行程・コース
天候
曇りのち晴れ。昼前から雲が増える
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
大峠の駐車場利用。無料。簡易トイレあり
この登山記録の行程
大峠(07:20)・・・赤岩ノ丸(07:50) [休憩 5分]・・・黒岳(08:35)[休憩 5分]・・・白谷ノ丸(08:50) [休憩 30分]・・・湯ノ沢峠(10:00)・・・大蔵高丸(10:35) [休憩 10分]・・・ハマイバ丸(11:10) [休憩 15分]・・・大蔵高丸(11:50) ・・・湯ノ沢峠(12:20) [休憩 5分]・・・白谷ノ丸(13:10) [休憩 20分] ・・・黒岳(13:45) ・・・大峠(14:40)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
標高1700mを超える稜線の木々は大部分の葉を落とし早や晩秋の装い。天気に恵まれ、大月市選定の秀麗富岳12景の第3番に指定された山頂の富士の眺めは最高。平日でもあり途中行き会ったのは10人ほどで、静かな稜線歩き堪能した。
駐車場から道標にしたがって黒岳を目指し、紅葉の樹林帯を歩きだす。約30分の赤岩ノ丸の手前で南の展望が開け山頂部に雪を頂いた富士が姿をあらわした。台風による倒木が道をふさいでいるところが多いが、登山道は倒木を避けてつけられており通過に支障はない。牛奥ノ雁ヶ腹摺山方面への分岐を左に行くとすぐコースの最高点、黒岳の山頂であるが木々にさえぎられて展望はなし。先を急ぐ。
ヤマタイム地図に名前はないが、白谷ノ丸は本コース一番の展望台である。南側にカヤトの原が広がり、正面に富士山の雄姿。手前には三つ峠、その前の稜線は目指す大蔵高丸とハマイバ丸。富士の左側には御正体山をはじめとする道志の山々から丹沢の峰々が続き、東側の雁ヶ腹摺山の左手には奥多摩の大岳山が姿を見せていた。富士の右手には山頂が白く輝く荒川三山から白根三山、そして甲斐駒ヶ岳へと続く南アルプスの山々がくっきり。北岳の手前には鳳凰三山、地蔵岳のオベリスクも確認できた。西から北にかけては八ヶ岳や金峰山や北奥千丈岳など、たっぷりの展望を楽しむことが出来た。
湯ノ沢峠までは急降下が続く。途中霜柱が解けて滑りやすいところもある。
湯ノ沢峠からハマイバ丸までは、大蔵高丸まで少し登りはあるがそれ以外は多少のアップダウンはあるが気持ちのいい尾根道が続く。大蔵高丸への途中には湯ノ沢峠のお花畑があるが、今は一面草紅葉の原となっていた。
大蔵高丸山頂も格好の展望台である。北側の一部が木々にさえぎられているがそれ以外はさえぎるものがない展望が広がる。北側の白谷ノ丸のカヤトの原や、その右の雁ヶ腹摺山が美しい。富士に少し雲がかかり、遠くの山々はかすんできてしまった。
ハマイバ丸の山頂は木々に囲まれているが、富士の方向だけ林が切り開かれている。ハマイバは破魔射場と書くが、昔、麓の真木の人たちが山頂で破魔矢を射たことからその名がついたという。なお、山に「丸」の名がついているところがこの付近や丹沢などにあるが、これは古代朝鮮語の「峰」を表す言葉からきているらしい。
帰路は大峠まで往路を戻ったが、湯ノ沢峠からの白谷ノ丸までの登りがアルバイトを強いられる。また赤岩ノ丸は巻道を通過した。
本コースはほとんどが尾根筋に登山道がつけられているので迷うようなところはない。空気が澄んだこれからのシーズンはお勧めであるが、11月下旬には林道が冬季閉鎖となるので注意したい。なお湯ノ沢峠には車道が登ってきているが、今は道路崩壊のため復旧作業中である。
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