行程・コース
天候
曇り、昼頃から晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
道路に雪無し。逢瀬橋手前で西俣沢林道、橋を渡って東俣沢林道はゲートが閉じている。武尊牧場スキー場の駐車場までは車で入れるが、その上にはゲートが設置してある。
この登山記録の行程
逢瀬橋(5:50)・・・P1555(7:45)・・・P1901(9:30)・・・家の串山(10:50/11:15)・・・P1901(12:10)・・・P1555(13:00)・・・逢瀬橋(14:00)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
取り付き
逢瀬橋から西俣林道の100mほど先の沢が流れ込む場所から尾根に入る。30mほど登ると林道跡が横切っていたので、これをたどる。(沢から上がらず林道先にこの廃道の分岐がありそう)
枝尾根
しばらく林道跡をたどって行き、林道消失点から落ち葉と小枝が堆積したやや急な斜面につけられた鹿道を枝尾根まで登る。登りきる手前がちょっと急。枝尾根上は広い雑木林状で藪も少なく歩きやすい。残雪がまばらにあるが、雪を避けて歩く。少し急な斜面を登るが冬靴が適していて楽に歩ける。
主稜下部(家の串尾根)
主稜に合流すると一面雪景色となる。早朝で表面が凍っているのでツボ足で歩くが、落とし穴が出始めたあたりでわかんを装着(以降わかんで往復)。標高2050m付近までやや西に回り込むような平地のように見える広い尾根となっている。この付近には古い赤ペンキがついている。
主稜中間部
尾根が狭くなると南側に雪庇が張り出した稜線に変わる。傾斜は緩いが、雪庇のたもとが風により進路と直角に波打っていて、波の縁が垂直なのでいちいち乗り越えるのに消耗する。やや北側の藪に逃げることもできる。
主稜上部
1950mから2050m付近が核心部で3つに分かれる。最初は急斜面で上部に小さな雪庇が張り出している。雪に隠れた岩の基部にシュルンド状の空洞ができ、新雪で隠されているので、ピッケルをゾンデ代わりに使い慎重に。登り切ったら雪庇を崩してリッジに這い上がる。次は藪に覆われたリッジ状に不安定な雪がついている核心部。単独なので無理をせず、リッジのやや北側の灌木を伝って通過する。雪が固いのでピッケル&藪頼み。いったん平たんになるが、すぐに家の串山頂直下の急なしかしきれいな雪面となる。ピッケルでホールドを確保し、足場を固めながら登れば難しくない。登りきると広く平たんになる。
山頂
雪に埋まって穂先を出す栂の林を抜けると、雪から首を出す道標と、周囲の山々が目に飛び込んでくる。家の串山頂を示す朽ちそうな標識も立っていた。360度の眺望が楽しめるが、雲が多くすっきりしていなかった。
下山(家の串尾根)
核心部は、スタンスを切りながら登ったおかげで、比較的容易に下れた。前向きでも降りられそうな場所でもスタンスが2段に崩れ、前のめりに転倒しかけたのでバックステップ。30mロープはいつでも出せるよう、末端をザックの背から服の背中に入れておいたが、使わなかった。
広い尾根は下ると緩く右カーブしているが、広すぎて主尾根が分かりにくい。地図を見た限りではわかると思っていたが、2度ルートミスをした。気が付くと隣の尾根が下る尾根より高くなっていて、初めて枝尾根に入り込んだことに気が付く。視界があってもこうなので、視界がないと要注意。朝の自己トレースは凍っていて薄いうえに、日差しで溶けて鹿道と区別がつきにくく見失いがち。ただし、間違っても荒砥沢に迷い込まない限り、大ごとにはならないだろうと考えている。
時節柄、どうしようか迷ったが、ルートでは結局誰とも会わなかったし、駐車スペースで釣り師1名と出会ったが、十分な距離を保っていたのでご勘弁。
フォトギャラリー:26枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | バックパック |
スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル | 帽子 |
グローブ | サングラス | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 |
腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | ツエルト | 健康保険証 |
ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | トレッキングポール |
GPS機器 | アウターウェア | オーバーパンツ | バラクラバ | オーバーグローブ | 雪山用登山靴 |
アイゼン | ピッケル | ワカン | ゴーグル | ロープ | スリング |
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