行程・コース
この登山記録の行程
八方池山荘(07:42)・・・第三ケルン(08:51)・・・丸山(10:28)・・・唐松岳頂上山荘(11:23)[休憩 30分]・・・丸山・・・第三ケルン(13:51)・・・八方池山荘(14:40)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
連休初日の7日に約3か月ぶりの登山に嫁さんと二人で行ってきた。
今回は後立山の三百名山である唐松岳(2696m)を八方尾根ルートで登った。
0時過ぎに自宅を出て5時過ぎに八方尾根スキー場Pに到着。
天くらは前日までAだったが、当日はCとなっており現地はどんより曇り空。
営業開始の7時にゴンドラとリフト2本を乗り継ぎ、標高1830mの八方池山荘から登山開始。
既に雨が降り始めたがレインウエアを着るほどでもない。
最初は木道なのだが、しばらくぶりの登山なのでゆっくり進む。
八方ケルン、第2ケルンと進むにつれ雨が激しくなる。
第3ケルンからは八方池を望める。
晴れていれば八方池越しに白馬三山が望める絶好のビューポイントだが、何の眺望もない・・・・。
ここでレインウエアを着て更に標高を上げていくと、どんどん霧が濃くなってきた。
更に進んでいくとお花も増え始めるが、雨と疲労で愛でる元気もなくなってくる。
標高2300m付近には扇雪渓が現れるが、霧の中での雪渓は全てが白い世界でありあまり映えない。
更に80mほど標高を上げた右手の雪渓の岩場にライチョウがいた。
霧の中で非常にわかりにくいが、2羽がちょこちょこと餌をついばんでいる。
辛い雨の山行で唯一 笑顔になれる瞬間だった。
丸山ケルンを過ぎて稜線歩きとなると更に霧は濃くなり、次第に風も出てきた。
なんとか山小屋まで頑張ろうと、11時20分にようやく唐松山荘に着いた。
この頃には視界がほぼ無くなり、風もかなり強くなり、雨・風・霧の三重苦状態となった。
ところが、山小屋は宿泊者のみ利用可能で、トイレ以外の利用は拒否られた・・・・。
コロナの影響で仕方ないのだが、天候によっては柔軟な対応をしてもらえるとありがたい。
嫁さんと三重苦の中で、おにぎりの立食パーティーを開催し、ザックをデポして山頂を目指そうと思ったが、嫁さんの唇が紫色になっていたので、低体温症になっても困るのでここでの撤退を決断した。
下りはやはり久しぶりの登山でもあり、膝・股関節・腰が悲鳴をあげ始めて、なんならザックを担いでいる肩まで痛くなってきた。
雨が降っているせいで大した岩場・ガレ場ではないにもかかわらず、足を滑らせる不安から慎重になりすぎてより筋肉に負担がかかったようだ。
最後まで雨が止むことはなく、霧が晴れることもなく結果的に撤退で良かったのかもしれない。
下山後、ゴンドラテラスでスタバを飲んで体温回復してほっと一息。
次回は唐松~五竜の縦走でリベンジしたい!!