行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
ナビであれば「マキノ高原温泉さらさ」をセットするとよい。近くには有名なメタセコイヤ並木道がある。
登山用駐車場は、温泉の手前にある。トイレは温泉の周辺や登山口の手前にもある。登山口は、駐車場から見上げたスキー場を真正面にひたすら上がっていくとある。
この登山記録の行程
駐車場(05:48)・・・赤坂山登山口(06:01)・・・ブナの木平の東屋(06:36)・・・粟柄越・・・赤坂山(07:20)・・・粟柄越・・・寒風への分岐・・・寒風(08:12)・・・大谷山(08:36)・・・白石平・・・抜土・・・大御影山(10:18)・・・抜土・・・白石平(11:57)(昼食~12:41)・・・大谷山(12:52)・・・寒風(13:15)・・・白いベンチ・・・西山林道出合・・・駐車場(14:16)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
再びレオさんからのお誘い。
「どこか行きたい場所ありますか?」の問いに、「大御影山」と答えると、「じゃ、赤坂山から大御影山までを縦走して戻ってきましょう」とすかさずレオさん。
さすがレオさん。普通、歩く人でも赤坂山から寒風の周遊。もしくは足を延ばしても大谷山までピストンすればたいしたもの。赤坂山から大御影山間をピストンする人はあまりいないと思うが、それを事も無げにさらっと言ってしまう健脚健在のレオさんに嬉しくなる。
赤坂山から大御影山は中央分水嶺であり高島トレイルの一部。日本を代表するトレイルで、自分にとっても特別な場所だ。四季を通して素晴らしい風景を見せてくれるが、新緑のブナ林を抜けるように歩くことができる春はとりわけお勧めだ。
マキノ高原のスキー場を登って登山口へ。
オフシーズンのスキー場は、キャンプ場へと姿を変えているが、今年のGWは前半悪天候が続いたこともありまばらだった。
今日と明日は晴れると聞いていたが、見上げると灰色の分厚い雲が赤坂山方面をすっぽりと覆っていた。
そのうち晴れるだろうと、もくもくと最初の目的地「赤坂山」を目指し登っていく。
途中、斜面一面にイワカガミが咲いていた。以前、関東の方が「春になるとイワカガミやイワウチワを探して山に入るのが楽しみ」と言っていたが、北陸方面では斜面どころか山全体がイワカガミやイワウチワで包まれた風景はそう珍しくない。イワウチワの淡いピンクの花弁を見ると、「春が来たなぁ」と思う。
赤坂山へ到着。真っ白で隣の頂「禿の明王」さえも見えない。
「本当に晴れるのか?」と思いつつ、そのまま寒風へと向かう。
一旦、登ってきた道を少し戻り、分岐点から寒風へ。赤坂山から寒風までは、熊笹に覆われた稜線を歩く。草原をかき分けるように延びていく登山道。低山ながらアルプス級の稜線を感じることができる。
稜線を歩いているうちに雲が動き出した。
すーっと晴れていく雲。嫋やかな稜線の全貌があらわになり、雲とのコントラストがたまらなく美しい。「そう、この風景が見たかった。」
寒風から大谷山を経て抜土へ。
抜土は峠になっていて、福井県(新庄)から林道を辿って車で来ることができる。近くには綺麗な沢が流れているため、高島トレイルの貴重な水場として休憩ポイントとしても知られている。自分もテントを背負って縦走した時には、沢の水でマルタイの棒ラーメンをお昼ご飯に作った記憶がある。
抜土から大御影山への登りルートは多少荒れていて歩きづらいが、登り切ってしまえばブナ林に囲まれた最高の縦走路がまっている。高島トレイルの中でも、もっとも美しい場所の一つと言える。
大御影山は花の山としても知られている。登山道の脇には遅咲きのイワウチワやカタクリが沢山咲いていた。
大御影山の山頂で、水分補給をしてからそのままの足で、再び来た道を折り返す。途中、白石平で、琵琶湖を眼下に眺めながら昼食をとる。
下山は、寒風からは直接、マキノ高原へ。途中、登山口のあったマキノ高原スキー場が遠くに見えた。スタート時点ではまばらだったが、いつの間にかカラフルなテントで埋め尽くされていた。ようやくGWの穏やかな日がやってきたか。
それにしても高島トレイルのブナ林は、やはり鉄板だ。瑞々しい新緑に包まれ、いつまでも歩きたくなるような素敵な縦走だった。さて、明日はどこに行こうか。。。
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