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幸先詣 道を聞かれることも多かった奥高尾

高尾山~小仏城山往復( 関東)

パーティ: 2人 (カピトラ さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

曇りのち晴れ

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

高尾山口駅(04:50)・・・稲荷山(05:30)[休憩 5分]・・・高尾山(06:15)[休憩 5分]・・・高尾山(06:23)・・・大垂水峠分岐(06:38)・・・城山(小仏城山)(07:07)[休憩 17分]・・・大垂水峠分岐(07:40)・・・高尾山(08:05)[休憩 6分]・・・高尾山駅(08:39)

コース

総距離
約10.7km
累積標高差
上り約992m
下り約710m
コースタイム
標準4時間9
自己3時間16
倍率0.79

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

2020年最後の日曜日は、稲荷山コースで高尾山頂に向かい、二人で静かな幸先詣です。
暗い空には星が輝き、街の明かりも眠ったまま瞬いているような午前5時半、薬王院の鐘の音が聞こえてきて、厳かな雰囲気でした。 歩いていても自然と「祈り」の気持ちになりますので、今年一年の無事に感謝し、新しい年の健康と平穏とを心からお祈りしました。

この日は、混雑が始まる前に帰りたいと思い、高尾山から小仏城山までの往復で終了。
後ろ髪引かれる思いもありましたが…この先は、また来年ということにしました。

…そういえば、以前はよく奥高尾で道を聞かれていたな…と、思い出します。

一番多かった質問が、何故か「(高尾山の)山頂はどこですか?」。
この質問の一番多い場所は、大垂水峠分岐の周辺です。
もみじ台への階段を、さあ上るぞ!というときに、たった今全てを下り終えて来られた方にそう聞かれたときには、一瞬言葉に詰まりましたが…(階段を上り返してとは言いにくいので)、階段の両側の、もみじ台を巻いて戻る道のご説明をしました。

同じ質問は、まさにその「もみじ台を巻いていく道」でもたまにあります。
富士見台の東屋の近くで、全く逆方向を指して「高尾山はこっちですか?」と聞かれたこともあります。

この方たちだけではなく、多くの方が高尾山を通り過ぎてから「まだかな?」「何か変だな?」と、不安になるのだろうと思います。 いわゆる「観光客」風の服装でもなく、ハイキングやトレッキングも、それなりのご経験はおありの方々ばかりのようにお見受けするのですが、それでも、つい、誰かに尋ねてしまうような…そんなトリックみたいな要素が、高尾山にはあるのかもしれません。

山頂の真下を、それと気付かずに通過してしまう一番の原因は、おそらく、「よく整備された良い道」が多すぎるからなのじゃないかと思っています。
何も考えずに通り過ぎてしまいがちな分岐(=ある意味、罠)が多くて、人もいっぱいなので、何処をどう進んでも「間違い」ではないのが曲者なのでしょう。

例えば6号路の階段を上り詰めて、綺麗なベンチがたくさん並んでいる気持ちの良い広場に出たら、感覚的に「今歩いてきた方向(右手)に戻る」ような進み方は考えにくく、しかもそちらは舗装路のようなので、左の登山道っぽい方へとついつい進んでしまう…。 そして、見上げれば大変そうな階段(稲荷山コースのクライマックス)です。
「直登じゃなくて、こっちの巻き道でも行けそうかな?」と、思ってしまうのかもしれません。

…しかし、……「ここから奥高尾」も見ていないことになるのは、まあ、未だに謎・ではあります…。

今後暫くの間、6号路は通行止となりますので、高尾山口駅前から高尾山頂への登りは、迷いようのない1号路と稲荷山コースとの、事実上二択ということになるかと思います(それ以外のコースから入山される方は、さすがに地図を見て/持ってこられるだろうと思います)ので、稲荷山コースなら、「最後に試練の階段がある!」と承知して歩かれれば、その後も迷う要素は無いだろうな…と。

奥高尾の縦走路に入っても、実は「右か?左か?」と迷いそうな道はいくつかあり、実際尋ねられることも多いのですが、基本的にはどの道を選んでも遭難するような場所はありません。 
何処をどう進んでも必ず何らかの指導標や案内図やお茶屋さんや、或いは山頂や登山口にたどり着き、必ず一人や二人のハイカー/ランナーに出会うのが、高尾・奥高尾の大きな特徴であり魅力だと思うのです。

迷っても大丈夫。 
地図もコンパスもなくても、身体さえ無事なら要救助の事態にはならないだろうと思います。
ただ、ちょっと余分に歩いて疲れるだけ。

…ああ、そういえば、一度だけ完全に道も何もない「藪」から突然現れた人に、「ここは何処ですか?」と聞かれて仰天したことがあります。 
一応、お答えはしましたが、その方がどこから来られたのかをお尋ねする気にはなりませんでした。
早朝でしたが…本当に、どこからどう歩いてこられたのか、いまだに時々首を傾げます…。

もう、この先ずっと、あまり人と会わない山歩きが続くのかと思うと、ちょっと寂しい気もします。
本当に大変だった一年が終わろうとしているのだな…と、しみじみ。
この日も無事に過ごせて良かったです。

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フォトギャラリー:5枚

小仏城山からの富士山。
先週よりは少し雪が増えたかな?

まだ誰もいない城山茶屋さん。
寒い冬の日には、あたたかい飲み物や食べ物が嬉しくて有難かったけど…まだしばらくの間はご縁がなさそうで、残念です。

もみじ台からの富士山。

これから混雑が始まりますね。

すっかりお正月の準備は整っているようなのに…いつもとは違う年の瀬です。

装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え
地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ ナイフ
修理用具 ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 虫除け
熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ トレッキングポール
カップ ローソク・ランタン
【その他】 携帯トイレ、マスク類、除菌グッズ、ゴミ用チャック付ポリ袋、座布団

登った山

高尾山

高尾山

599m

小仏城山

小仏城山

670m

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