は花畑が広がります

コバイケイソウがたくさん!

クロユリの群生地。こんなにたくさんのクロユリを一度に見たのは初めてです。

どこまでも花畑が広がります

濃ヶ池から駒飼ノ池へ上り返します

雪渓が残る沢には冷たい水が流れています

駒飼ノ池でランチタイム

今日のごはんは、シーフードの塩ラーメン

雪解け水が本当にキレイでした

カール内には雪渓が残っています

ミヤマダイコンソウ

乗越浄土から見上げた宝剣岳

お、朝は見れなかった稜線だ

チシマギキョウ

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装備・携行品

シャツ	アンダーウェア	ダウン・化繊綿ウェア	ロングパンツ	靴下	レインウェア
登山靴	バックパック	スタッフバック	スパッツ・ゲイター	水筒・テルモス	ヘッドランプ
傘	タオル	帽子	グローブ	サングラス	着替え
地図	コンパス	ノート・筆記用具	腕時計	カメラ	登山計画書（控え）
ツエルト	健康保険証	ホイッスル	医療品	虫除け	非常食
行動食	テーピングテープ	トレッキングポール	ストーブ	燃料	ライター
カップ	クッカー	カトラリー