山梨 VOL.22

雪山

滝子山（関東）

2020.01.11（土）

パーティ： 1人 (たかじゅんさん )

たかじゅんさん

行程・コース

天候

快晴、至軽風

登山口へのアクセス

マイカー
その他：中央自動車道「大月ＩＣ」を下りて国道２０号線（甲州街道）を勝沼方面へ向かい、約７．５ｋｍ進んで大鹿川にかかる橋を渡った先を斜め右の旧甲州街道に入り、ＪＲ中央本線の高架をくぐってすぐＹ字を右に行き、坂道を登りつめた十字路を右折して中央自動車道を橋（原平橋）で渡ります。すぐ先の右側に「桜公園」があるので路肩の空地に駐車します。４台程度しか駐車できませんが、林道をさらに登って行った先の路肩にスペースがあります。トイレは有りません。「大月ＩＣ」から約８．５ｋｍ・１５分です。

この登山記録の行程

桜公園(06:40)・・・南稜入口(06:45)・・・林道出合(07:15)・・・滝子山(09:20)[休憩 10分]・・・1590三角点(09:35)[休憩 10分]・・・大谷ヶ丸分岐(09:50)[休憩 5分]・・・曲沢峠分岐[休憩 5分]・・・道証地蔵(11:35)・・・南稜入口・・・桜公園(12:00)

コース

総距離: 約9.8km

累積標高差: 上り約1,153m; 下り約1,153m

コースタイム: 標準5時間53分; 自己4時間50分; 倍率0.82

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

１月に入っても暖冬が続き、雪山の選択に苦慮しているうちに、雪があればラッキー程度に
考えるようになり、今年も単純に冬山登山の延長として楽しむような心構えになっています。
しかしやはり冬山ですので、防寒や雪山対策、日照時間などは検討済みで入山しています。
山梨百名山の「滝子山」は、「南陵」と呼ばれる「寂ショウ尾根」が岩稜帯でとても有名です。
過去には滑落や死亡事故もあり、「南陵」は上級者向けの尾根と言われています。
「桜公園」から県営林道「大蔵沢大鹿線」を５分程登った右に、読めない標識らしき物があり
何気に右に入る道があるので入山します。無人の小屋の横を抜けて、薄暗い不明瞭な道を
登って行くと送電線の鉄塔に出るので、下草が刈り払われた鉄塔の下をくぐって登って行き
市営林道「大鹿線」を横切った先に、「寂ショウ尾根（足場危険のため注意）」の標識があり
再入山となります。しばらく登って行くと痩せた尾根に変わり、岩が出始めて、登山開始から
約９０分でついに「南陵」の露岩帯が始まります。どの山でも岩場はありますが、その多くは
通過ルートで、乗り越える程度の岩場です。しかし「滝子山」の岩場は、ほぼ垂直に延々と
上方に伸び続けます。まだあるまだあると、全然休ませてはくれません。狭小な尾根なので
当然ながら迂回ルートは無く、木々の間も縫うように岩稜は続きます。岩の大きさも様々で
足を掛けるステップが無かったり、乗り越える岩を選んだり、登るルートを考えたりしながら
長時間に渡ってかなり楽しませてくれます。その連続する岩場の長さは、穂高連峰の涸沢
にある「ザイテングラート」の取り付きから「奥穂高山荘」までの３００ｍ超と同じ標高差です。
「浜立尾根」という稜線まで登り着いたら、右に向かい緩やかに登り小ピークを２つ越えると
大展望の「滝子山」山頂です。「富士山」から「南アルプス」、「大菩薩嶺」までを堪能したら
少し東に下って二等三角点を見て下山開始です。下山は少し戻って北側の「鎮西ヶ池」へ
下りましたが、山裏一面の雪で登山道はカリカリに凍っていたのでアイゼンを装着しました。
雪の樹林帯を抜けて広い防火帯に出ても、表層の下は凍っていたので、アイゼンのままで
「ズミ沢」まで下り沢でアイゼンを脱いで洗いました。下山ルートの「ズミ沢」沿いの緩い道は
途中で迂回路と難路に分かれますが、１５分程度なので、滝などの渓流が間近で見られる
難路がオススメです。「滝子山」は標高１６１０ｍ程度ですが、隠れた名峰だと思いました。
「ズミ沢」側から登って来る方達がアイゼンが必要な事を知り、ショックを受けていましたが
暖冬とは言え１月は完全な真冬の山です。服も含めて軽装はいかがなものかと思いました。

フォトギャラリー：54枚

装備・携行品

シャツ	アンダーウェア	ダウン・化繊綿ウェア	ロングパンツ	靴下	登山靴
バックパック	スタッフバック	水筒・テルモス	ヘッドランプ	タオル	帽子
グローブ	地図	コンパス	ノート・筆記用具	腕時計	カメラ
登山計画書（控え）	ナイフ	修理用具	ツエルト	健康保険証	ホイッスル
医療品	熊鈴・ベアスプレー	ロールペーパー	非常食	行動食	テーピングテープ
軽アイゼン	トレッキングポール	GPS機器	ライター	アウターウェア	アイゼン