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花見山(花の向こうに吾妻連峰を見る)2020

十万却山( 東北)

パーティ: 1人 (ブナ太郎 さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

茶屋池駐車場(7:58)・・・十万却山(9:21)【休憩14分】・・・古峯神社(12:28)【休憩14分】・・・茶屋池駐車場(14:03)

コース

総距離
約13.3km
累積標高差
上り約803m
下り約804m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 桃源郷と称される花見山へ向かったものの、現地に着くと花見山周辺は驚くような状態になっていた。花見山の駐車場はもちろん、シーズンに開かれる臨時駐車場も全て封鎖され、観光規制が行われていたのである。
 駐車場の前や駐車場に至る道路の交差点には係員が立っていて、車で入ることはできない。徒歩で入る人は何人か見かけたが、コロナウィルスの影響は花見山にまで及んでいた。

 このような状態なので、今日は十万却(じゅうまんごう/じゅうまんこ)山にターゲットを変更し、茶屋池公園駐車場に車を進めた。本日の行程は、茶屋池公園駐車場から十万却山を目指し、花見山を通過して茶臼山配水場に登り、そこから康善寺コースを下って茶屋池公園に戻ることにした。地元のハイカーに話を伺うと、今朝も花見山を歩いてきたとおっしゃっていた。個人の出入りまでは規制されていないようである。
 歩行距離は13kmを超えるルートである。観光規制を考慮して、花見山では休憩せずに写真を撮りながら通過し、茶臼山配水場の先にある古峯神社で休憩を取ることにした。

 茶屋池公園駐車場からはしばらく車道を歩く。福島市の天然記念物「茶屋の桜」を通り過ぎ、やがて林道に入る。道がえぐれていて、普通車の通行は無理のようである。
 林道を進めば良いものを、ショートカットするために外れて林に入り、藪漕ぎをして進むと、また林道に出会った。ここから電波塔まではすぐである。電波塔はルートから少し外れているが、展望に優れているので立ち寄ることをお勧めしたい。ここから見る福島市街の景色が素晴らしい。
 電波塔から十万却山山頂までは数分の距離である。山頂で小休止とした。
 
 十万却山からはよく整備された道を下る。樹間から福島市街や吾妻連峰が見え、爽快な歩きが楽しめる。花見山への分岐点から先に進み、地図にあった破線ルートを探したが、どうも見当たらない。鉄塔から先には道がなかった。
 そこで分岐点まで戻って花見山に下る。
 花見山は閑散としていた。出会ったのは夫婦連れ2組、母親と子供2人、単独の男性3人、女性のペアである。
 花は素晴らしく、さすがに桃源郷と称されるだけはある。封鎖状態になっているのは、なんとも惜しまれるが、コロナウィルスへの対応を考えれば仕方ない。咲いていた花は、トウカイザクラ、サンシュ、レンギョウ、モクレン、紅梅、白梅、雪割草、ボケ、菜の花など実に様々だった。

 花見山を車道を通過して歩き、茶臼山配水場へ向かう。地元の方々が十数人、農作業をしていた。
 舗装道路を進むと、突き当たりには通行止めの表示があり、ここから先の林道には車は入れない。林道を進むと傾斜が強くなり、しばらく登って配水場に着く。配水場の裏側を回ると、古峯神社への道があった。
 古峯神社からは花見山が見下ろせる。ここで男女のハイカーとお話しをした。地元の方のようである。二人が下山した後、コーヒータイムとし、あんこやのどら焼きを味わった。

 十分に休憩を取ってから康善寺コースへ下る。このコースを歩く人はあまりいないと聞いたが、ここは花が素晴らしい。トウカイザクラ、サンシュ、レンギョウ、紅梅、白梅が見事に花を咲かせていた。
 途中、道が二手に分かれたので、右の雑木林に入ってみると、その林床にはカタクリが群生していた。

 雑木林から戻って、康善寺コースを下る。正面に福島市街が見え、その手前にいろいろな花が咲き乱れている。ここからの景色は絶景である。
 下り終えてからは車道を歩き、茶屋池公園に戻った。

 コロナウィルスの蔓延が早く収まり、皆が伸び伸びと山歩きを楽しめる日が来ることを願っています。

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