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長井葉山(奥の院から見る鋭鋒・祝瓶山❣️)2021

長井葉山( 東北)

パーティ: 1人 (ブナ太郎 さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 葉山森林公園には5、6台駐車できます。その先にも数台止められます。

この登山記録の行程

葉山森林公園(09:01)・・・白兎口(9:02)・・・葉山(11:16)・・・奥の院(11:28)【休憩26分】・・・1264.7mピーク(12:32)・・・葉山(12:53)・・・大角沢登山口(14:02)・・・葉山森林公園(14:47)

コース

総距離
約14.7km
累積標高差
上り約1,318m
下り約1,318m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

■今年は冬の訪れが遅く、今までならば山形県の山にはもう行けない時期なのに、まだ十分に歩けそうな天気がこの週末も続いている。先々週は、村山葉山を歩いたが、もう一山、同じ葉山のご縁ということで、長井葉山に登る。初めての山である。
■山形寺自動車道の蔵王インターで下りて山形市を抜け、上山市を通って白鷹町に入ります。峠を下って行く途中、突然、大朝日岳が姿を現しました。山頂部は真っ白になっていました。その手前には長井葉山がどこまでも平たい頂稜を南北に伸ばしている。特徴がなく、学童登山にも使われる山なので、これまで何度か姿を見ていながら訪れたことがなかった。
■葉山森林公園の駐車場に車を止め、9時少し前に出発した。ずいぶん遅いスタートになった。沢音を聞きながら数分、林道を歩くと、鳥居が現れた。この鳥居をくぐって登山道に入る。ここから葉山神社、そして奥の院に進むわけなので、登山道はまさに参道である。
■この登山道は、嬉しいことにブナの道だった。標高の低い地点では、ブナの二次林にアカマツが混じり、標高を上げると、ブナと植林したスギの森に変わる。ブナの太い木が散在するようになると、登山道の傾斜が増してくる。林床にはイワウチワの濃い緑の葉が目立つ。ここはブナとイワウチワの道である。
■ブナの純林に変わる頃には、登山道は急登となり、予想よりも遥かに厳しい登りが続いた。長井葉山は、学童登山の楽チンな山ではなかった。樹間からは、白鷹や長井の町が見え、南には米沢の盆地が広がっている。夏場には展望が乏しい道だろうが、葉の落ちた今の時期は開放感があって、厳しい登りもあまり苦にならない。
■細いブナの二次林になると傾斜は緩み、湿地帯の先にある葉山神社に着いた。ここでは休まず、広い湿地帯の御田を見てから奥の院に向かう。10分ほどで奥の院に到着した。あまり広くない広場にケルンが二つある。ここからの眺めが素晴らしい。今日は霞が強く、飯豊連峰や吾妻連峰は霞んでいるが、目の前には存在感が十分の鋭鋒、祝瓶山が大きく見えていた。
■30分ほど休んで奥の院を後にし、葉山神社には戻らずに、もしかすると大朝日岳が見えるかもしれないと期待して、大朝日岳への道を八形峰の手前まで進んでみた。この道は傾斜もそれほどでもなく、途中に池塘がある。ブナの萎縮林を歩いて、1264.7mピークに着いた。ここから樹間に、真っ白な大朝日岳を見ることができた。この先は、いったん下って八形峰に登り返すようで、見たところ、展望の効きそうな所が見当たらなかったので、ここで引き返すことにした。
■葉山神社からは勧進代コースを下る。この道は軍道を利用した道のようで、幅広く、整備が行き届き、傾斜も緩やかと、本当に気分よく歩ける。ここもずっとブナの森が続き、傾斜がきつくなっても、落ち葉がフカフカでつづら折りの登山道は、歩くのが楽しくなってくる。
■それでも急な道には変わりなく、最後には急傾斜となった道を大角沢登山口に降り立った。ここからは、ちょっと長い林道・車道歩きが始まる。秋の終わりの気配と、少し冷たくなった空気を感じながら、14時47分に葉山森林公園に戻った。朝日連峰の山々が白く染まり始めるこの時期ももちろんいいのだが、イワウチワの咲く新緑の頃も、素晴らしいに違いないだろう。

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装備・携行品

登った山

葉山

葉山

1,264m

よく似たコース

葉山 山形県

朝日連峰東端にあって篤い信仰を集める山

最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
7時間
難易度
★★
コース定数
29
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