行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
アクセス及び駐車場所は以前投稿した西寒峰と同じ。
この登山記録の行程
林道分岐11:22・・・登山口11:40・・・高度計高度1380m地点で休止12:12~12:34・・・標高1560mの展望岩で休止13:06~13:17・・・1580mピーク13:27・・・山頂13:42~14:29・・・林道に下りた地点で休止15:16~15:20・・・林道分岐15:36
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
[岳人未踏の最短回遊ルート]
祖谷屈指の名峰・寒峰(1604.6m)は山頂周辺稜線が笹尾根で四囲の展望が開けているため、人気も高い。しかし一般の登山者は東祖谷奥ノ井や大枝、落合峠等から登っているため、登頂には2時間前後以上要している。が、当方が開拓したこの二種類のルートはいずれも一時間台で登頂できる。特に今回の復路を上りに利用する場合は短時間で登頂可能。林道ゲートから電動アシスト自転車やポケットバイク等で登山口まで行けば更に時間は短縮される。
但し、今回の往路は稜線に出るまでは全ルート廃道化しており、復路も中腹から上は踏み跡がない。それでも藪は笹ヤブが深い所でも太もも位まである程度で、藪漕ぎをする必要はなく、尾根も比較的分かり易い。強いて言うならば、急登が続く、ということだろうか。しかしある程度の経験者なら分かるように、急登が続く、ということはそれだけ多くの高度が稼げるということになり、登り方も振り子式登山法を心がければ、疲労もある程度抑えることができる。
[コース]
ゲートのある小島林道支線を東に歩いて行くが、当然、この支線も本線同様、最新の地形図には記載されていない。
かつては林道終点から南の尾根に登る山道があったはずだが、痕跡は皆無。その手前の沢沿いに踏み跡があったから辿ってみると、ほどなくして鹿除けネットで通れなくなった。ネットは東の斜面にも続いていたので、このネット沿いを辿ることにした。
ある程度南下して、ネット沿い地形が一旦下りになる手前が支尾根のように見えたので、これを上がることにした。しかし上部で勾配がきつくなったので、北東にトラバースし、主尾根に取付いた。尾根上には岩肌が見えている箇所もあるため、シャクナゲが群生している。
ある程度上ると笹尾根となり、更に上るとその笹が藪化してきた。しかし藪漕ぎを要するほどではない。
かつてこの尾根上を走っていた登山道は途中から東にトラバースして行き、落合峠からのコースに合流していたのだが、そのトラバース道も廃道化している。適当に笹ヤブをトラバースしようかとも思ったのだが、そのまま尾根を直登した方が近いので、そのまま斜面のような幅広の笹ヤブ尾根を上って行った。
樹林がなくなり、一面が開けてくると落合峠からのコースと合流する。しかしこのコースはあまり歩かれていないためか、登山道は笹に隠れ気味になっている。
周囲の展望も良くなってくるが、この先、更に展望は開けてくるはず。
標高1560mの岩マークの箇所は西直下を通り、そのマークの南で岩尾根に乗る。そこからそのマークの岩場も見えていたので登ってみると、大パノラマが広がっていた。ここから前烏帽子を経て烏帽子山まで向かう尾根や、落禿に向かう尾根が一望できる。サガリハゲ山の南方、滝下天狗塚の鋭鋒も、本家の天狗塚のミニチュア版のようで印象的である。1580mピーク越しに、帰路の起点となる、寒峰の北東のピークも見えている。
その二つのピーク間のコルからは寒峰の眺めもいいが、一部踏み跡が不明瞭になっている箇所があり、適当に笹を踏んで歩いて行った。
1580mピークから寒峰にかけての稜線西下に帰路、利用しようと思っていたコースがかつてはあったはずだが、こちらも廃道化している。
寒峰は超有名峰故、山頂からのパノラマを解説する必要はないと思うが、南西には以前登山記録を投稿した西寒峰が尾根越しに見え、北西には一際目をひく、秀麗な山容の中津山が望まれる。烏帽子山系も当然望見できるが、三嶺山系も遠望できる。
こんなパノラマ山であるのに山頂にいたのは一組の登山客のみ。他の登山者は午前中から12時台に登頂し、帰ったのだろうか。それともこれが地方の山の現実か。
帰路は北東のピークに戻り、笹ヤブ尾根を下る。笹が太もも位まである所は、地面の状態が分からないので、慎重にゆっくりと下る。
標高1520m地点が尾根の分岐なのだが、ここで間違わないように、尾根の東寄りを進んでいた。北東に伸びる尾根が正規ルートだからである。
その北東尾根を下ると紅葉樹林帯があったが、もう終わり掛けなのか葉っぱが少ない。ここからは東方の展望が開け、往路の展望岩周辺の斜面の紅葉が見える。その展望岩は二等辺三角形型の尖峰になっていることが見て取れる。
笹の背が低くなってくると、所々踏み跡が現れるようになる。
かつて登山道の本道は途中から東の沢沿いに下りていたのだが、明確な分岐は分からなかったため、尾根上の踏み跡をそのまま下り、林道に下り立った。
林道を帰って行っている途中、ザレた斜面にリンドウが咲いているのに気付いた。まだ満開ではないようだった。
フォトギャラリー:16枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 帽子 | グローブ |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | ナイフ |
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