行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
内山峠の登山者用駐車場利用。未舗装。10数台可能
この登山記録の行程
内山峠登山者駐車場(07:05)・・・鋏岩修験道場跡(07:45)[休憩 05分]・・・一杯水(08:10)・・・艫岩展望台(08:30)[休憩 20分]・・・相沢分岐(08:55)・・・荒船山(P1356)(09:10)・・・経塚入口(09:20)・・・荒船山=経塚山(09:30)[休憩 10分]・・・経塚入口(09:40)・・・荒船山(P1356)(09:50)・・・相沢分岐(10:10)・・・艫岩展望台(10:15)[休憩 30分]・・・一杯水(11:00)・・・鋏岩修験道場跡(11:20・・・内山峠登山者駐車場(12:00)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
その特異な山容で知られる上州の名山・荒船山を内山峠から往復した。夏の日差しに緑は輝き、山中はハルゼミのシャワー。クリンソウもたくさん咲いていた。
駐車場の奥が登山道入り口。よく整備された木立の中の登山道が続く。途中道標もなく道が二つに分かれているところがあるが、その先で合流するのでどちらを通ってもいい。鋏岩修験道場跡は好休憩地。登山道の右手、木立の間から艫岩の大岩壁が見え隠れする。一杯水を過ぎると一登りで台地の上に着き、あとは艫岩展望台まで平たんな道である。
荒船山は妙義山などと同時代に噴火した古い火山で、荒船山を象徴する艫岩の大岩壁はそのカルデラ壁の一部が浸食によって残された地形だそうである。その山容から荒海を進む船にたとえられ、艫岩はその船尾にあたるところから名づけられている。大きく切れ落ちた大岩壁の眼下に国道を通る車が小さく見え、眼前に緑の山並みが大きく広がっている。展望台の案内板によれば浅間山を中心に八ヶ岳から北アルプス、谷川岳などの上越国境の山々や榛名山、赤城山、などが見えるとのことだが、かすかに浅間山は見えたものの、遠くはかすんでしまっていた。
避難小屋の脇を通って荒船山の最高点である経塚山(行塚山とも)に向けて歩きはじめる。平たんな歩きやすい道で、途中、登山道をわずか外れたところに2カ所ほどロープで囲われたクリンソウの群落地がある。湿原の緑の中に赤いクリンソウの花が映え、見事だった。
荒船山は昔から人々に親しまれてきた山である。登山道の途中に荒船山にかかわる神話にちなむ石碑がたっている。また苔むした祠があるところが1356mの荒船山山頂であるが、うっかりすると山頂と気が付かないで通過してしまうだろう。
荒船不動方面への道を分ける経塚入口から一登りで荒船山最高点の経塚山に着く。祠のたつ山頂は木立に囲まれ展望がないのが残念である。
岐路は往路を戻り、その後神津牧場に回った。アイスクリームが美味しかった。
平日の早朝だったこともあり登りの間はほとんど人に会わなかったが、艫岩で数組の登山者に会ってから何組ものグループと遭遇した。やはり人気の山である。登山道入り口に「熊出没注意」とともに「登山道の一部に崩落あり」との看板があるが、道はよく整備されロープや丸太で補強してある。艫岩への急登では切れ落ちた斜面ややせ尾根もあり、階段やクサリやロープがつけられたところもあるので注意が必要。また登山道は滑りやすい赤土のところがあるので特に下りでは注意が必要である。
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