行程・コース
この登山記録の行程
みどり池入口(05:10)・・・こまどり沢(06:10)[休憩 10分]・・・みどり池(06:40)[休憩 20分]・・・中山峠分岐・・・みどり池分岐・・・本沢温泉(08:25)[休憩 95分]・・・本沢温泉・・・みどり池分岐・・・中山峠分岐・・・みどり池(11:05)[休憩 40分]・・・こまどり沢・・・みどり池入口(13:00)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
雷3日。
朝の散歩で一緒になる年配者に教えて貰った言葉。
昔から夏に夕立があると寒気が居座って3日続くと言われているそうだ。
ここ数日、天気は不安定。
今日も朝からしとしとと雨が降っていた。
その中を傘も差さずに道端に生えている猫じゃらしでふざけ合って登校する小学生。
濡れて風邪ひくぞ!いう言葉にも一向に耳を傾けず、こっちにもちょっかいを出してくる。
小学生は雨が降っても元気だよなあ。
雷3日にはもう一つこの辺では謂れがあって雷が3日続くと梅雨が開けるそうだ。
そう言えば週間予報では週末に梅雨が開けそうな雰囲気。
暑い夏がやって来るね。
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そして梅雨が開けた週末。
ヤマケイアルペンガイドの八ヶ岳編を見ていると、みどり池から見上げる夏空に聳える天狗岳の写真が載っていた。
頂上目指す夏山も良いが、のんびり歩く山歩きも良いなと友人Y君を誘って本日は八ヶ岳にやってきました。
<まとめ>
みどり池入口駐車場(無料)は20台ほど駐車できます。
帰りは路駐している車もありました。
置けない場合は少し降った稲子湯駐車場(有料)にも止められます。
午後11時に駐車場に到着し車中泊。
本数は少ないですが小海駅からバスも出ています。
https://www.koumi-town.jp/office2/archives/tourism/jikokuhyou/post-158.html
トイレは稲子湯駐車場、しらびそ小屋、本沢温泉にあり。
しらびそ小屋のFacebookを覗きましたが梅雨の長雨で倒木した登山道の整備をした記事を目にし、こうした山小屋の方達のお陰で安全に登山が出来るんだろうなと感謝、感謝です。朝から匂っていた厚切りパン、餌付けされたリスに出会えたり、静寂のみどり池を眺めながらゆっくり宿泊するのも良いなあと思った、しらびそ小屋でした。
https://www.facebook.com/shirabisogoya/
源泉が標高2150mに位置し、日本最高所にある露天風呂がある本沢温泉。
料金は1000円です。記念に手書きの入湯券が貰えます。
混浴で、着替えもその場、登山道から丸見えなのでかなりの覚悟が必要です。
https://www.yatsu-honzawaonsen.com/
小屋の入口には水場があり無料なので持っていく飲料水も少なくて済みそうです。
さて、みどり池入口駐車場から出発し、真夏の日差しを隠してくれるカラマツやシラカバ、シラビソと苔の森は、全行程、涼風吹く木漏れ日の道。
しらびそ小屋、みどり池、クリンソウ自生地を経て、本沢温泉の露天風呂に一風呂浴びてくる、今回はそんな山旅です。
それでは出発します。
フォトギャラリー:95枚
駐車場の奥のこのゲートから出発です。この先、一般車は入れません。
ゲート脇で登山届があります。
橋を渡ってすぐに林道からシダがいっぱいの登山道へ入ります。
一度林道に出たら再び登山道へ。
花はオダマキなど少しだけ咲いていました。
シラカバと湿原。
林道に出てしばらくは広い道です。
見晴らしは少しだけ。
シダが生い茂る緩やかな道を進ます。
コマドリ沢のベンチにはあと40分の看板も。
テーブルには黄色いキノコ?菌?も生えていました。
この先は苔の森。
名前は分からないけど色々な苔が登山道に。
たくさんの銀ちゃんも。
さらに苔の道を進むと大きなキノコを発見!
