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蕃山・萱ヶ崎山(モミの原生林と奥羽の白い山並み)2020

蕃山・西風蕃山・蛇台蕃山・萱ヶ崎山( 東北)

パーティ: 1人 (ブナ太郎 さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 仙台市営バス大梅寺停留所付近に数台駐車できます。

この登山記録の行程

大梅寺入口(8:58)・・・大梅寺境内【散策20分】・・・大梅寺登山口(9:24)・・・小畑山(9:31)・・・蕃山(10:08)【休憩16分】・・・西風蕃山(10:38)・・・展望台(10:42)・・・蛇台蕃山(10:59)【休憩11分】・・・萱ヶ崎山(11:42)【休憩10分】・・・太白山展望地【休憩20分】・・・馬越石トンネル(12:51)・・・大梅寺入口(13:22)

コース

総距離
約9.4km
累積標高差
上り約540m
下り約539m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 令和2年の初山歩き。蕃山から萱ヶ崎山の周回コースを歩いた。朝のうちは雲が多かったが、次第に晴れてきた。絶好の日和である。

 今日は最もポピュラーな大梅寺から出発するコースを選んだ。大梅寺は臨済宗の古刹で、慶安3年(1650年)に創建されたそうだ。杉林の中、長い石段を登ると、やがて石段の両側に数十体の石仏が見えてくる。表情や仕草がそれぞれ異なり、写真の被写体としても面白い。いくつか写真を撮った。

 大梅寺の境内には立派なヒヨクヒバが天に向かってそびえ立っている。これは仙台市指定の天然記念物だそうだ。境内をあちこち歩き回り、祠や石仏、古い建物や石の橋などを見て、ゆったりと出発した。

 登山口にはイノシシよけの柵があり、それをずらして登山道に入る。道はすぐに急な階段になり、長い階段を登ると稜線に出た。葉の落ちた樹間から仙台近郊の景色を眺めながらの漫歩は実に爽快である。冬場限定の景色だ。
 稜線はコナラ、アカマツ、モミなどの雑木林である。アカマツやコナラに枯れた木が目立つ。ここにもマツ枯れ、ナラ枯れの被害が広がっているようだ。枯れた木の伐採が行われているようで、所々に伐採された木が積んである。

 アップダウンを繰り返し、振り返って仙台市街を眺めたり、右手に泉ヶ岳を見たりしながら、10寺8分に蕃山山頂に着く。ハイカーが3人にお寺関係の方が1人。開山堂はご開帳。初めてお堂の中を見た。中は小綺麗に整理されていて、磐司磐三郎など、3体が祀ってある。

 蕃山山頂からは太平洋方面がよく見える。山頂から西風蕃山までは20分弱だが、結構アップダウンがきつい。雪がかすかに残っているところもあり、登山道は滑りやすくなっていた。
 
 西風蕃山から山岸コースに進んで数分。展望台に出る。ここからは泉ヶ岳、北泉ヶ岳、船形山、三峰山、後白髪山(うしろしらひげやま)がよく見える。手前には栗生団地や陸前落合駅、宮城広瀬高校、県立こども病院などが確認できる。
 
 展望台から戻って、西風蕃山山頂手前で蛇台蕃山への道に進む。ここもアップダウンがあって、よく滑る道だった。熊笹は刈り払いされ、以前より道は良くなっている。蛇台蕃山山頂には10寺59分に着く。
 山頂からは木々の間に、北面白山、大東岳、雁戸山を見ることができる。手前には錦ヶ丘団地や仙台市天文台も見えた。

 蛇台蕃山から西風蕃山に戻って、今度は萱ヶ崎山を目指す。西風蕃山の奥には、小規模ながら雰囲気の良いモミの原生林がある。残念ながら、ここも立ち枯れが目立った。倒木の多くは輪切りにされていた。

 萱ヶ崎山からは、珍しく蔵王連峰から二口山塊に連なる山並みを見ることができた。この時期は雪雲に覆われていることが多いのだが、今年は暖冬でなかなか雪が降らない。えぼしスキー場のゲレンデは白い筋になっていて、ここは滑ることができるようだ。

 萱ヶ崎山からは馬越石トンネルに下る。途中、太白山を裏側から見る場所があって、ここで休憩を取る。今日のコーヒーはファミリーマート謹製。セブンイレブンよりもすっきりした味わいである。バナナと「あんこや」のどら焼きもいただく。

 アップダウンの道を進んで、茂庭台団地まで下る。ここからはしばらく車道を歩いて大梅寺に戻る。気温は10度まで上がり、3月上旬並みの気温である。道端に、もうオオイヌノフグリが咲いていて驚く。今年の春は早いのだろうか。

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装備・携行品

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登った山

蕃山

蕃山

356m

よく似たコース

蕃山 宮城県

伝説と自然が息づく仙台市街西部丘陵地の山

最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
1時間55分
難易度
コース定数
8
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