行程・コース
この登山記録の行程
八合目小屋(11:22)・・・阿弥陀池避難小屋(12:40)・・・男女岳(12:54)・・・阿弥陀池避難小屋(13:05)・・・男岳(13:29)[休憩 20分]・・・大焼砂分岐(15:01)・・・横岳(15:33)・・・焼森(15:51)[休憩 10分]・・・八合目小屋(16:31)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
雨の多い天気が続くが、北東北では若干晴れ間の出るところがありそうだ。
そこで、大人の休日倶楽部の会員限定切符を使って東北遠征。コマクサやシラネアオイが見れればと思い、初めての秋田駒ケ岳に行く。標高1600mほどの山だが高山植物の宝庫だ。
秋田新幹線で田沢湖駅で下車し、バスで八合目(標高1300m)へ。
主峰の男女岳(標高1637m)、男岳(標高1623m)をめぐって、八合目に戻ってくる。
八合目バス停からなら、標高差は300m程度の易しいコースだ。
午前中は、ガスが多かったが、午後からはきれいに晴れ渡り、気持ちよく歩くことができた。
シラネアオイは、今年はもう見られないかと思っていたが、ムーミン谷への下りに、まだ、多く咲いていた。コマクサも大焼砂で多く見られた。
中部山岳などではあまり見ない花も多く、花の種類も、量の多さも見事だった。
土曜日で、梅雨の晴れ間ということもあり、多くの登山客で一杯だった。ツアーで来ている大勢の人たちもあり、阿弥陀池や、男女岳山頂などでは、とても人が多かった。
これだけ人が多いと、中にはマナーの悪い人たちもいて、登り優先など関係なく、大勢でガンガン下ってくる人たちや、保護柵の中にザックを置いて休む人など、残念な人たちも見られた。
今度来るときは、平日にすれば、もっと静かに歩けるだろうか?
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駒ケ岳八合目バス停
ツマトリソウ
ナナカマド
マイヅルソウ
ムラサキヤシオ
オオバキスミレ
イワテハタザオ。
岩手山や秋田駒ケ岳の岩礫地に生えるこのあたりの固有種。
ノウゴウイチゴ
ミヤマキンバイ
片倉岳展望所。残念ながらガスで展望はなかった。
イワベンケイ(雌株)
オノエラン
ゴゼンタチバナ
キバナコマノツメ
ミヤマダイコンソウ
ヒメイワカガミ?
ハイマツ(実)
サラサドウダン
ムシトリスミレ。スミレの仲間ではなくタヌキモ科の食虫植物。
コバイケイソウ
ハクサンボウフウ
ベニバナイチゴ
ミツバオウレン
コイワカガミ?
ミネカエデ?
コヨウラクツツジ
チングルマ
ハクサンチドリ
ミヤマウスユキソウ
阿弥陀池付近のお花畑から男女岳
ヒナザクラ
イワイチョウ
イワベンケイ(雄株)
男女岳山頂。人が多い。
避難小屋付近では保護柵の中にザックを置く不届き者。マナーの悪い登山者はレッドカード退場だ。
阿弥陀池と男女岳
エゾツツジ(蕾)
男岳山頂
ナガバツガザクラ
ムーミン谷への下り
シラネアオイ。
ムーミン谷への下りにたくさん咲いていた。
ミヤマスミレ
チングルマの群生。このあたりのチングルマは、かなり背が高く、30cm以上はあり、ツツジの灌木のようだ。
チングルマは木だということを改めて思い出した。
駒池がもうすぐ。
ミヤマカラマツ
駒池付近から女岳を見ると、地表から蒸気が少し上がっているところが見える。地表温度の高い場所があるようだ。
ミヤマキンポウゲ
駒池。カエルが鳴いている。クロサンショウウオも生息するようだ。
池の付近は、窪地で雪が遅くまで残っていたこと。雪が無くなって、すぐ咲くのがショウジョウバカマ。
ヘビがカエルを捕えて飲み込もうとしている。が、この大きさは飲み込めないのではないだろうか?
雪渓から雪解け水が大量に流れてくる。
ウラジロヨウラク
コマクサ群生地。
タカネスミレ。コマクサと同じ火山性の砂礫に生える。
大焼砂付近。火山性の砂利道が広がる。
シロバナのコマクサ
コマクサ
横岳の山腹を黄色く染めるのは、タカネスミレがほとんど。ミヤマキンバイとコマクサがこれに混じる。
横岳
シャクナゲはまだ開花前
ヤブデマリ?
下りはこのように、道の両側に木が迫るような道。
コケモモ
焼森 1551m。
この付近までコマクサが見られる。
ウソが2羽。冬場は人里でも見れる鳥だが、夏場はこのような高山で生息している。
コミヤマハンショウヅル
雪渓の残る沢
タカネザクラ
サンカヨウ
こちらでもシラネアオイ
ズダヤクシュ
八合目に戻ってきた。これは足洗い場だが、水も飲める。雪解けの冷たい美味しい水で足洗い場だけにしておくにはもったいない。
八合目から山頂を望む
レンジャーが記録した植物。ミネズオウ、イワウメ、ウスバスミレを撮り逃した。




