行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
馬場島(08:40)・・・松尾平(09:25)[休憩 10分]・・・三角点(12:40)[休憩 20分]・・・早月小屋(14:10)
【2日目】
早月小屋(05:00)・・・2600m標識(06:10)[休憩 20分]・・・剱岳(08:20)[休憩 40分]・・・2600m標識(10:30)・・・早月小屋(11:20)[休憩 100分]・・・三角点(13:45)[休憩 10分]・・・松尾平(15:30)[休憩 10分]・・・馬場島(16:20)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
剣岳は別山尾根から登ったことがあり、約30年ぶり。紅葉にはまだ早く、花の時期を過ぎた時期なので、岩山か火山かと思い、日本海側に快晴予報が出ていたので、1泊でやれる富山寄りの北アルプスから剣岳を選定。自分には岩山への憧れは希薄なのだが、早月尾根はやったことがなかったので、剣に登るなら今度は早月と決めていた。去年立山と奥大日から早月尾根を見てやってみようかと思い計画したが、日帰りでやれる体力はないことからテント泊で登った。早月尾根は急登で有名なコースで登山口の馬場島から山頂まで標高差2200メートルを一気に登るコース。
急登ではここ10年くらいで印象に残るコースでは西黒尾根と笠新道を登っているが、西黒尾根にはウスユキソウを始めとする花々が、笠新道には登り上げるごとに槍穂高の山々の展望が開け、登り上げるとお花畑が待っているというコースとしての見所というか華があるが、早月尾根は潔いまでに剣岳を登るためだけのルートで、途中の見所は1500メートルくらいにある立山杉くらい。便ケ島からの聖岳のようなコースだが、聖平には水が豊富にあるが早月小屋には水がないので本当に試練のコース。水は2リットル1000円で買うことができるが馬場島からも3リットル担ぎ上げた。9月も中旬になれば涼しくなり、アルプスのテント泊もぼちぼち寒くなるだろうと思ったが予想に反してまだ暑く、熱中症への心配も必要なくらいだったのでオーバーペースにならないよう気をつけて登った。
天場に着くと超満員で所せましとテントが張られていた。早月小屋は予約必須の山小屋で、満員で予約がない場合、3時頃小屋に着いても下山するよう言われるとの話を聞いたので、日帰りでやる人がいるのも頷ける。本日は小屋も満員とのこと。小屋からは富山の夜景を望むことができる。この日は昼間と同様に夜も暖かく、持ち込んだダウンジャケットは使わなかった。
翌日は山頂を往復し下山する日程。2600メートル位から岩場が続くようになるが、大きな岩場は獅子頭とカニのハサミの岩場にスリリングなクサリ場がある程度で、総じて別山尾根と比べると難所は少ない。山頂に着くと別山尾根からの人も合流し大変な賑わいで記念撮影にも行列ができていた。天気には恵まれ遠く富士山まで望むことができ、360度の大展望を満喫できた。小屋まで下山し、少し休んで昼食を食べてからテントを撤収し馬場島へ下山。急登のコースは登る気にはなるが、下りには使いたくはないのだが、そうも言えずまたまた試練の下りをこなし、4時半ころ馬場島へ帰着。
帰りは滑川のあいらぶ湯で入浴。海洋深層水の風呂があり、休憩もできる公営の施設で休んでから帰宅した。
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装備・携行品
テント |
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