アミガサダケ(後で調べて)近所の公園にもこんなの生えていた気がするけどもっと小さかったような。
そしてこの分岐の標識が出ればしらびそ小屋まであと少し。
すると何やらトーストの焼けた良い匂いがしてきて、平坦な道の先には。
しらびそ小屋到着。
そして目に飛び込んできたのは、まさしくヤマケイアルペンガイ<八ヶ岳>編で見たみどり池からの天狗岳!静寂の池は鏡のよう。
みどり池でリュックを置いて一休み。
池の周りにはクリンソウがポツリポツリと咲いていて。
水辺に浮かぶクリンソウ。
綺麗だなあ~。
小屋は宿泊者の方が朝食を食べていて売店は開いていなかったので先に進みます。
暫くは平坦な登山道。
昔のレールかな?
中山峠との分岐。
この先も苔の道。
苔むした倒木の下から湧水が流れ出し、小さな沢と合流。
冷たい。
橋を渡ったり
苔の倒木を乗り越えたり
湿原は
緑の苔で覆いつくされていた。
涼しくて良い雰囲気。
クリンソウもたくさん咲いていました!
この時期に咲いているなんて標高が高いからかな。
苔も一杯。
クリンソウも一杯。
木漏れ日が小さな風景を作り出します。
見上げれば夏空。
クリンソウ自生地を後にすると。
シラビソの森を少し登って降って。
本沢温泉への林道に合流します。
ここからは所々クリンソウが咲いていて。
予想外のクリンソウの道。
程なく本沢温泉に到着。
露天風呂楽しみ~。
まずは受付で1人1000円の入湯料を払います。
10分ほど夏沢峠までの登山道を進みます。
硫黄岳も見えてきました。
温泉の説明板。陰で見づらいですね。
咲残りのシャクナゲのトンネルを潜ると
見えてきました=!
露天風呂=!!
この時間なら人がいないかなと思っていたら先客が2名いらっしゃました。考えることは皆同じか(笑)
失礼してその場で着替えて入浴。
湯舟は3人も入れば一杯ですがまさに大自然の中の露天風呂。
硫黄泉はとても熱かったですが風呂から出て素っ裸で風にあたってと繰り返していたら30分近く入っていました。
良い温泉でした。
でもちょっとまとわりつくアブが多ったです。。。。。
手書きの入湯券。
さて本沢温泉に戻ろうか。
小屋に帰ってきて水筒の氷で冷やして持参したコーラで、
二人で夏空に乾杯!
くう~最高~!!
小屋の周りの緑も綺麗です。
休憩したらクリンソウ咲く道を戻ります。
帰りは数名の団体さんとすれ違いましたが
静かな森をゆっくりと歩きます。
クリンソウもまだまだ見頃。
暫くは楽しめるのではないでしょうか。
小さな観音様のような苔もありました。
みどり池に戻って
しらびそ小屋で自分はレアチーズケーキセットを友人Y君はカレーライスを。
小屋の窓の外にはなんとリスが遊びに来ていました。
夢中で餌をムシャムシャと。
可愛い。
他にも野鳥の姿も。
小屋の中は数組先客がいたので外のベンチでいただくことに。
すると尺取虫がいました。
暫くしてケーキセットが運ばれてきて。
一口。パク。二口。パク。
あっという間に完食。
そして池を見ながらおにぎりも食べてのんびりと。
中々良い休日だったなあ~。
さて、お腹も膨れたので帰りますか。
帰り道に朝とは違うアミガサダケを発見!
親子で。
帰りも苔の道を降って
カラマツの林道を進み
シダの森を抜けたら
無事駐車場到着。
お疲れ様~。
そして稲子湯で汗を流す。
帰りの道から見た南八ヶ岳の稜線。
今日は天気が良かったから主稜線は人がいっぱい登っているんだろうなあ。
さて、時間があったので苔繋がりで佐久市の岩村田のヒカリゴケ自生地へ寄り道。
説明板。
金網越しに覗くとたくさんのヒカリゴケが。
こんなに一か所で見たのは初めてかも。
そうそう天井の緑苔はヒカリゴケじゃないみたいですよ。